51toi5HoxiL__SL160_キャプチャgggメアリー・J・ブライジ、1年前にクリスマス作、半年前に全編手掛けるOSTの2枚を挟み、純粋なオリジナル作としては3年振り。実際、今流行りのサウンドを取り入れることが、どこまで彼女の評価になるのか心配なところも大きいのですが。。。というのも前作で、かなり厳しい結果になってしまったことが大きいかな(でも先日聴き直したら、"Vegas Nights" にJames Brown, Aretha Franklin, Gladys Knight なんかの名前を出して敬愛するリピートに、じわじわ再度はまりだしているんだけど)。今、アメリカを盛り上げているサウンドの主人公が揃って参加した本作、どうメアリーと昇華するのかドキドキ。

1. Therapy
1stシングル。Sam Smith, Eg White 共作。デゥーワップ的なスタート、今までのメアリーとは異なって、ディープソウルと洗練されたモダンが混ざって新感覚。自分は好きだなぁ。偏見か、最初はダメ元で聴き始めたけど、何より音と低域な声が良い


2. Doubt
Sam Romans 共作。メロディもサウンドも涼しげで、非常に豊かに、滑らかな心地。どんどんポップ、大御所になっていくメアリーに違和感を覚える人も多いかも。ただ、無理なく発する全体に寄り添える感じ
3. Not Loving You
Sam Smith, James Napier 作、しっぽり生演奏的な感じ、小さなジャズクラヴなんかで披露されそうな小粒。でも、こんな洒落た演奏とメアリー、本国では受け入れられるのかなぁ、心配になるくらいメアリーの熱い路線とは異なり
4. When You're Gone
Eg White, James Napier 共作、情念とまでは言わずとも、アコースティック的にてリリックが真摯に伝わるのは彼女の奥底の叫びと言うか、これはジワジワ来るものがある。彼女の声の個性だなぁ、コーラスが被さり、更に奥深く
5. Right Now
3rdシングル。Sam Smith, James Neiper, Guy Lawrence, Howard Lawrence 共作、Disclosure pro. の割には地味な探りの音。ライヴでは面白いチャレンジになりそうだけど


6. My Loving
Rodney Jerkins pro. っていう、もしかしたら企画とちょいズレ。でも、ハウスサウンドになって、音は確かにUKの今を感じる。でも、なんか彼女のものになっている感じがしないなぁ、サンプリング状態にはまっているようにも
7. Long Hard Look
Sam Romans, Harry Craze, Hugo Chegwin, Ben Harrison, James Murray 共作、テンポずれのようなテンションの遅さが惹き、混沌とした中に彼女の訴えが絶妙に響く、でもヒット性は無いなぁ
8. Whole Damn Year
2ndシングル、R&B46位を記録。Emeli Sande, Knox Brown 共作、Naughty Boy pro. 、もっと起爆を期待したけど、アコースティックバラード、もっとUKを感じる作品に寄るかと思いきや、だいぶ控えめに音を揃えてきた印象


9. Nobody But You
Sam Smith, James Napier, Matthew Coleman 共作、これは新しい感じの進行。ハウスでもないけど、BPM早めに、それも中低域で運び続ける度量、更に浮遊するようなサウンドにドギマギ
10. Pick Me Up
Emeli Sande, Shahid Khan, Shakil Ashraf 共作、ジャジーにリズミカルに、メアリーの声とサウンドがマッチ。でも新しさより、90年代UKサウンドって感じがする、インパクトは薄め
11. Follow
James Napier, Guy Lawrence, Howard Lawrence 共作、声の響かせ方、被せ方が妙にハマる曲。メアリーが完全にオリジナルハウスで勝負、かなりクールに決まってる!ちょっと新しさは無いままにも、彼女の声の魅力が全開
12. Worth My Time
James Napier, Stephen Fitzmaurice 共作、ラストは急落にしっとりバラード、こういう終わり方は嫌いじゃないけど、最近この手のバラード多いなぁと

12曲・45分、国内盤はリミックス4曲追加収録。個人的に、UK言ってもそこまでゴリゴリじゃなかったので聴き易かったかも。一方で軸がどこか振りきれてない印象があるので、これにて新たなファンを掴むってのも微妙なような。シングルチャートアクションがそれを物語ってもいるけど。曲としては面白い粒があっても、どこかハマりきれる流れかは別、どうなることやら。現在BMRのサイトにはアルバム全編聴けるって事でYouTubeリンクが掲載されています。ご参考までに。

<過去レビュー>
1992年 Real Love
1992年 Reminisce
1992年 What's The 411?
1993年 What's The 411 Remix
1995年 I'll Be There For You / You're All I Need To Get By with Method Man
1999年 As with George Michael
1999年 Mary
2000年 Give Me You
2001年 No More Drama
2001年 No More Drama (Remixes)
2002年 No More Drama (Special Tour Edition)
2002年 Dance For Me
2005年 My Collection of Love Songs - Live
2006年 Reflections: A Retrospective
2006年 Mary J. Blige & Friends
2007年 Growing Pains
2009年 Stronger With Each Tear
2010年 Stronger With Each Tear (Int'l ver.)
2011年 Music Saved My Life Tour (@ Tokyo JCB Hall)
2011年 My Life II...the Journey Continues (Act 1)
2013年 A Mary Christmas
2014年 Think Like A Man Too (OST)
※企画物 Streetwize Does Mary J. Blige Streetwize Allstars

Mary J. Blige
Capitol
2014-12-02