51TALdcoAVL__SL160_マライア・キャリーの記念すべくデビュー作、R&B1位・POP1位(後者は9週連続、モンスターヒット)。特にマライア好きは1st, 2nd のグラミーも迎合な時期をベストと捉える一派と、その後のメジャーヒットを連発する3rd以降にこそ魅力を感じる一派に分かれる気がします。自分はどちらかというと3rd以降かな、特にリアルタイムなんで(最もだとクリスマス作だけど)。ただ、その後聴いた 2nd は"Emotions" の超ハイトーンにびびりまくったし、今回取り上げる1stは VHS First Vission 共々愛聴してたんだけど、魅惑すぎるウィスパーハイトーンにビビリ。更にAretha Franklin "Don't Play That Song" をカヴァーして世に凄みをアピールしていた時期、相当参るし、その後の音楽界が凄いことになることの象徴だったなー。まだ90年代の作品はあまり取り上げてなかったので、今回はなんとなしにデビュー作を。

1. Vision Of Love
1stシングル、R&B1位・POP1位(4週)を記録。メロディ展開、更に難解な程に高域を力強いヴォーカルでこなす勇ましさ、絶大!ソウルフルだし、年齢関係無しに凄み超絶


2. There's Got To Be A Way
プロモカット。ゴスペル混じり、薄らスタートも、最初のサビからパワフル。特に後半のファルセットまでの自然な強力な展開、見事すぎる


3. I Don't Wanna Cry
4thシングル、R&B2位・POP1位(1週)を記録。なぜか1位だけを集めた#1's に意図的に未収録(LPには収録)だったけど、普通に演歌ばりに想い籠ったソウルフルさ万歳


4. Someday
3rdシングル、R&B3位・POP1位(2週)・Dance1位を記録。バラードばっかじゃないと言わんばかりに、当時のポップダンスも平気にこなし、それでいて楽しげに。やっぱの終盤、ファルセット全開に


5. Vanishing
2曲目以上にゴスペル色強いかな、ピアノ伴奏でどこまでもアドリブ風に。今のアメアイオーディションなんかでも、ここまでの覇気はなかなか無いだろうなぁ。それくらいに力が詰まってる、コブシも凄い
6. All In Your Mind
シルキーに歌われ頼もしいんだけど、特筆すべくは終盤のファルセット超遊びにこそ魅力。こんなの歌えるの?と思いきやVHS では普通に歌ってたし、YouTube にもあがってるけど、悶絶・即鼻血


7. Alone In Love
このへんが今までは流し気味だったような、でも気合の入った高域バシバシのミディアムスロウ、安定感よりも揺れながらの迫力
8. You Need Me
音的にはダンス狙ってるけど、R&Bに根ざした重ため・深めのサウンド。そこに艶やか・高らかなマライアのヴォーカル、張り裂け・切り込み
9. Sent From Up Above
4曲目よりはテンポを下げつつも、ちょっと時代のポップさが滲んでいるかな。ただサビはすごく心地よい、コーラスが大人びてて、無理なく高音も出しまくり
10. Prisoner
マライアぽくないけど、ぐいぐい押したてていくサウンド、メロディ、とにかく攻勢。時代にあった曲すべてをコテンパンにやっつけるが如く
11. Love Takes Time
2ndシングル、R&B1位・POP1位(3週)を記録。個人的にはねる様の踏み絵のコーナーで使われてた印象が強いんだけど、1曲目のしっかりバラードヴァージョンって感じかな、とにかく酔えて驚かされる


11曲・47分弱、未だにボートラ付きリイシューとか出てないけど、これはいつか面白い施策があっても良さそう。この時のマライアはプロモ云々関係無しに凄み。あと、ポップすぎない曲の並びも素晴らしかったなぁと、だからこそソウルファンなんかは初期にこそ評価が高いんだろうね。無垢に遂げる怪力、そしてクリエイティヴ力、素晴らしい。改めて傑作だなぁと感じた、花粉症終わってタララン春。

マライア・キャリー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2002-11-27

マライア・キャリー
ソニー・ミュージックレコーズ
1990-08-22

Mariah Carey
Sony Budget
2006-06-26

Mariah Carey
Sony
1990-06-13