aretha_franklin-almighty_fire1afdfeアレサ・フランクリン、アトランティック期において1年振り・15作目となるオリジナルアルバムでR&B12位・POP63位を記録。前々作Sparkle でタッグを組んだCurtis Mayfield と本作で再び!おそらく、当初はこのコラボはアレサは気にいって無かったようですが、アトランティック後期において大ヒットとなったことを受け、さらに1978年はソウル自体の低迷が著しく、一念発起の思いでアレサが直々にCurtom に出向いたのでは?!でも、当時のカーティスもかなり低迷していたので苦労していた時代と言うのは言うまでもなく。本作、今では評価もそんな高くないし、CDにもなってないけど、自分は本作を普通にレコード屋で見つけた時、ほんと嬉しかったし(今の音楽の聴き方ではありえないんだろうけど)、ほんと思いの詰まったアルバムです。昨日アレサの情報をレビューしましたが、案外アレサのアルバムってレビューしきってないなぁと気付き、今回敢えて取り上げることにしました。

1. Almighty Fire (Woman of the Future)
1stシングル、R&B12位・POP103位を記録。あんまりアレサの映像はDVDなどでも出回ってないけど、ファンならお馴染み1978年カナダでの映像が海賊版でリリースされており(TV放送されたことあるみたい)、貴重!曲は混沌としている時代を破って未来へのメッセージとて、アレサの起爆が凄い


2. Lady, Lady
Sparkle っぽい音作りになってるので好評価。本作は、繊細な曲が少ないので、アレサの注文がかなり色濃く出てしまっているのかも。カーティスぽさよりも、ソウル革命とでもいうか…
3. More Than Just a Joy
2ndシングル、R&B51位を記録。自分はアルバムではなく、実はこのシングル盤を先に見つけて聴くことができたのが大学2年くらいの時。その時の衝撃は今でも覚えていて、中盤以降のはちきれんばかりのアレサの高音に驚異。緩いんだけど、アレサの気合がたまらなく凄い曲


4. Keep On Loving You
ディスコを意識したようなテンポアップ曲、それでもライヴなどの披露があったか分からないので、勿体ないなぁと。凄く纏まっている曲だと思います。脂っこく無く、気持ち良く聴けるエヴァーグリーンさ満天(1980年前後のレア写真詰まってたので敢えて下記YouTube リンク貼っておきました)


5. I Needed You Baby
これもSparkle 収録曲のような繊細さがタマラナイ!カーティスは絶妙にアレサをプロデュースしてくるなぁと。ほんわかしたカートムサウンドも最高だし、メロウさがアレサの作品には少なかったりするので、ソウルを超えて肌感の良さというか(後半結構力強くなってくけど)
6. Close To You
B面、ホッとするサウンドでゴスペルっぽさもある。全体のサウンド、女性コーラスの優しさ、じっくり紡いで気持ち良く
7. No Matter Who You Love
アレサのヴォーカルが前面に出るよりも、サウンドに揺らめいて展開されるミディアムで新鮮。アレサの歌唱の貫く柔らかさあってこそ
8. This You Can Believe
アルバムにとどめをくれるような揺らめき、この辺になると目立たないんだけど、唸っちゃうメロウを用意してきたなぁと、名盤さを推してくれるようで
9. I'm Your Speed
当時の夫Glynn Turman との共作(俳優さんな筈なんだけど、音楽にも興味?)、ピアノ1本で歌われるラヴソング、アレサの艶めいたヴォーカルも素敵。ゴスペルっぽいな、カーティスの手から離れ、本作はソウル言えど、ラヴソング傾倒かな、カーティスもこの時期めちゃくちゃにラヴソングだったしな

9曲・35分半、改めてパンチはあるんだけど、埋もれがちになってしまうのも分かるかなぁ。ヴォーカルは本当に良いし、いつも以上に声のパターンも多いし、その辺のプロデュースワーク、自分はかなり好みだなぁと。自分はeBay で一応CDになったのを聴いたりしているけど(非公式)、公式にCDリリースされる日はくるのだろうか。というか、CDが死語にならないうちにリリースされてほしいものだけどね。