ダイアナ・ロス、古巣モータウンに戻って制作された2年振りの第2弾(ソロ通算19作目)でR&B66位・POP102位を記録(オリコン23位)。今になってはアダコンアルバムとしてブラック色はホイトニー以上に無い作品って感じと思いますが、なんとも8枚もシングルカットした上、インターナショナル盤は2曲差し替え・2曲追加収録という気合いの入りよう。中でも日本においては、海外で全くと言っていいくらいにヒットしてないけど、ドラマ主題歌としてオリコン4位を記録した「If We Hold On Together」収録作ということで認知が強そう。ただ、自分はポップ過ぎると避けてしまう傾向があるので、ちゃんと本作を聴くのは初めてなんじゃないかなぁというくらいですが。1. Change of Heart
涼しげでポップ、当時のストリート寄りの音も入ってるけど、全体的に軽くて、ダイアナのヴォーカルにマッチ
2. When You Tell Me That You Love Me
2ndシングル、R&B37位を記録。隠れた名曲、しっとりと歌い上げ、後半熱く盛り上げって行く流れは絶妙。ダイアナのヴォーカルも強さを増すよう。2005年にはUK Westlefe との共演で再ヒット!
3. Battlefield
薄めの出だし、でも全体的には「You Can't Hurry Love」みたいな感じで、ポップで軽快
4. Blame It on the Sun
1972年 Stevie Wonder カヴァー、不安定に進み続けるようなヴォーカルが正にダイアナ流。オリジナルを昇華させる、素晴らしき浮遊感、独特の切ないバラードに
5. You're Gonna Love It
3rdシングル、Dance24位を記録。時代に合わせてストリート感、ただヴォーカルが鮮麗過ぎて、可愛いポップになっちゃってるんだよね、狙いからの外しかな
6. Heavy Weather
Michael Sembello 作、1983年のセントラルパークライヴを想起?結構あっけらかんとしたヴォーカルとサウンドでサラリと歌ってる印象
7. Force Behind the Power
4thシングル且つタイトル曲。ダイアナにフィットするポップで、ヴォーカルの強みが増す曲。シンセ等で時代は感じるけど、メロディだったりコーラスの引き立て方は「He Lives In You」みたいな魅力
8. Heart (Don't Change My Mind)
8th最終シングルはDiane Warren 作。陰った中に光が見える、清々しい・堂々たるバラード。アレンジ勝ち、中盤以降のホーンがナイス活躍
9. Waiting in the Wings
5thシングル。朗らか、肩の力を抜きつつも、全体の支えサウンドが心地よいというか、輝きと涼しさの両面
10. You & I
しっとりしてるけど、インパクトは薄め。軽くて上質さを味わうって感じのバラード
11. One Shinning Moment
6thシングル、モータウンバラードだなぁって印象。噛みしめながら、しっとり、でも力強さは時折
12. If We Hold on Together
7thシングル、日本で大ヒットした曲!1990年年間TOP10入りとなった、現状日本において最後の洋楽シングル。メロディ構成、ダイアナの魅力、それぞれがしっかり詰まった傑作。逆に海外で全然ヒットしてないのが疑問なくらい
13. No Matter What You Do (with Al B. Sure!)
1stシングル、R&B4位を記録。当時ストリート系でヒットを飛ばしていたアルに頼っての曲、甘いバラードとして面白い共演。巧みなヴォーカル術を交わし、ダイアナに無いタイプの曲に
13曲・58分、決して重たくない作品でした。軽過ぎて飽きるかなぁと最初は思っちゃってたんだけど、シングルカットしまくれるくらいに威力は結構あったなぁと。ストリートな曲も、ダイアナならではの魅力になってたし、バラードもさすが大御所域の力あるものに。今でもなかなか噛みしめられる作品と思いました。
<過去レビュー>
1968年 Live at London's Talk of The Tower & Supremes
1970年 Everything Is Everything (Expanded Edition)
1973年 Diana & Marvin & Marvin Gaye
1976年 Diana Ross
1976年 Diana Ross (Bonus Track)
1979年 The Boss
1989年 Greatest Hits Live
1993年 Christmas In Vienna - The Gift of Love with Placido Domingo & Hose Carreras
1994年 A Very Special Season
1995年 Take Me Higher
1999年 Every Day Is A New Day
2012年 Diana Ross (Expanded Edition Disc.2)
Diana Ross
EMI
2002-02-25
Diana Ross
Motown
1994-06-14
ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン
2007-10-03
ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン
2005-02-23