TLC、オリジナルとしては2002年『3D』以来、ベストにしても公式なプロモかかったのは2003年『Now and Forever: The Hits』以来、しっかりしたアクションは無かった状態。リサ亡き後、TLCとしての存続は一気に危うくなったものの、日本国内においてはチリとTボズ2名による2009年Springroove 出演をキッカケに、小さなハコで日本公演を継続するにいたり(国内限定ベストなんかも発売されてたし)、そして今年デビュー20周年のタイミングで、リメイクベストを発表することに。海外でリメイクだなんて、なかなか受け入れられないという中、日本でベスト的内容であれば売れると踏んだのか、国内限定リリースし、オリコン18位を記録。ただし、既にご存知の方も多いと思いますが、賛否両論。TLCは、アルバムで勝負できてたトリオだけど、ヒット曲に絞って、それを単純歌い直し(に近い)。更にはリサを排して安室ちゃんとのコラボ、更にはライヴテイクをブツギリ収録。「Waterfalls」「Unpretty」にいたっては、13曲中各3曲ずつ収録という、まるでデビュー間もないアーティストのリミックスコンピ状態ですが…と突っ込みどころが多いので、一旦このへんで。20年来のファンとして、単に感想をレビューしていきたいと思います。1. Waterfalls (20th Anniversary Version ft. Namie Amuro)
歌い直し+アムロチャンのラップ。これは日本人でのファンにとっても、リサの遺族に配慮してからコラボしてくれよーって感じじゃないかな。リリック変わっちゃってるし、名曲のリメイクによって、この曲だけでなく、色々と問題勃発。ラップは並、それよりドス太のTボズ、変わらぬキュートなチリと、対照的な今のTLC…
2. No Scrabs (New Recording)
1999年R&B・POP1位。ラップ部を排除し、2名TLCで今のヴォーカル。サウンドは変わらず…歌いなおす必要はあったのかな、微妙なヴォーカル差だよ…
3. Creep (New Recording)
1994年R&B・POP1位。オリジナルより、アドリブきかせたようなTボズのヴォーカル。でも、オリジナル知ってる者からすると、なんかヒヤヒヤするんだよなぁ
4. Unpretty (New Recording)
1999年R&B4位・POP1位。サウンドは多少変化、煌めき方・蠢き方が違うなぁ。コーラスも新たな加味。キラキラよりもドッシリ
5. Baby Baby Baby (New Recording)
1992年R&B1位・POP2位。だいぶヴォーカルアレンジメントに変化。これは、それなりに面白い。解釈が20年経って揺さぶり
6. Diggin' On You (New Recording)
1995年R&B7位・POP5位を記録。ヴォーカルもサウンドも温かみある仕上がり。これは、個人的にオッケー。でも、しっぽり
7. Waterfalls (New Recording)
1995年R&B4位・POP1位を記録。ラップ部、まさかのサウンドオンリー。リサの過去のラップをライヴでは挿入するのに、本曲では軽視。なんか違和感に尽きる・・・
8. Unpretty (Accoustic) (New Recording)
日本のTVでは「Waterfalls」のアコースティックを披露してたけど、CD収録は「Unpretty」のアコースティック。これまでの7曲と比べると大幅にサウンドが変わっているので、素直に解釈できるかな。なんだろ、期待値がだいぶ低くなってたからの評価になってるのかも、とりあえず困惑は維持
9. Baby Baby Baby (Live)
ここからの5曲は2000年1月のワシントンDC公演から、Fanmail Tour の正規映像化は嬉しくも中途半端なのはどうなんだろう…で、今の時代にライヴ音源としてブツギリ収録。映像も見れるけど、う~む。フェードアウトで終了
10. Creep (Live)
歓声は凄い、流石に当時のトップ女性トリオ。音もウネウネしててカッコイイ!リサのラップもカッケー!ただ、これを良しとするなら、8曲目までにもリサのラップ入れてもよかったのでは…
11. Unpretty (Live)
こもった感じ、録音環境良くないぞ。映像見るとそうでもないけど。一発でこの曲をライヴ再現ってのは難しいんだろうね、特に当時先端行くR&Bアルバムからだしね、バラードとはいえど
12. Waterfalls (Live)
ハイライトは、これになるのかな。6分に亘るライヴ臨場感が詰まったテイク。でも、決して独立収録するのは…って感じる、フェードアウトだしな
13. No Scrabs (Live)
展開は楽しいんだけど、せっかくのところでフェードアウト。何ともお粗末なと言いたくなる。制作側はどう思って、これを納得としたのだろう…
※当時のFan Mail Tour はコマギレながら、YouTubeにフルコンサートとして観れます。こういうパッケージ化が望まれると思うんだけど
13曲・56分弱。TLCのアイテムとしては、おかえり!と言いたいところなんだけど、消化不良は高すぎるなぁ。彼らの活動資金になるのならと思いつつも、高いクオリティを維持してきた彼らとしては、正直なところとは…。アメリカのファンには聴いてもらわず、今年中にもリリースされるという11年振りの新作にて本領発揮してもらうことを願うばかり。
TLC
ワーナーミュージック・ジャパン
2013-06-19
TLC
ワーナーミュージック・ジャパン
2013-06-19