メアリー・J・ブライジ、2年振りの5thでR&B1位・POP1位を記録。911の2週間前にリリースされたこともあってか、その後「No More Drama」が大量ラジオオンエアとなっていき、先行シングル以上に彼女を震わす曲という位置づけに。自分も本作リリースから10年くらい、R&B曲の最高峰曲が「No More Drama」だったりしたので、かなり思い入れは強いです。メアリーのアルバムは曲数多いので悩みますが、まずは初回盤CDを。緑曲名:オリジナル盤のみの収録
1. Love
ロックにも近い程。メアリーの荒れ狂うL・O・V・Eの雄たけび、その他はどっしりとシンプルな作風。オープニングとして、正にイントロ状態の3分弱
2. Family Affair
1stシングル、R&B・POP1位を記録(ポップチャート最初で最後の首位)。メアリーと言えば…という程にキレがあって、盛り上がり必至曲。これは単純に文句なしのR&Bダンスフレイヴァー
3. Steal Away
Pharrell 参加で、切ないファルセットが泣き。一方、メアリーは素の部分をしっかり出していて、敢えての演出になっていないのが逆に聴き応え
4. Crazy Games
可愛らしいピコピコな曲、最後は速度を落として劇的な感覚で終了。メアリーのタイプには無かった感じで軽くてスコーンと緩く抜けてて鬼才
5. PMS
メアリーの苦悩、怒りが詰まったというか、これは女性ならでは。伝わりにくいけど、こういった生理現象まで歌に辿るのは凄いことなんかな
6. No More Drama
2ndシングル、R&B16位・POP15位を記録。これはアルバムヴァージョン、要はフルヴァージョンだからこその凄みが詰まりまくり。展開、勢い、最高潮の震え、たまらない!!!!!!!
7. Keep It Moving
デジタル1本、更に淡々と奏でつつ、勢いはたんまり。独特ソウルというか、演奏が薄い中だからこそ、ちょっとは抑え気味のメアリー、なかなかのバランス感
8. Destiny
暗い…煌めきを出そうと、闇からの突き抜けを目指すようで、絶えずミディアムに徹し、情け・無力・刹那が延々
9. Where I've Been (ft. Eve)
浮遊する単色系、イヴと作り上げる女性ラッパー同士ならではという感じの、実験作。5分超とクドイ部分あるけど、結構さっぱり淡々と
10. Beautiful Day
Bruce Miller 作、絶妙に流れる音の中、ライトに歌われるメアリーが好印象。癖がないのがウソのように、キレイさっぱり浸透
11. Dance For Me
UKにてシングルカット、オリジナルヴァージョンは初回盤のみ。レゲエ色的に、楽しげポップファンク。オリジナルは5分弱、紡ぐように結構長めの尺
12. Flying Away
Brenda Russell「God Bless You」サンプリング、しなやかに運ぶ正統派R&B。歯切れのよさも一役
13. Never Been
Missy Elliott 参加、McFadden & Whitehead「Why Oh Why」サンプリング、アルバム後半、しっぽりと歌い紡ぐべく曲として程良い位置づけ、歌唱。まどろみ系?なんか夕暮れに良いね
14. 2U
2000年代の切々と込める、振り絞るべくR&Bとして、彼女にフィットするなぁ。熱烈とまではいかないけど、メロディの高みがなかなかの味
15. In The Meantime
正に、後半はドラマの世界。なんかサントラを聴いているようで、日常の織り成しが自然と出てくるようで、ほっこり
16. Forever No More
不思議に感じるポエム、語るだけなのに、強く感じさせるモノ、、、なんだろ。歌よりも込めるメッセージがあ1分半に多いからかな
17. Testimony
ラストは緩やかに、肩の力を抜いて平和にゴキゲンヨウ。生きている証、すべてに感謝しながら最後は笑ってくれるメアリーがいるようで安心した、アルバム途中はホント修羅場だからな
<Bonus>
18. Girl From Yesterday
国内盤のみボートラ、低域・暗い音を敢えて、地味に展開させつつ、重さを大事にした5分。これがアルバム本編にあったら、もっとダウンしてたな
17曲・72分ほど、ボートラ追加で76分半程。濃くも、メアリーの痛み、ドラマ、そして這いあがった歴史が詰まった作品。ゲストは前作よりは豪華ではないけど、素のメアリーがしっかり。やっぱり先行シングルあたりは凄い迫力満載。
アーティスト:メアリー・J.ブライジ
出版:ユニバーサル インターナショナル
(2001-08-18)
アーティスト:Mary J Blige
出版:Mca
(2001-08-28)