ジョージ・マイケル、3年振りとなる2作目、R&B61位・POP2位を記録。前作は世界で2500万枚というモンスターヒットとなりましたが、それでも本作は800万枚以上を記録と、好調をキープ。前作と大幅に変わった主観で言うと、R&Bとしてのチャートアクションがメッキリ無くなった事。かろうじてアルバムチャートインはしたものの、シングルは一切なし。だいぶ音の方向性は変ったのだろうと推察。ジャケットも、ちょっぴり変化球だし。亡くなる前から決定していた来年3月にはデラックスエディション発売。そちらも気になるところですが、本編聴き込んだりしてこなかったので、今になってですが、追悼で聴いていきます。1. Praying For Time
1stシングル、POP1位を記録。初っ端からバラード、このアルバムの攻め方は、レーベルと揉めそう(いや、揉めてたし、結果)。ジョージが表現したい世界、かなり鎮まる世界、奥底のディープな部分を表現、凄く解釈が難しいけど、フェイスに続き、今回は祈り、繋がってるけど、方向性は180度ガラリ
2. Freedom
2ndシングル、POP16位・Dance8位を記録。シングルでは"Freedom '90" と銘打ち、以降こういう年数を入れる曲名が勃発していきましたね。ファンキーなんだけど、メロディアスさは若干薄いのかも。難解に曲を紡いでるなぁと
3. They Won't Go When I Go
Stevie Wonder, Yvonne Wright 作。とにかく暗い、暗闇から湧き上がるようなスロウ、ピアノ1本と、恐ろしい感じのコーラス(喚きのようでも)、どうにも呪縛の世界
4. Something To Save
アコースティックギターを鳴らし、重き弦も若干入り、堂々と歌い上げる謳い手冥利な曲というか、ロックプローチも強いかな
5. Cowboys & Angels
6thシングル、UKにてシングルカット。麗しい滑らかさ、これは彼の好きな路線かもね。後のOlder でも、こういうゆったり軽快さは目立ったし
6. Waiting For That Day (You Can't Always Get What You Want)
前者が3rdシングル、POP27位を記録。Mick Jagger, Keith Richards 共作、アコースティックにジャカジャカと、声の広がりは頼もしく、ジョージにしか鳴らせないような響きのための音、メロディって感じがする
7. Mothers Pride
5thシングル、POP46位を記録。哀しさを表現するような音、母への愛情の強さが伝う。2005年に実母が亡くなり、その後ジョージはかなりネガティブになっていたようなので、この時からも既に家族の大事さを思っていたことに素敵さを覚えます
8. Heal The Pain
4thシングル、UKにてシングルカット。アコースティックに、ちょっと華やかさも出てくるけど、正に痛みの癒しにはつながっている感じだけど、1970年代UKポップアプローチにも近いかな、シャラランとしてて
9. Soul Free
最終7thシングル。案外、シングルは出しまくってたけど、シングルぽさは薄め。音をきらっと叩きながらも、メロディや音の掴みは難解。ヴォーカルの聴きやすさも擦り減り、テクニックは相当上昇
10. Waiting (Reprise)
2分半の静かな中で、色々駆使してきた試行錯誤をフェードアウトしていくような、心休まるようなスロウ
10曲・48分。前作の大成功を受けて、違った形で音楽に挑んで、成功はしたものの、レコード会社としては不満足だったんだろうなぁと推察。でも、ジョージが表現したい世界観は、こういう感じが強かったんだろうな、以降の作品を踏まえても。PVだったり、プロモ施策も薄くなってしまったけど、来年のデラックスエディションはどう今に捉えられるかも注目したいところです。
George Michael
Sony
1990-09-14
ジョージ・マイケル
エピックレコードジャパン
1990-09-01
Imports
2017-03-03
ジョージ・マイケル
SMJ
2017-03-08
ジョージ・マイケル
SMJ
2017-03-08