IMG_1042ダイアナ・ロス、単独来日公演は1994年12月東京ドーム後の1996年6月のジャパンツアー以来約19年振りとの事(TVでも放送された1998年東京ドームで行われたBoyz ll Men, The Commodores とのモータウン40周年記念ライヴ、1999年福岡ドームで行われたPlacido Domingo, Hose Carreras との企画ライヴ以来)。現在御年70歳10ヶ月ということを踏まえても同様のキャパで来日公演が実現することは結構難しそう。なので、主催も最後の来日公演を匂わすが如く、プレアミライヴとて宣伝しまくり、あれよあれよとチケットは日本武道館2days 完売。自分は、今回最安B席(2階側方)9000円を選びましたが(予約時点で競争率激しいと思いきや、両日普通に取れた…)、アリーナ前方は記念グッズ付きとは言えVIP席47000円の大勝負!自分はWhitney Houston 来日公演のVIP席24000円で、前から30列目以上ってのに腹立った覚えがあり、そのへん慎重でした。なにせ、普段のライヴは同様の席で、こんなVIPだの棲み分けはないからね。―しかーし、日本人はお金持ってますね、今やショービジネスにもお金をバンっと払う時代になりました、なんとも即完売。ぎりぎりまで、端っこの席まで売り出されたりして、盛り上がりも必至となり、満を持して当日を迎えることになりました。

ダイアナ来日のニュースなどはメディアにはなく、本当に来日してるのかもわからない状態だったけど、18時開演(自分は18時仕事終了・・・でも定時はねぇ…)、19時開演になんとか間に合うように頑張って向かいました。自分は18時55分頃九段下に着いたんだけど、人は歩いているものの、結構閑散してる感じ。あれ、ヤバイ、切ない?なんて思ったけど(警察が結構来てて、あとで理由は分かるんだけど)、なんか複雑な想いと、恒例武道館正面の垂れ幕だけパチリして中へ。今回は2階席だったんですが、武道館に10回は来てる中で、TRF のライヴ1999年くらいのやつ、CMで“ただいまより電話予約スタート!”ってことで即繋がって取れた席が2階席最後列だった思い出がよみがえってきました、あれ以来の2階席です。すみません、話が脱線しましたね。

IMG_1041中に入ると、19時ちょうどくらい、人は端までギッシリ。もしかしたら、武道館でこんな埋まってるの見たの初めてかも(1万人は入ってたんじゃないかな)。360度ライヴなんかではもっと入るにせよ、センターステージの通常では、これは満員でしょうに。ただね、グッズ売り場なし、簡素なステージまでは良かったんだけど、スクリーンが無い…。これは、読めなかった。満員を予期していたので、2階でも余裕にスクリーン見てられると思ったんですが…そういうクルーを用意してなかったのか、御年的にアップはダメよ!ということなのか。にしても、自分は2階でも相当後列だったので、なんか下を見下ろすのが若干怖かったです。こんなに急なんですね、武道館って。下を見下ろすと、VIP席なんて、20人くらいで100万円、40人いたら200万円なんていう下世話なイメージを持ってしまいました。

開演前、安倍首相が奥様と。この時ばかりは拍手と歓声が沸きました。他にも芸能人も結構いらしていたようで。2階からはまったく状況が分かりません、雰囲気のみです。19時10分過ぎ、ようやく暗転。でも、最初音響キーンキーンしてて心配したけど、で、音も始まるんだか何だか、一応光の演出スクリーンセイバー高速みたいな感じで、幕が上がって"I'm Comin' Out" で左袖から登場。お決まりのオープニング!ワクワク!!元気じゃんね。衣装も髪もボリューミーだから、遠くから見ても存在感。今回はギター、ベース、ドラム、パーカッション、ピアノ、そしてコーラス3名、ホーン隊4名の計12名のミュージシャンと共に。声もバシバシ出てる、心配無し。本国ではライヴ頻度も減ったし、武道館級の会場でのライヴもやらなくなってけど、一気に会場を飲みこんでくれました。


前回のツアータイトル曲でもある "More Today Than Yesterday" を、ここらへんはしらけてたというか、ノリで流されたという感じ。

この後が大変!待ってましたのThe Supremes メドレー。とは言っても、ブツ切りではなく、ほぼフルで歌うようにしっかり繋いでいく好印象な流れ。"My World Is Empty Without You" を筆頭に、ここから改めて盛り上げるべく "Where Did Our Love Go" "Baby Love" "Stop! In the Name of Love" "You Can't Hurry Love" "Love Child"、知ってる曲のオンパレード、もうワクワクが続くし、会場は当時にプレイバック(自分は生まれてないけど)。モータウンにて実に12曲の全米1位を送り込んだわけだし、これだけじゃ足りないんだけど、それくらいに名曲多いからなぁ。。。満足しきれず。あー、至福。このへんで一旦袖に下がって、着替え終わって、みたいのを全部で5-6回やったかな、着替えずとも上着変わってるとか。それくらいに短時間変化しまくりでした。

この辺からは曲順は微妙に覚えてないけど、wiki の一般的なツアーの曲目を参照しつつ(前もって読んでいったものだから なんか流れ少しは分かってたんだけど)、"The Boss" でディスコ、と思ったらしっとり歌う"Touch Me in the Morning" でも後半はポップに盛り上がるんだけど光加減的にじっくり聴けーって感じだったな。"Upside Down" "Love Hangover" "Take Me Higher" この辺の流れは秀逸、特に前半は文句なし。ただ後半は知らない人も多いのかも、比較的新しいダイアナ自信のダンス曲。でも、盛り上がった方かな。"Ease On Down the Road" は、これまでライヴで披露されるような曲じゃないけど、Michael Jackson 亡き今、トリビュートの意味も含めソロで披露したんだろうね、豪快に盛り上げてくれて楽しかった。

バカラック曲"The Look of Love" は絶妙に今の彼女にフィット。アルバムLady Sings The Blues から歌ってくれたのは"Don't Explain" だったかな。彼女のキャリアにおいて、こういうのをしっかり歌ってくれたのは嬉しい限り。次いでOSTより、"Theme from Mahogany (Do You Know Where You're Going To?)"、このへんは彼女にしか繰り広げられない世界だよなぁ。

急に明るくなって"Why Do Fools Fall in Love"、そして鉄板"Ain't No Mountain High Enough" で盛り上がりまくって、今や彼女の歌とも化している1995年作からのカヴァー"I Will Survive" 、これは後半の尺を取りまくってディスコ的に会場一体にノリノリ(自分的には、最近のAretha Franklin 新作カヴァー集を聴いてる気分になってしまうのもちょっとした異常)。これにて一旦本編終了(元々本国ではこれで終了)。

次は、"Endless Love" "When You Tell Me That You Love Me" かぁ、なんて期待したけど、日本のみで大ヒットした"If We Hold On Together"。ちょっと軽めのアレンジだったけど、日本人に響くメロディなんだろうね、これが最も感動したな、声の感動師として、さすがだなぁと感じました。でね、この後ですよ、ちょっと呆気にとられたのは。プレミアライヴ、まだまだ最近のアメリカでも歌っているヒット曲が残っていると思いきや、まさかの"I Will Survive (Reprise)"…バラード攻撃で終わっても満足するけど、ここはちょっと粗雑な感じがしました。笑っちゃいました。

で、計80分弱で終了。ま、ダイアナが多く出しているCDの衣装チェンジ部の音まで収録しきったくらいの長さ(妄想)でしょうか。結構、これで終わり?と感じる方も多かったようですが、自分は予想してた範疇だったので、さっさと帰りました(笑)、余韻なし。もしや、首相の帰りに合わせたとかないよね…帰り、急いだけど、首相の車で歩行通行止めに若干止めになったのもレアな思い出です。そんな感じです。楽しかったです!

来日特設サイト
昨年行ったライオネル・リッチーの日本武道館ライブ(参考までに)

<過去レビュー>
1962年 Meet The Supremes The Supremes
1965年 More Hits by The Supremes The Supremes
1965年 At The Copa The Supremes
1965年 Merry Christmas The Supremes
1966年 The Supremes A' Go-Go The Supremes
1968年 Live at London's Talk of The Tower & Supremes
1970年 Everything Is Everything (Expanded Edition)
1973年 Diana & Marvin & Marvin Gaye
1976年 Diana Ross
1976年 Diana Ross (Bonus Track)
1977年 Baby It's Me
1978年 Ross
1979年 The Boss
1987年 Red Hot Rhythm & Blues
1989年 Greatest Hits Live
1991年 The Force Behind The Power
1993年 Christmas In Vienna - The Gift of Love with Placido Domingo & Hose Carreras
1994年 A Very Special Season
1995年 Take Me Higher
1999年 Every Day Is A New Day
2006年* Blue
2007年 Last Time I Saw Him (Expanded Edition)
2012年 Diana Ross (Expanded Edition Disc.2)
2012年 At The Copa (Expanded Edition)

ダイアナ・ロス
ユニバーサル ミュージック
2014-12-03

Diana Ross & The Supremes
Utv Records
2009-12-07

Diana Ross
Emd Int'l
2001-09-28