IMG_0044マライア・キャリー、日本公演としてはThe Emancipation of Mimi のツアー以来。更には本ツアー最初の開幕が日本、幕張メッセ。今回はアルバムのプロモーションが微妙だったせいか、日本では約3万人動員程度の2公演のみ(今日が横アリ)。今回はS席が18000円と、根拠なさそうなくらいに値段がつり上がっている中、少数用意されたC席9000円なんかは早めに売れたようだけど、それでも高い・・・。自分は当初行かない方向だったのですが、ヤフオクで値崩れが始まっており(ちょっと想定してました)、S席を半額まではいかないくらいの金額で落札して行ってきました。マライアのファンの方ともお知り合いだったりするので、あんまり酷評過ぎるのは良くないと思うのですが、なるべくオブラートに包みつつ、いつも通りなるべく直球レビューをしたいと思います。

さてさて、ライヴは定刻17:00にはスタートしないと読んだ観客が多かったのか、結構ギリギリでもゾロゾロ。自分もそんな感じでした。行ってみると、結構C席なんかにあたる席はだいぶ後方だなぁという印象(メッセの7・8ホールを使用)。自分は、色々席を想定して、A7ブロック(ド真ん中)中後方。こんなに近くで見れるのかぁという感じでしたが、今回はブロックがAだけでも1-14まであったので端のほうはステージを観るのは難しかったかもね、だったら
Bブロック中央が良いかも、みたいな(マライアもそんなにステージを駆け回る感じじゃないし)。

IMG_0045ライヴは17:10くらいに暗転しスタート、映像が色々流れ、演奏も始まり"Fantasy" でスタート。でもね、既に予想はしてたけど、昔のマライアのヴォーカルで艶やかだったので怪しかった・・。だからかな、ポップで乗れる曲なのに、観客棒立ち。やっぱステージの気迫なんかも伝わるもんだよね…。でも、感激している人なんかも多かったから、正直そういう耳で聴かない人には気付かないものなんだなぁ・・。

ダンサーや映像に目を散らしつつ、次いで"Don't Forget Us" を寝そべりながら。寝ながらあの高音は凄いとか言ってる人も多かったようですが、出てなかったですね…歌いづらそうでしたし、ここぞというとこはパクパクしてましたし。ほんと、ステージが近いせいか見えちゃうんですよね、そのへんの細かさが。

脱線するけど、復帰Whitney Houston なんかはツアー1-2曲目でこそダンスぽかったからパクパクしてたけど、以降は地声で酷評だったけど、今回普通に歌ったら歌手生命も途絶える程、酷評になっちゃったんじゃないかな、ちゃんとトレーニングして、歌手意識を持って世界ツアーに臨む感じじゃなく、なんか渡辺直美よりも完成度が…って状態で魅せるステージ。

元に戻りまして、"Emotions" でのハイパーウィスパーファルセットは出てたけど、結構通常パートは声の消費を抑えるかのように、だいぶ低めで呟くような歌唱?コーラスに任せる部分も多かったなぁ。"Honey" もPVに夢中にさせつつ、アレンジはリミックス+αな感じで興味深かったけど、歌は覚えておらず、スンマセン。

"Always Be My Baby" は今の彼女にフィットする音域なんだね、苦しそうなところはあれど、これはちゃんと歌ってるところおおかったので良かった(一部高音部についてはスライドされて高音が急に出てくるので、そりゃ怪しいんだけど)。新曲"Thirsty" を挟み(新作聴かれてない率高いのか棒立ち度アップ)、"Shake It Off" あたりは、これも今の彼女に合ってる、比較的ちゃんと聴けました。

またも新曲"Meteoritte" を挟み、"Vision of Love" はちゃんと歌ってました、誤魔化しきかないアレンジだったので、こういうのはこっちも聴く態勢が整うのですが、やっぱキツそうでしたね。結構近年ちゃんと歌えてるような映像もYouTube なんかで見てたので、劣化の激しさ痛感ポイントでした。

新曲"Cry." を挟み(また寝そべってたっけね)、"My All"、、、なんか、しっぽり終わってしまった印象。これまで後半ダンスヴァージョンに繋げてたけど、これが無いと案外あっけないもので。

後半、メドレーの選曲は良かったな!"Breakdown" "I Know What You Want" "Babydoll" "Heartbreaker (Remix)" "Heartbreaker" "The Roof" "#Beautiful" と結構ツボ高し。ただ、歌ってないのに声が流れてきたり、歌ってるのにマイクから声が出てなかったりと、演出上の見入るポイントが、「マライア、頑張れー、しっかりしろー」という感じ。こりゃ、本国ではもっとシビアな反応になるだろうなぁと。

"I'm That Chick" はダンサブルに、"Supernatural" は子供の映像とともに、歌はパクパクでも彼女は幸せそうでした。ただ、パクパク多すぎて、ちょっと心への浸透は相当低く…。"I'll Be There" ではTrey Lorenz でさえ全盛期の鳴りでは無かったので仕方ないかもしれないけど、相当出てなかった…。ちょっとキツかった・・・。話はそれて、MJ の追悼の際に同曲を披露して本人も歌の不良を反省してたけど、それを相当下回ってたというか。実質ラスト"We Belong Together" ではマイクスタンドの蝶々が不良品と化し、茶化す歌になってしまったのが残念。歌い直してほしかった。ラスト、歌ってるように見えるのは、歌いなれてるかな。これを感動している人多かったけど、自分は結構否定的です。

アンコールは"Hero"、映像は良かったんだけど、歌は正直…。自分は今回、彼女のヴォーカルに少しでも期待してきたけど、パクパクを楽しむ爆笑ライヴって印象なんです。感動している人にはこのレビューはあんまり深く読んでほしくないんだけど、黒人にも対峙するような歌唱を披露してきた過去を持つ彼女にしては、お粗末なワールドツアー幕開け。今後、ボイトレなんかも併用しながら上向くことを期待しますが、いずれにせよパクパク多すぎです、踊りまくってるわけでもないからさ。でもね、キレイでした。ちゃんと言っておきますけど、マライア好きですよ。ただ歌手として、ちょっとキツくなってしまってるってことですかね。