
メアリーのオリジナル10作目、R&B3位・POP5位を記録。1994年の2nd『My Life』の続編ということで話題となっており、早くも来春には更なる続編のリリースも報道されています。ただしチャート的には競合との兼ね合いもあり、2ndアルバム『My Life』(POP7位)以来のPOP3位内を逃したとともに、オリジナル作ではデビュー以来9作連続のR&B1位を記録していたものの、本作にて記録ストップ。また面白い事に、2nd『My Life』と3rd『Share My World』のリリース間隔のみ3年…以来、3作目から本10作目までは2年間隔でアルバムを出しているのも、何か面白い流れ。それでも、アルバム的には2ndの内容は非常に評価されていることもあり、本作の実際の内容は期待通りの出来栄え。
1. Intro
電話に応答するメアリー、本アルバムの経緯に近い会話がイントロ
2. Feel Inside (ft. Nas)
ヒップホップソウルど根性、途中途中挟まれるコンという音が和。もしかしたら、期待し過ぎたのかもしれないけど、近年のアルバムでもこういった曲調は多かったので、恐らく全体世界観が『My Life』続編なんだろうなぁとギアを入れられました
3. Midnight Drive (ft. Brook Lynn)
メアリーの低域が別人みたいで面白いヴァース、ライヴではかなり張り裂けそうな気合い節
4. Next Leve (ft. Busta Rhymes)
次々ゲストを迎えてヒップホップ祭り。メアリーが前編の頃より完全に歌が上手くなり過ぎたせいなのか、どうにもまとまり感あります。進化を求めるメアリーの強さが際立ったリリック
5. Ain't Nobody
1983年にR&B1位・POP22位を記録したRufus & Chaka Khan カヴァー、Darkchild プロデュース。これは本当に前半の惹き。派手さではなくゴリゴリのデジタルトラック上、名メロディをヒップホップ寄りに展開。ソウルフルに歌うサビってよりも、ヒップホップに沿った展開を根ざして、かなりのクールな展開
6. 25/8
1stシングル、R&B36位を記録。この曲を聴いたときに、「I'm Going Down」のような70年代ソウルを敷いているなぁと瞬発感じ、それでもヒップホップソウルな推しを持って突進。PV含め、これはメアリーの歌いっぷりにこそ要注目かな
7. Don't Mind
懐かしい90年代的な音を塗し、しっとり詩展開。メアリーだけでなく、昔こういう音好きだったなぁとヒップホップ・R&Bファンに思わせるリフたんまり
8. No Condition
一聴地味かと思いきや、「I Am」「Take Me As I Am」なんかに通ずる、美ドラマ性ありのバラード
9. Mr. Wrong (ft. Drake)
2ndシングル、R&B42位・POP113位を記録。まさか、これがシングル候補とは思わずとも、YouTube等で見れたライヴなんかを見る限り、彼女の気合いは十分。ミディアムスローを丁寧に歌唱、新しさ云々よりも感情をコントロールして痛快も盛り沢山
10. Why (ft. Rick Ross)
Eric Hudson プロデュース、ポップさも突き出た心地よき夢寝見ソウル。随所仕組まれたエッセンスの渦は流石のメアリーワーク。リックの起用もご機嫌に進行
11. Love a Woman (ft. Beyonce)
ビヨンセを招くのは話題性大だったみたいですね。それぞれの個性をうまく絡めてレコーディング、でも別々のレコーディングだったみたいで。。でもお座成りにならず、相当クールな交わり。アルバムテーマにも沿っていて、浸れる旨みなR&B
12. Empty Prayers
Tricky Stewart プロデュース、孤高の戦士のような強さ・寂しさ溢れた一本線。シリアスには変わらぬ、進行随所頑な。尽きない痛み、非情なパワーが遠吠え
13. Need Someone
意外な感じ、アコースティックバラード。しっかり情景に乗るヴォーカル、メアリーはヒップホプソウル前提でもスタンダード寄りにも感嘆に変化
14. The Living Proof
映画『The Help』より。前作も映画提供曲「Color」でエンドだったてのも、連チャン共通。しっとりサウンドのソウル、ヴォーカルはだいぶ落ち着き感。それも年齢や時代かな。浸りまくり
<Bonus>
15. You Want This
The Underdogs プロデュース、四つ打ち1発目。流行りの単純にハウス・ダンスでなく、Maurice に任せるような生音ディスコファンクで勝負。ホーンも加わり、ご機嫌さ真っ正面
16. This Love Is for You
Tricky Stewart プロデュース、四つ打ち2発目。BPMの取り方はハウスでもデジタルラップを伏した流れ。ここぞという盛り上がりはないんだけどサビでのツンと高らかなヴォーカルを持って抑揚まとめ
17. One Life
StarGate プロデュース、四つ打ち3発目。粋にドスがかったヒップホップ・デジダンス。完全ヴォーカルの突き抜け強し
18. Someone to Love Me (Naked) (ft. Lil Wayne & Diddy)
これが1stシングルと思ってたら、いつの間にやらボートラ収録ってことで、プロモシングル止まり(R&B28位・POP108位を記録)。確かに、、、メアリーにしてはヒップホップに寄せすぎた感あり。ただアルバムの方向性を示す試しの1曲だったような
本編14曲・57分。CDでも一番曲数があるものを買ったらUK盤だったみたいで、18曲・72分。これ、ボートラ有りのほうも面白いですよ。個人的には良かったと思ってます。特に、前作はボートラ無しヴァージョンしか当初無かったってのもあって、絶対に焼き直し盤出ると思って買い控えして友人にダビングしてもらった経緯あり。でも、今回は今の最も流行り、通常盤・デラックス盤の同時発売攻勢により、これ以上の焼き直し盤は無いと願い即購入でしたが、はてはて。いずれにせよ、これは聴けば聴くほど面白みがにじむと思います、現段階の期待かもしれないですが。あとは、リアルタイムでなかった『My Life』を比較に聴きこんでみたいなぁと思いつつ、とりあえずこれは買って損無しだと思います。
アーティスト:メアリー・J.ブライジ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
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アーティスト:Mary J. Blige
販売元:Geffen Records
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