ダイアナ・ロス、2年振りとなるソロ17枚目でR&B39位・POP73位を記録。1981年から在籍していたRCAでの最後の作品。アメリカ盤とインターナショナル盤で多少内容だったり曲順が異なるようですが、自分は日本盤にて。PVだったり、当時の作品リリースにおいてのプロモだったり、力は入っていたようですが。個人的には11曲目でLuther Vandross が参加していることが相当に魅力!商業的な成功はさておき、総合プロデュースは何とTom Dowd、アルバムタイトルにもあるR&Bをどう料理してくるかは注目でしょう!1. Dirty Looks
1stシングル、R&B12位を記録。ポップなんだけど、「AIn't No Mountain High Enough」のようなセクシーヴォーカルも含まれ、個人的にこの滑らかさが好きだなぁ。USリリースver. はミックスが異なるようで、ここではそれよりも尺が1分近く短いものが収録されてます
2. Stranger in Paradise
ロックばりに攻撃的なサウンド、ヴォーカルも自然と伸びやかに。ちょっと暗めなんだけど、ダイアナの輝きで色味が多様
3. Shine
当時流行りのビート、ダンサブルでロック音も混じって。タイトル連呼でインパクト、ダイアナぽくない仕上がり
4. Shockwaves
3rdシングル。キュートにはじけてて、シュプリームス時代の現代解釈みたいなポップ。終始明るくて、なんか抜け目なし
5. Selfish One
ゆったりしてて、品はあるけど、メロディの幅が広くて難しそうな曲。ホーンはポイントかな、全体が明るみ増し
6. Mr. Lee
4thシングル。US盤未収録。40〜50年代風、なんかブギブギな雰囲気。楽しくダンスホール。とにかく、本作は元気印
7. Tell Mama
Etta James カヴァー、US盤未収録。ファンキーに、かっ飛ばしヴォーカルでキュンキュン!ホーン含め結構豪快
8. There Goes My Baby
オールディーズ感あるサウンドながら、洗練さもある不思議な匂いの曲。微妙に奥行きはなく、身近で感じる小編成って印象
9. Summertime
名曲カヴァーではなく、ただそれと一線を画すような切なさ・緊張感が帯びたドラマティックな曲。儚いくらいにファルセットでの圧し、それがサウンドにしっかりマッチ
10. Cross My Heart
程良く落ち着いたムードの中、健やかに伸びやかに響くヴォーカル。ダイアナの魅力が無理なく発揮
11. It's Hard for Me to Say
8年後『Your Secret Love』でもセルフカヴァー。ルーサーのアーバンさが無理なく詰まった美しいバラード
12. Tell Me Again
2ndシングル。ダイアナにこそフィットする、壮大で華麗なバラード。サビでの歌い上げ、ストリングスの馴染み、高音に至るまで女王の貫録といったところかな
12曲・43分、80年代初頭以降のダイアナのアルバムってR&Bファンには軽視されてきたような気がするけど、本作はダイアナの魅力まんまながら、結構聴き応えがありました。決して先端をいってるわけじゃないけど、ルーツを大事にした曲が多々。これは結構リピートしたくなるツボが随所だな。
Diana Ross
RCA
1990-10-25
ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン
2005-02-23