※このブログをアップした数時間後、誤情報と知りました。簡単に言い訳をすると、アレサの海外のコミュニティで最近になって貼付されたリンクがあり、「やべっ、最新情報やん、ヤバイやん」と思って飛びついたのですが、
 情報アップ日が2011年3月30日ってなってるのに、何を間違ったか2012年3月30日と完全に記憶の刷り込み間違いをし、本日の反省に至ります。でも、そんな一人狂騒曲に変えて、下記堪能ください。誤忘録です…



とにかく今年リイシューの中で最も楽しみにしているのが、アレサが権利上お蔵入り状態にさせていたアトランティック後期のアルバム5枚の初CD化。リリースは2012年3月30日との事ですが、現状発売元のRhino Handmade からは情報がアップデートされてません。

まだブログにて、このデッドストック扱い5作品をレビューしてなかったのですが、現状の感想等はアレサのファンサイトのほうをご覧ください。改めてのレビューは、CDが無事到着してから書いていきたいと思います。個人的に、勝手にレア感が強まった時期の音源ってのもある上に、アレサのファンになってから15年くらいは願い続けてきたCD化のリイシューとあって、相当なワクワク。今回、軽くではありますが、収録予定順に沿って聴きどころ・注目ポイント等を整理しておきたいと思います。

<Disc.1>
witheverythingWith Everything I Feel In Me』*1974
1.Without Love (Carolyn Franklin/Ivy Joe Hunter)
2.Don't Go Breaking My Heart (Burt Bacharach/Hal David)
3.When You Get Right Down to It (Barry Mann)
4.You'll Never Get to Heaven (Burt Bacharach/Hal David)
5.With Everything I Feel in Me (Aretha Franklin)
6.I Love Every Little Thing About You (Stevie Wonder)
7.Sing It Again - Say It Again (Carolyn Franklin)
8.All of These Things (James Cleveland)
9.You Move Me (Glen Murdock/Mike Keck)
同年初めに『Let Me In Your Life』を大ヒットさせ、更なるアルバムを同年にリリースとなりましたが、何より先行シングル「Without Love」のインパクトが薄かったのかも。正直、デッドストック突入のキッカケは正にこの頃スタートします。バカラック作品「Don't Go Breaking My Heart」「You'll Never Get To Heaven」も話題性はあれど豪快な処理で戸惑いも。アルバム後半はスティーヴィ、妹キャロリン作、更にはゴスペルテイスト2曲という流れで王道さは保持。それでも、アルバム前半の流れが、どうにもこうにも時代とかみ合わなかったのかも・・。

 


sweetpassionSweet Passion』*1977
10.Break It to Me Gently (Marvin Hamlisch/Carole Bayer Sager)
11.When I Think About You (Aretha Franklin)
12.What I Did For Love (Marvin Hamlisch/Ed Kleban)
13.No One Could Ever Love You More (Lamont Dozier)
14.A Tender Touch (Aretha Franklin)
15.Touch Me Up (Lamont Dozier)
16.Sunshine Will Never Be the Same (Lamont Dozier)
17.Meadows of Springtime (Aretha Franklin)
18.Mumbles/I’ve Got the Music in Me (Clark Terry/Aretha Franklin/Bias Boshell)
19.Sweet Passion (Aretha Franklin)
本来であれば、ディスク2初っ端『You』が此処に収録されればリリース順になるものの、収録分数・もしくはアルバムの流れの問題で意図的なものがありそう。作品としては、ソウル自体が顕著に落ち込んでいた時期。先行シングル「Break It To Me Gently」はアレサ17曲目のR&B1位を獲得しているにも関わらず未CD化だったという事実は哀しいのですが、POP82位という現実。個人的には、「When I Think About You (Single Version)」(B面扱い)との比較こそ楽しいものだったのですが(イントロの違いが絶妙)、そういったヴァージョン違いが今回ボーナストラックになっていたのいのは、欲求不満(笑)。それを言ったら「Meadows of Springtime」もヴァージョン違いあるな・・。さてさて、本作はLamont Dozier 担当というのが功を奏し しなやかな曲が多く、浸れる流れたんまり。また、当時の盛り上げ曲になっていたファンクポップ「Touch Me Up」は聴きどころじゃないかな!

 


<Disc.2>
you75You』*1975
1.Mr. D.J. (5 For The D.J.) (Aretha Franklin)
2.It Only Happens (When I Look At You) (Ken Gold/Michael Denne)
3.I'm Not Strong Enough To Love You Again (Frank Johnson)
4.Walk Softly (Van McCoy)
5.You Make My Life (Bettye Crutcher/Frederick Knight)
6.Without You (Randy Stewart/Mack Rice)
7.The Sha-La Bandit (Jerry Ferguson/Wade Davis)
8.You (Jerry Butler, Marvin Yancy/Randy Stewart)
9.You Got All The Aces (Ronnie Shannon)
10.As Long As You Are There (Carolyn Franklin)
ディスク2に『You』『Almighty Fire』をまとめた理由はひとえに、ファンキー繋がりと思ってます。西海岸のサウンドで、ぐいぐい引っ張るArif Mardin マジック。本作は前年のアルバムに比べて、相当にレベルの高い仕上り。特に「Mr. D. J.」「Without You」のアップテンポ、今でも隠れた人気を誇る「It Only Happens」「Walk Softly」「You」等が改めて良音で聴けるというのは至福、楽しみです。

 


AlmightyFireAlmighty Fire』*1978
11.Almighty Fire (Woman of the Future) (Curtis Mayfield)
12.Lady, Lady (Curtis Mayfield)
13.More than Just a Joy (Curtis Mayfield)
14.Keep On Loving You (Curtis Mayfield)
15.I Needed You Baby (Curtis Mayfield)
16.Close to You (Curtis Mayfield)
17.No Matter Who You Love (Curtis Mayfield)
18.This You Can Believe (Curtis Mayfield)
19.I’m Your Speed (Aretha Franklin/Glynn Turman)
Sparkle』に続きカーティス・メイフィールドがプロデュースした作品。シングル「Almighty Fire」「More Than Just A Joy」あたりは若干の荒い印象は受けるけど、「Lady Lady」「I Needed You Baby」「Close To You」あたりは美しいナンバー。この大物2者で仕組まれた作品は、ソウル界においては見逃せない内容。

 


<Disc.3>
ladivaLa Diva』*1979
1.Ladies Only (Aretha Franklin)
2.It's Gonna Get a Bit Better (Lalome Washburn)
3.What If I Should Ever Need You (Charles H. Kipps)
4.Honey I Need Your Love (Aretha Franklin)
5.I Was Made for You (Clarence Franklin)
6.Only Star (Aretha Franklin)
7.Reasons Why (Skip Scarborough/Wanda Hutchinson/Wayne Vaughan)
8.You Brought Me Back to Life (Van McCoy)
9.Half a Love (Zulema Cusseaux)
10.The Feeling (Van McCoy)
アレサがディスコに挑戦せざるを得なかった迷いの時期。こういうのがアトランティック期にて混ざってしまったのは、1980年半ばに大再ブレイクを果たすアレサにとってみれば、蓋をしておきたい時代となってしまったのかも。アルバムとしては全然悪くはないです、バラード等も光るものがあるし、色々な挑戦がコンピレーション的に味わえます。ただ、ディスク3はボートラも何も収録しないみたいですね、まだ曲収録できる余力ありますけど…。

 


今回取り上げた『Sweet Passion: The Lost Atlantic Years 』には未収録となっている1976年のOST扱い『Sparkle』は、1992年にリイシューされて以来20年間、リマスタリングが施された音源がリリースされていないのが気になるところ。しかしながら、Whitney Houston も出演する予定のリメイク映画"Sparkle"が公開されるタイミングで、リマスターもしくはデラックス盤等が発売されることを切に願っています。いずれにせよ、今回の5枚のCD化によって、いずれのアレサの歴史も大切に再評価できることになったのは非常に嬉しい限り。

2012年3月30日リリースを伝えるサイト