413EBHVAHYL__SL160_テンプス単独8枚目のオリジナルアルバム。この前後に『Diana Ross & the Supremes Join The Temptations』『Together (with Diana Ross & The Supremes)』を挟むため、シングルカットなどは、これらのアルバムと連動しているのが、ややこしや。チャート的には、1960年代で最も高ランクとなるPOP4位、そしてお馴染みR&B1位を記録。プロデュースはNorman Whitfield、本作からはOtis Williams がヴォーカル参加し、5人組での始動となっています。またアルバム編成としては、A面3曲・B面7曲という偏りも注目。

1.「Cloud Nine
1stシングル、R&B2位(3週)・POP6位。テンプスのアグレッシブさが前面に出た、ロック寄りにも感じるクールな楽曲。ここでは初っ端から5人体制のヴォーカルを披露
2.「I Heard It Through The Grapevine
Dennis Edwards, Eddie Kendrick の2人で進行する、Marvin Gaye カヴァー。荒げたヴォーカル、ソフトなコーラスの2面性がオリジナルには無くて楽しいです
3.「Run Away Child, Running Wild
2ndシングル、R&B1位(2週)・POP6位。ドゥーワップとファンクが絡んだというか、癖のあるテイストが味。「Papa Was A Rollin' Stone」のような、ドラマ感のあるじわじわ来る流れ。ただね、実際は9分半もあるんだけど、僕の持ってる旧規格盤CDでは4分半ほどに勝手にエディットされちゃってるよ、なんでじゃこりゃ??(1980年代CDの編集技術に難あり…)
4.「Love Is Hurtin' Thing
哀愁感満載、古きソウルを優しく吹きあげます。ケンドリックス節が甘酸っぱい也
5.「Hey Girl
Gerry Goffin, Carole King 作、Freddie Scott がオリジナル。その後、Righteous Brothers, Billy Joel, Ray Charles などもカヴァーしてきた名曲。ストリングスが薄く敷かれ、 Paul Williams の男気がテンプス魂を活気づけます
6.「Why Did She Have To Leave Me (Why Did She Have To Go)
オールドソウル風、Dennis Edwards のコブシ、ハスキーヴォーカル、たまらん
7.「I Need Your Lovin'
Eddie Kendricks がねっとりファルセットヴォイスで甘茶たららん
8.「Don't Let Him Take Your Love From Me
Paul Williams の芯のあるヴォーカルでメロディラインがくっきり浮き出た好感触ソウル
9.「I Gonna Get A Way (To Get Your Back)
ストリングス加減だったり、ヴォーカルの跳ね具合だったり、クールなものがあります。Eddie Kendricks が作品に携わりつつも、メインはDennis Edwards のみ。熱さをしっかり堪能
10.「Gonna Keep On Tryin' Till I Win Your Love
ラストは、Dennis Edwards のテクニックヴォーカルでいなせなソウルフィーリング体感

全体的には、ケンドリックスを薄めて、デニス・エドワーズやポール・ウィリアムスを前面に押し出し、攻勢なテンプスを表現することに成功したんだと思います。今、あんまり入手しにくくなっているのが難だけど、3曲目のカットなどの無いCDリイシューをしっかり広めていってもらいたいもの・・・。




アーティスト:Temptations
Motown(1991-12-16)
おすすめ度:4.0
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アーティスト:ザ・テンプテーションズ
ポリドール(1997-09-26)
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アーティスト:ザ・テンプテーションズ
ポリドール(1992-12-02)
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