516DUc0gLYL__SL160_マクスウェル、7年の歳月をかけて前作からのコンセプト第2弾をリリース、通算5作目でR&B1位・POP3位と堂々たる順位をマーク。今年デビュー20周年、待望の初来日公演も果たし、更にはトークショーまでやったりと、親近感が沸くなぁと。彼のような音楽が未だに色々と趣向で楽しまれていくってのは、ますます注目度は高いと思います。ジャケは前作の流れを継ぎつつシンプルに、なんか今までに無い感じではあるけど。

1. All the Ways Love Can Feel
ノリ良くディスコテック混ぜながら、不穏な感じにもハスキーファルセットを軸に進行させる、不思議なファンキーさ


2. The Fall
だいぶ不規則に並んでそうな音なんだけど、アルバムタイトルから秋に向かう流れを如実に表現されているようで惹き、平坦も多く色味は薄いんだけど
3. lll
覇気あり、荒げてたり、攻勢が伝う。喉を狂わせつつ、ホーンも冴えつつ、各種いろんな音が放たれて全体で程好いパワー
4. Lake by the Ocean
1stシングル、R&B50位を記録。水辺、ハスキーにも、繊細に煌く世界が浮かぶ。声の表現、より磨かれてて惹き込まれる。今ならではPVとのリンクで、更に情景が叩き込まれるよう


5. Fingers Crossed
ピアノの音の躍動、でも丸みを帯び、鼓笛のような楽しさも、リズム・ビート、溜めだったり、彼のここぞという声だったり


6. Hostage
ちょいリズムは落としつつも、低域ヴォーカルと、夢の舞うような明るさある加音との煌き・バランスが絶妙
7. 1990x
2ndシングル予定かな。幾分洗練さが上がって、アダコンみたいな流れに現行ネオソウルの通い。音の流れは最高に大人グググな気持ちに


8. Gods
時間を移ろい、暮れゆく景色が見るよう。僅かに弾けて、爽快に進行しつつ、派手さではない流れが旨み


9. Lost
ブラックシネマの、亡骸、抜け殻、なんか悲しさに帯びた感じさえ受ける。シリアスに、しんみりと。。
10. Of All Kind
彼ならではの、ぞっこん熱烈キュンキュンでどこまでも攻めたてる素晴らしさ。声が渦になり、でもその終着はあっけないんだけど、最後は肉まん手にした如くホッコリ
11. Listen Hear
メッセージ性は強い、音はだいぶ探り気味で、音も実験的だったり。息遣いやリリック、流れは通常通り粛々となんだけど、澄まして男気って印象
12. Night
ラストは、籠って感じにも、夏の夜の余韻を噛み締める様に、そして心に秘めたものを解き放つように。それをミディアムスローにて表現する上物

12曲・47分、彼独特の奏では健在。半分以上がファルセット、あとはじりじりと焦がすような地を這うようなヴォーカル。時にビートは跳ねても、マイペースにて世界観を創っていく、丹念な生き様というか。職人的に、微細にもこだわって、そして全体でようやく全容が難解にも分かってくる、流れ合ってこそ、アルバムでの聴き方の大事さだよなぁと。

<過去レビュー>
1998年 Embrya
1999年 Fortunate
1999年 Fortunate (Single)
2001年 Now
2001年 Lifetime
2001年 Get To Know Ya
2009年 BLACKsummers'night

マックスウェル
SMJ
2016-07-06

MAXWELL
COLUM
2016-07-01