61kOX4jGaZL__SL160_オーティス・レディング、前作から半年振りとなる3rdで、現役にて唯一のR&B1位・POP75位を記録、UKではシルヴァーを獲得(実際は死後リリースされたDog of The Bay が有名ですが、生前だと記録は然程だったようです)。彼の歌唱を他と対比するにおいて、ヒット曲のカヴァーを多く含むのはうってつけ。プロモ攻勢に出たかのように、ジャケには、オーティスではなく女性が登場。これにより白人にも取っつきやくなったというか…。

1. Ole Man Trouble
2ndシングルB面。オーティス作、ゆったりブルージーに。でも悲しげな表情のヴォーカルが何とも言えない、さっくりしている中の感情の詰まりがすこぶる響く…
2. Respect
2ndシングル、R&B4位・POP35位を記録。この2年後、Atlantic 移籍第2弾シングルとしてAretha Franklinがカヴァーし、R&B1位8週・POP1位2週の大ヒット…彼らの共演は敵いませんでしたが、アレサにこの曲を完全に取られてしまったといわせてしまった…。オーティスは、感情のベクトルをあちらこちらに振り撒いて、何ともソウルポップに楽しく。歌自体、当時のソウルにあった流れなのにアレサとは異なる趣に感じれるから不思議だー


3. A Change Is Gonna Come
Sam Cooke カヴァー、サム同様に沁みる。清廉よりも、荒げ、心の叫び、嘆きがフィットする…まるで詩人のように
4. Down in the Valley
UKシングルB面。Bert Berns, Babe Chivian, Joe Martin 作。1962年オリジナルはSolomon Burke で彼も作品に関与。
5. I've Been Loving You Too Long
1stシングル、R&B2位・POP21位を切ろう。ピアノと、なんか一体感あるんだけど、オーティスの熱く男気あるヴォーカルは好みが別れそう


6. Shake
Sam Cooke カヴァー、ダンス風に軽快、バンドとの勢いがクール。これは、抜きの楽しめる曲。ホーンだったり、ドラムだったり、それぞれが個性を出して旨み
7. My Girl
UKオンリーのシングルで11位。ピアノの上品さ、ふわりと歌う部分なんて、テンプス以上にスモーキー意識のよう。オーティスはこんなに表現を抑えたりもするんだなぁと発見


8. Wonderful World
Sam Cooke カヴァー、ミディアムに個性も賛否抑えられる感じの程良さ。流れるような絶妙な節々など、ソウルフィーリングはたっぷり
9. Rock Me Baby
B.B. Kingカヴァー、完全ブルージーにオリジナル敬愛。歌は添え、個性を随所乗せるように
10. (I Can't Get No) Satisfaction
3rdシングル、R&B4位・POP31位を記録。The Rolling Stones カヴァー、このへんの曲採用は興味深い。ジャンルが昇華し始める時代と言うか、ノリは最高!歌は無難に、でもこれは戦術勝ちって気がするし、後のソウルシンガーにも影響を与えてると思うし


11. You Don't Miss Your Water
ラストはWilliam Bell カヴァーでしっとり、アルバムとしての纏まりがコレで収まりが最高に良い!人間の奥底に訴えかけてくるような艶、強弱、気迫、カッコイイよなぁ、しびれる

11曲・33分、本作は特に目玉曲が多いので、聴いてて自然と楽しくなっちゃうのと、彼の度量を反則的に色々痛感出来て良かったなぁと。ただ、生前これが最大のヒットで終わってしまったのは悔しすぎ。だいぶ閉じ込めてるものとか、まだまだ表現できた世界が有ったと思うけどなぁって。文句無しの作品、彼が若干24歳の時の録音、今の時代と比べられない程の大人さ。

Otis Redding
2005-12-13

オーティス・レディング
Warner Music Japan =music=
2008-04-23

Otis Redding
Rhino Flashback
2008-07-15

Otis Redding オーティスレディング
Used Item
2014-12-06

オーティス・レディング
ダブリューイーエー・ジャパン
1989-01-25