ナラダ・マイケル・ウォルデン、前作より2年振り・3枚目にして初のチャートインとなるR&B15位・POP103位を記録。ここからが彼の快進撃、自作だけでなく、プロデュースワークにまで弾み。結構中古でも高値が続いてたのですが、近年2in1, 3in2 mなど手に取りやすくなってきました。自分は後者にて。まだ4作目からの廉価は買えてませんが、これで1st〜3rdまでのレビューは完結。1. Love Me Only
ギターサウンドを前面に、かなりご機嫌!Sister Sledge "We Are Family" に似たディスコと思いきや、独自路線。ヴォーカルもLionel Richie 風に決めてるし、基軸は音メインだしクール
2. I Don't Want Nobody Else (To Dance With You)
1stシングル、R&B9位・POP47位を記録。だいぶファンクにアッパーに、垢ぬけちゃってて、この大胆さが楽しい!ホーンもパーカッションも、そしてナラダのぶっとびアドリブも多数、ヒットも納得
3. Give Your Love A Chance
2ndシングル、R&B80位を記録。優しくも意思の詰まるようなミディアム。低域とファルセットそれぞれに、涼やかな魅力
4. They Want The Feeling
完全BPM高速ディスコ、時代だけどこういうすばしっこさにナラダがメッチャ乗りまくってるのは興味深く。クラップし過ぎ、すべての演奏が躍起
5. Awakening Suite Part I: Childhood-Opening of the Heart
B面開始は、じわじわと魂を目覚めさせるようなギターフュージョン、高中正義氏のようにうねるように、ロックなんだけど、ソウル交じりに汗迸る感じで3分半
6. The Awakening
インタールードを抜けたように、タイトル曲へバトンタッチ。だいぶ景色が変わって美しく。
ストリングスでの波だったり、声のゆったりさだったり気持ちよさ抜群に
7. Listen To Me
ほんわかするファルセット、甘茶というよりも紅茶。なんか切れ味もあって、優しさ、そして洗練さもある。華麗な世界観をじわじわと攻め立て
8. Full And Satisfied
地声をベースに、楽し気な日常。幸せや豊かさに溢れた印象。普通の真っ直ぐな歌唱こそ、時々欲しくなるなぁと、甘さ・しょっぱさに、たまに薄味
9. Will You Ever Know
スロウバラード、ピアノを主体にじっくり歌いつつも、声が不器用さもあったりするので、朴訥とした感じがホロリと良いなぁと
9曲・40分。前半のインパクトが大きかったかな。出だしも、シングルも、そしてB面からの流れも旨みだっぷり!今までソウルだったり、レーベルの期待と自身の音楽性のはざまに揺れていた感じもあるんだけど、本作は時代を意識しつつも破壊して、そして新しいものに向かっていくように、彼の良さがどこまでも出てて好感。
<過去レビュー>
1976年 Garden of Love Light
1977年 I Cry, I Smile
ナラダ・マイケル・ウォルデン
イーストウエスト・ジャパン
2000-03-23
ナラダ・マイケル・ウォルデン
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-09-21
Narada Michael Walden
Bgo Records
2015-09-07
Narada Michael Walden
Edsel Records UK
2006-08-28