1995年『Take Me Higher』から4年振りとなるオリジナルアルバム、R&B47位・POP108位を記録。80年代末からの20年間は、チャート的にはだいたいこのへんをうろうろしてますが、言い換えれば安定した実力派的な立ち位置を保持していたとも言えますね。僕の持ってるCDはUS盤なので、今回はそれに沿ってレビュー(他に、12曲目に異なるリミックスを収録UK盤、更には11〜12曲目の間にボートラ2曲を収録した国内盤があるそうで…やっぱ、彼女は日本やイギリスでは人気が高いというか、販売手法もちょろっと変えてきているところが小憎いですね)。1.「He Lives In You」
Arif Mardin プロデュース!ただし、ライオンキングのテーマソングとしても有名で、アレンジも雰囲気もミュージカルそのものを連想させる仕上がり。こういった情景のライオン節、妖艶さがダイアナに合ってます。個人的にはTRFがカヴァーしたヴァージョンのほうが頭に残ってたりしますが…
2.「Love Is All That Matters」
続いて、こちらもArif Mardin プロデュース。Diana Warren 作。正統派なバラード、待ってましたという感じかな。アルバム最初のほうのバラードって、気合いはいってるもんなぁ。盛り上がりは薄いけど、じわり響きます
3.「Until We Meet Again」
1stシングル。Ric Wake プロデュース。スパニッシュギターが秋風とともに流れていくような、哀愁バラード。コーラスとともに、当時のToni Braxton などを代表するR&Bバラードの意識を強く感じさせてくれます
4.「Got To Be Free」
ここから7曲目までは'Zavy Kid' Mailk Pendleton プロデュース。リードをコーラスに任せつつ、落ち着いた風味のR&B。囁くように歌われるベース、低音部が大御所ならではのテイスト
5.「Not Over You Yet」
2ndシングル、UKにて9位を記録。時代を相当意識してるなぁと。音の転がり方、ポイントで出てくる加音。サビの低音なんかも大人っ気ムンムン。ナイスなミディアムグルーヴ
6.「So They Say」
90年代初期風のソフトなコーラス、他は洗練されたアダコン一直線。アルバム中間の休息曲てな感じ
7.「Every Day Is A New Day」
タイトル曲、ミディアムスロウR&B。同じプロデューサーが続いているせいか、初っ端のクールさが若干薄まってきた頃…それでも、無難に抑揚保って歌われる好曲
8.「Sugarfree」
3rdシングル。80年代末〜90年代前半にシンガーとしてヒットしてたChuckii Booker がプロデュース。こういった組み合わせはなんか温かいなぁって思っちゃう。スロウで派手さはないんだけど秘めたものが熱く感じるダイアナのヴォーカルも聴きどころ
9.「Someone That You Loved Before」
2曲目と同じ組み合わせで、Arif Mardin, Dianne Warren 参加。このチームだからこその安定感あるバラード。後半の伸びやかなヴォーカルは、ダイアナのソロ旧年ファンにも喜ばれるんじゃないかな
10.「Hope Is An Open Window」
Daryl Simons プロデュース。打ち込み系のスローR&B。サビからはクワイア的にコーラスの厚みが増し、不思議な触感。ダイアナの語りも多々含まれたり、アドリブ的なファルセットも多用し、味多数
11.「Carry On (Remix)」
1・2・9曲目でも参加していたSteve Skinner がメインプロデュース。Arif Mardin も参加してますが補佐的。何よりSoul Solution リミックスという扱いらしく、ここからはアルバムの流れ的にボートラ?と思えるほどにハウス。ダイアナの荒げるヴォーカルは、本編では聴けなかったから別の味わい。元々は70年代初期の曲らしいです
12.「Until We Meet Again (Hex Hector Remix)」
1stシングルのリミックス、Dance2位を記録。リードシングル3曲目のミックスヴァージョンで、もう完全にイメージが変わっちゃうハウス。ちょっぴりズンドコ系。というか、ダンス曲のほうがダイアナは受け出してたんでしょうか。
※.「Until We Meet Again (Love To Infinity Remix)」
12曲目が終了すると、1分程の無音となり、同曲の別ハウスミックスが。こちらのほうがスムースな仕上がりで聴きやすいかな。いずれもエアプレイ用的な尺
アルバムとしてはバラード尽くしで、ダイアナの落ち着いた魅力満載でした。最後の2曲(+1曲)はおまけ的に感じたけど、クオリティ上々という感想です。そういえば、ブックレット内は1曲1曲のモチーフに合わせているか分からないけど、それぞれのテイクの写真が掲載。こういったところからも、アルバム制作への気合いは感じました。
<過去レビュー>
1962 Meet The Supremes
1970* Everything Is Everything (Expanded Edition)
1973 Diana & Marvin (with Marvin Gaye)
1976 Diana Ross
1994 A Very Special Season
アーティスト:ダイアナ・ロス
EMIミュージック・ジャパン(1999-06-09)
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アーティスト:Diana Ross
Chrysalis(1999-10-22)
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アーティスト:ダイアナ・ロス
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