メアリー・J・ブライジ、前作から2年振りとなる4th、R&B2位・POP1位を記録。本作は何より大御所を招きまくっての作品が多いというところ。クイーン・オブ・ソウルことアレサ・フランクリンとヒップホップ・ソウル・オブ・クイーンとの共演に始まり、ジョージ・マイケル、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、、、これまで、アレサが長年に亘ってやってのけてきた共演を1枚のアルバムで成し遂げてしまっているというか。とにかく本作は、これまでに無い大御所の力も借りたからこその深い曲が聴けるのが極み!1. All That I Can Say (ft. Lauryn Hill)
1stシングル、R&B6位・POP44位を記録。ローリンのソロデビュー作参加へのお返しに、曲を作ったことを電話で伝えそれを口ずさんだら、メアリーが跳び付いたっていうのが先行カットに。緩いんだけど、当時のフレイヴァーが無理なく柔らかに伝うメロウ
2. Sexy (ft. Jadakiss)
前半にしては、しっとり癖のないファルセットのサビ。控え目で、ヒプホップソウルよりも単のR&Bナイズで歓迎
3. Deep Inside (ft. Elton John)
2ndシングル、R&B9位・POP51位を記録。エルトン「Bennie and the Jets」サンプリングで、エルトン自身が鍵盤
っていう贅沢曲。新しい形状の曲、メロディで楽しませるポップ路線、これは大御所の活躍度高いなぁ
4. Beautiful Ones
バカラック曲「April Fools」サンプリング、スパニッシュギターで妖艶に。そこを淡々と歌うメアリー、全体的には華麗さアップグレード
5. I'm In Love
Ronnie & Lonnie Wilson 作、70年代ニューソウルバラードって感じかな。哀愁あれど、どこかクラシックな素晴らしさを追求ってのが良いなぁ。低域すぎるヴォーカルも惹き
7. Time
Stevie Wonder「Pasttime Paradise」、Al Green「I'm Glad You're Mine」「Time Is Not On Our Side」サンプリング、完全にこれまで以上のソウルの追及。セルフコーラスで更にしなやかに、ってのがなかなかの技巧
8. Memories
プチのチャカポカ、サビにしても癖が無さ過ぎて、しなやかで、包まれるような仕掛けが最高に爽快
10 Don't Waste Your Time (with Aretha Franklin)
シングルカットされなかったのが非常に悔やまれる名デュエット、Babyfaceプロデュース、正に元祖と現行のクイーンがぶつかった深すぎるバラード。Best R&B Vocal Performance by a Duo or Group グラミー賞ノミネート、当時本当擦り切れるほど聴いてスゲーーーって思ってました。リミックスとかでたらやばかったなぁ…というのが今YouTubeでは勝手に作られてて、新たな悶絶中
11. Not Lookin' (with K-Ci Hailey)
振り絞るエナジー、それをスロウすぎるサウンドだからこその難しい訴求。メアリーは敢えての力抑え、プロデューサー仕掛けかな
12. Your Child
3rdシングル、R&B23位・POP106位を記録。地味ながら、じっくり聴かせるアンニュイ。前にリミックス集で取り上げたけど、ハウス調は13分とか激ブットビでギャップに参ります
13. No Happy Holidays
これぞヒップホップソウルの真髄にあるバラードかな、たまにはこういうの大事、彼女の期待が詰まったスロウでのストリート感
14. The Love I Never Had
Jam & Lewis プロデュース、なんかメアリーだからこそ敢えて方向性を変えたようなスロウ、ストリート感。面白い組み合わせ、出来上がり
15. Give Me You (ft. Eric Clapton)
4thシングル、R&B21位・POP68位を記録。アルバム最後の見せ場、しっとり聴かせるバラード、熱さもしっかり兼ね備えて鉄板
16. Let No Man Put Asunder
70年代ディスコ、First Choice カヴァー。アルバムの流れ的に、これだけはぶっ飛んだ印象。なんでかビート厚め。なんか企画ボートラみたいな印象。でも楽しげ
<Bonus>
6. As (with George Michael)
本来、ジョージのベスト『Ladies & Gentleman』用に収録されたシングルカット曲、R&B57位を記録。Stevie Wonder カヴァーながら、全然イメージは異なったうねりポップ。日本ひいきでの収録。ジョージとメアリーが多々溢れるPVは面白いけど、やはりその後の大物感を漂わせる印象の強い共演となったような…
9. Almost Gone
ボートラ扱い、4分超ながら全体ではインタールード扱い。せっかくだから全世界共通で収録すればよかったのに…迷い・彷徨い、不可思議な空中分解を表現するような遠のき。この曲あって、次の「Don't Waste Your Time」に繋がるのは凄く推し
14曲・66分、ボートラ2曲追加で75分弱。これはソウルファン、R&Bファン必携のアルバムじゃないかな。メアリーが傷ついて、それを乗り越えて賛同したアーティストが多数集まってスゴイアルバム作成に協力。決して派手な作品ではないけど、全体的に聴き応えと、脂っこくないがゆえにリピート必死の素晴らしさ詰まり。
アーティスト:Mary J. Blige
出版:Mca
(2000-05-25)
アーティスト:メアリー・J.ブライジ
出版:MCAビクター
(1999-08-09)
アーティスト:Mary J Blige
出版:Mca
(1999-08-17)