テンプスのクリスマスアルバムは2作出ており、いずれもHoliday TOP10ヒットを記録。本作は見事4位を記録し、クリスマスアルバムにおいては結構有名な作品。ただ、自分は本作とその10年後に発売された1980年『Give Love at Christmas』から選曲された2001年のコンピ『The Christmas Collection』でお得に済ませようと思ってたんですが、やっぱりオリジナルも欲しくなり(コンピ自体はボートラがあったので買って損はありませんでしたが)。昨年のレビュー後、今年早い時期に2枚とも購入して手元で暖めてました。今回はテンプス初のクリスマスアルバムのほうからレビュー(レビュー内容は一部重複するかもしれませんが、今の感想てのを踏まえてツラツラと)。ちなみに、2・4・5・9曲目がコンピ未収録曲。テナーは Dennis Edwards。テナー・ファルセットは Eddie Kendricks、テナー・バリトンは Paul Williams、ベースは Melvin Franklin、テナー・バリトンは Otis Williams。プロデュースは Norman Whitfield、演奏はThe Funk Brothers と当時の面々。1. Rudoph The Red-Nosed Reindeer
シリアスさから始まり、ゆったりソウル。これは完全にファンク・ブラザーズの手腕かな。テンプスの息をうまくぶつけたクリスマスソングでオープニングに相応しい出来栄え
2. My Christmas Tree
キュンキュンな高音にただただ耳がピクピク。こういう可愛らしいのか甘茶的なのか、テンプスならではのミディアムバラード一幕
3. Santa Claus Is Comin' To Town
タンバリンもって、ご機嫌に歌われるミディアムアップのポップファンク。クリスマス系でもしっかりほのぼのソウルフレイヴァーで新境地
4. Silent Night
これまで何度も録音されてきた定番曲の初出。ファルセット風にしっとり仕上げた情景深き感じるスタンダード
5. Someday At Christmas
軽すぎるサウンドに薄らコーラス、そこに低域ポエット語り口。歌というよりも、ラップというよりも、ナレーション?
6. White Christmas
かなり緩く、かなりスロウ。丁寧過ぎるソウル、気疲れしちゃうくらいに、眠気呼び込みオヤスミ仕上げ
7. Let It Snow
一般に知られているビッグバンド的な仕上りとは異なる、バラードジャズアレンジ。次々、アダコン的なムンムン度を高める企画盤ならではの行く先
8. Silver Bells
正統派なオールディーズリズムで繋がれる王道。スタンダードをスタンダードのままに5人で創作という感じかな
9. The Christmas Song (Merry Christmas To You)
ゴスペル的なオルガンと、ホーンセクションやストリングスを絶妙に絡めて、スタンダードさ上質。ヴォーカルに増して、これは演奏あって映える佳曲
10. The Little Drummer Boy
しとやかに、リズムを震わせるように展開。アルバムラストだけど、オープニングであっても情景を膨らませてくれるような、ドキドキ感を与えてくれるような静粛
クリスマスコンピだと駆け抜けていってしまうように聴いてたけど、1970年という時代にて展開されr10曲パッケージ33分を堪能してると、当時ここまで落ち着いたテンプスってのはなかなか無かっただけに、興味深い作品だなぁと受け取ることができました。今はコンピ乱発で、オリジナル作の復刻というのが少なかったりするので(自分の購入したものも1986年のリイシュー時のCD)、2in1 plus Bonus みたいな形で再発してほしかったりします。テンプスを語る上では隠れた名盤ってところだと思います。
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