1999年デビューからコンスタントにリリースしてきたアメリカの女性歌手ケリス、約3年9ヶ月振りとなる5thで、POP48位・Dance5位を記録。初期の頃は断片的に聴いてたけど、全然聴かなくなっちゃったというか、あんま自然と情報が入ってこなかったというか。でも、人気は維持してるし。本作は、結構さっくり短い10曲でゲストという切りこみもなければ、R&Bヒットも飛ばしてない状態なので、どんな音楽性になってるか、ドキワク。1. Intro
イントロ言えど、籠った感じにもスペイシーな印象を与える。不思議な感触、アップダウン。そしてダンスフロアーのスタートを予見
2. 22nd Century
ハスキーな声を真っすぐ発しながら、テンポ良い攻勢なサウンドにてダンスを涼しげに展開。音と声の融合が気持ちよく。完全ではないもののEDMに近い要素にて。終盤、ストーリー性にて繋げていったり独自世界観が見事で
3. 4th Of July (Fireworks)
2ndシングル、Dance1位を記録。ハスキーさに、音を練りこんで、テクノ的にバシバシと音を重ねていく手法素晴らしく。キラキラが中盤入ったり、美世界が素晴らしく
4. Home
じわじわ到来するダンスステップ、幾分BPMも走らせてて、当時で言うとLady Gaga あたりにも近いポップディーヴァ目指している推測。声も似てる出し方、ただ、ここまでダンスにこだわってたのも、これまでを壊しての一念発起?トランシーな音のバウンスは大好み
5. Acapella
1stシングル、Dance1位を記録。高速に駆け抜けていくけど、Donna Summer "I Feel Love" な吹き抜けていくようなサビもあって、その強弱が面白味
6. Scream
3rdシングル。ちょっと印象は変って、スクリームってよりも、EDMを遊ばせながら、当時のDavid Guetta & The Black Eyed Peas "I Got A Feeling" 状態。あれ、なんでヒットしなかったんだろ、と思うくらいに、音似てるし、楽しいし
7. Emancipate
まだまだ冷めない、新たなダンス。夜更けのテクノバウンシー、そこに洗練とケリスがヒロインのように立ち上がるように、かなり男前なサビ
8. Brave
4thシングル。ケリスっぽくない少々重めのヴォーカルに、EDMバウンシーが地道に真っすぐに伸びていく。これは確かにアルバムの印象を深めるためのシングルカットかな
9. Song For The Baby
ラストは、ホーンの懐かしい感じがアメリカの強固な部分を出しているよう(3曲目のテーマにも被りそうで)、90年代のハウスにも近い感じで、楽しい彼女ならではのダンスにて収まり
<Bonus>
10. Acapella (Benny Benassi Remix)
もう完全にEDM、かっ飛ばしてる。2010年、正にまだ走りの時代に、こうやって目をつけてリミックスを入れ込んでたとは、彼女の脱皮作戦
9曲・38分、ボートラ1曲追加で44分強。ただ、全体的に短いかな。それでもダンスをコンセプトに、そして最新のEDMを軸にしながら、ストーリーのように展開する作品でクリエイティブ度は悶絶!声も、こんなにダンスに圧巻とマッチするというのは意外だったなぁと。ただ、今までのケリスファンに向けてなのか、全くの新規に向けたアルバムなのか、その辺が葛藤してたのかもなぁと。
Kelis
Universal
2010-05-17
ケリス
ユニバーサル インターナショナル
2010-05-19