マライア・キャリー初のベストアルバム(USでは企画盤扱い?)からの実質1stシングルでR&B3位・POP4位・Dance1位を記録。日本はシングルってのが重要なせいか、シングルUS No.1 12曲をドカンと収録した#1's はミーハーな280万枚大ヒットとなるわけですが…。実際、本シングルの前にはJD 当時の新作Life in 1472 からのカット、更にはOST にWhitney Houston との共演曲としてThe Prince of Egypt 提供の2曲が先行扱いにはなってますが、こういう企画シングルに参加し始めたのもこの頃の変化。 1. I Still Believe
元は1989年Brenda K. Starr カヴァー、マライアがデビュー前にコーラスをしたことあるとかで、トリビュート的な意味を込めてカヴァー。師弟関係ってところなんですね、意外ですが(本家はPOP13位を記録)。米軍慰安で歌われるPVも好きなんですが、展開がどこか哀愁あって、ハスキーがかったヴォーカルで堂々と歌うところに進化が見えたって言うか、要は渋さが好きです
2. I Still Believe (Stevie J. Clean Remix ft. Mocha & Amil)
Butterfly 参加のスティーヴによるリミックス、新録でヒップホップ色強く。これは前作でのCDSでも多数チャレンジしていたけど、ここでは更にシリアスな印象で歌われ、あくまでもCDSならでは…って収録にハマってます
3. I Still Believe (Morales Classic Club Mix)
モラレスらしい平坦に進行させたリミックス、特に大きな目立ちはないため、スムースに聴こえるので"My All" なんかのバラードのハウスよりも上機嫌な気が
4. I Still Believe / Pure Imagination (Damizza Remix ft. Krayzie Bone & Da Brat)
異なる曲とのマッシュアップ、この後マライアのお得意技にもなっていくけど、こういうところで自然とやってのけてました。クレイジー・ボーンとも意気あってるし、ダブラットとも慣れた感じ。スムースに抑えられてて、これまでにも無い3者組み合わせにもなっているので好感触
5. I Still Believe (The Kings Mix)
3曲目に続いてモラレスだけど、信じられないくらいに剛力なテクノハウスになってる。トランシーでもあるし、時折挿入されるヴォーカルはハスキーに荒げてて良いぶつかり合い。ただ曲としては、全然違う方向に向いてしまってるけど
5曲・30分半、このCDSならではの曲が4つ。それも、同じリミックスの尺違いとかではないそれぞれの趣向が楽しめるので、彼女のプロモーションの旨さ、曲のクリエイティヴを如何なく抑えてくれるというか。結構地味な扱いかもしれないけど、この曲は結構チャレンジし甲斐があったので、オリジナルアルバムにあったら、きっともっと評価を得ていたような。
Mariah Carey
Sony
1999-02-09
マライア・キャリー
ソニー・ミュージックレコーズ
1999-03-10