シャーマ・ラーズ、オランダのAretha Franklinというキャッチコピー(?)でデビューした女性シンガー。(wiki に載ってないので情報整理できてませんが)これまでリリースしていた2枚の作品のうち1枚が何ともSing Aretha なるアレサ・フランクリン100%カヴァー集までリリース。本作は3枚目のアルバムで、ジャパンツアーを経て、世界リリースになった模様(オフィシャルHPより)。地道に日本で売り出すってのは好感、一昔前まではこういう手法も結構あったんだけど、自分はアレサのカヴァー集から聴こうとは思ってたんですが、先に本作を聴けることになったので、タナボタ気分で。1. Mean Man
クラシックな音、ソウルフィーリング溢れ自由に歌いこなす表現力、アレサというには感情の振れ幅は少ないので、あくまでも体格なんかも踏まえたキャッチコピーかなぁと。ただ、威力はあって聴き応え
2. Pick Yourself Up
温かみのある音、素朴ながらも信頼感あるヴォーカルで真っ直ぐに。コーラスとの響きも心地最高。ただ高域は若干苦しそう、Mary J. Blige のほうが似てる声質かも。ただ、備わる力は歴然、サラリとこなしてる凄み
3. Searching
可愛らしいようで透き通るようで、芯のあるヴォーカル進行。これはサウンドで惹きになって、ソウルとは若干異なるようなポップファンク風
4. Can't Sleep
叩き程良く、60年代ソウルに。コーラス含め洗練さあれ、当時の女性グループを再現しているというかドリームガールズのような世界観かな、爽快!
5. Fool For Love
サウンド的にはアレサなんかを意識してそう、"Ain't No Way" っぽいというか、セリフ等も含めて。コーラスが美しい、アナログ感もたっぷり。やっぱ、アレサよりメアリーぽいなって思う声質、ヒップホップ要素がないだけにアレサと形容されるのかなぁと思ったり
6. Watch Your Back
ネオソウルって感じかな、嫌味無くスムースにヴォーカルを拾えて、ゆったり進行して、でもヴォーカルの刻み・ステップはなかなか、細かくも表現師だなぁと
7. Interlude - Rooster By The Fresh Cuts
ファンクバンドのインタールード・インスト35秒(フェードアウト)
8. L-O-V-E
まるでライヴ、前曲はショーケースライヴの衣装チェンジみたいな間扱いなのかな。大人な雰囲気むんむん、でもだいぶ洗練された流れ。ストリングスも気持ち良いし、自然に流れるような音がたまらなくニクイ
9. Work For It
ベースラインご機嫌に飛び交い、ちょい潔い四つ打ちってとこかな。でも、自然に自分の世界に巻き込んで歌いこなしちゃってるなぁと、このサラリとした感触素晴らしい
10. Struck By Love
夏がフィットしそうなくらいにドライ、でも避暑。ほんわかと聴けるクールダウン、濃すぎず、落ち着き過ぎず、丁度良い頃愛にて
11. Till It's Done
ラストは、涼やかにも背筋が伸びるようなバラード。でも、決して重たくなく、ピアノ一本で。声の持つ説得力ってのを艶と共に感じてエンド、コーラスとの味わいが絶妙
11曲・41分半、アレサフォロワーという言葉だけが妙に期待となっての拝聴となりましたが、彼女の表現力の豊かさ、人間味、暖かさみたいなものが顕著で好きになりました。ソウルな音、あとはサラリと歌ってしまう度量、でも濃すぎず聴けるのが最大の特徴かな。ソウルが本当に好きで真っ向から勝負しているなぁと、ただのマネではない自身にフィットする曲を追及している感じが今後も応援したくなるポイントかな。
シャーマ・ラーズ
SWEET SOUL RECORDS
2014-12-03
Shirma Rouse
SWEET SOUL RECORDS
2014-12-03
Shirma Rouse
2012-03-29