41599DBJFFL__SL160_地味にも売れ続けない80年代…大スランプのナタリーが、最後に売れなかった作品として不名誉な位置づけとなっているのが1985年作。長らく在籍したCapitolからEpic に移って、その直後再度Modern に移籍して残した唯一の作品、R&B48位・POP140位を記録。一般的には、もう市場で気軽に見かけることなんてないんだろうけど、ぱっと聴いたところ80年代前半の売れてない時代ってのも、ヴォーカルのパンチだけは一級品。ソウルフリークとしては、コアにもチェックしておきたいところ。

1.「Dangerous
1stシングル兼タイトル曲、R&B16位・POP57位・Dance6位を記録。Cyndi Lauper グーニーズだったり、Whitney Houston のダンス曲だったり、、当時のダンスR&Bサウンドを多用しつつも、ちょっぴり古臭さが前面に出た感じかな。でも、ツンとして堂々たるヴォーカルこそ聴きどころ。音にかき消されちゃってる部分はあるかもしれないけど、この時代ならではのナタリーの音楽性は要チェック
2.「Billy The Kid Next Door
前曲に続き、まるでフットルースのような急ぎ足的なビートに乗せて、ほぼR&Bという枠からは外れたモダンポップ。ヴォーカルの艶は失われてないし、やっぱ曲のインパクトなんかは時代的に流される要因だったのかも
3.「Secrets
3rdシングル、Dance36位を記録。抑え目なヴァース、それでもサビなんかは抜群の歌唱力をもって、実力すこぶり。どこまでも淡々とレッツダンスグルーヴ
4.「Nobody's Soldier
流れ的に、バラードでホッとします。ナイスアダコン、スムースに浸れる素晴らしきメロディなんすよ。ヴォーカルも突き抜けすぎ。景色も見えるし、これは収穫。一部、ヴォーカルダブし過ぎてるけど、きちんとナタリーの声が光り輝けば、もう独壇場。これは再評価の大対象
5.「Opposites Attract
中域の粘っこいヴォーカルはPatti Labelle ばりに強さ有。2ndシングル、R&B28位・POP81位を記録。2番ヴァース〜サビの間、ドカンずば抜け高音ヴォーカル、勇ましい。ただね、マイアミサウンドマシーンみたいな音、そこに歌がソウルフルってのはちょっとね、、、その不協和音っていうのかな、ナタリー自体は超快調
6.「A Little Bit Of Heaven
ゆったり奥行きあるミディアムなサウンドに、余裕あるヴォーカルは心地よいなぁ。絶えず抑え目なヴォーカルってのも、本作では新鮮
7.「Your Car (My Garage)
タイトル通りな音も組み入れ、世話しない感じのサウンド。荒いこぶしは爽快、きりきりまい
8.「Love Is On The Way
単にアダコンバラード、普通に安心感。後半の高音連呼のヴォーカルは実力の証。曲に印象は薄め
9.「The Gift
後半はバラード率高いのは好感度良い。聴き続けられるアルバムと思えるなぁ。ストリングスも程良く、美しきオヤスミ感

目立ってしまうのは当時のサウンドの突出。それがなければ、今でも評価は大と思います。それを除けば、絶対に評価したい作品です。ナタリーは、悩みの時代もしっかり曲を吹き込み続け、次作に続くわけで、やっぱ重要な歴史って感じがします。気にしておいてほしいアルバムですかね。

 


アーティスト:Natalie Cole
販売元:Atlantic / Wea
(1990-10-25)
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