テンプス単独9作目、The Supremes との作品を合わせると11作目。R&B1位・POP5位を記録。相変わらずのハイペースでのリリースは、The Beatles にも及ぶ凄技・荒技。作品ごとに方向性を定めていくモータウン商法には関心せざるを得ませんが、ここでも最先端な趣向を次々と取り入れていって、果敢です。1.「I Can't Get Next to You」
2ndシングル、R&B1位(5週)・POP1位(2週)、1969年の大ヒット作!!5人全員でのヴォーカルで進行、ヴォーカルの抑揚が新しいソウルフレイーヴァー。やっぱり彼らはファンク根差している感覚が色濃く出てます
2.「Hey Jude」
5人全員でのヴォーカルを連チャン。The Beatles 同年のヒットを早速カヴァー。テンプスらしい、原曲をぶち壊したようなヴォーカルの交替術。曲をポップに、ファンクに、そしてソウルフルに全員がかりで仕上げていきます
3.「Don't Let The Joneses Get You Down」
1stシングル、R&B2位・POP20位。まだまだ続く5人での攻勢!!これは今までのテンプスには無かったような。かなりのハイパー度。テケテケ度もBPMも好調、ケンドリックスもハイパーにファルセット、やるなぁ〜
4.「Message From A Black Man」
渋い展開、6分程ミディアムスローにディープな低域で進行。オールディーズぽくもあるんだけど、どこか歌謡曲ってな臭いもする不思議に暗い曲
5.「It's Your Thing」
The Isley Brothers カヴァー。エコーかけすぎのヴォーカルは、なんか意味深。Dennis Edwards, Paul Williams の激しさコンビながら、不協和音な印象
6.「Little Green Apples」
Bobby Russell カヴァー。Paul Williams メインで、めっちゃカントリーソング。イントロも長く、どこを目指しているのか急に見失いました…
7.「You Don't Love Me No More」
Eddie Kendricks メイン。音的にも青春一等賞。涼しげで爽やかで、ツーンと響くケンドリックス唯一節は当作ではこの曲のみ
8.「Since I've Lost You」
Dennis Edwards メイン。ハスキーにメロウに王道ソウル、爆発しないよう抑えたヴォーカルが好印象。素敵なソウルバラード、こういうのは大事
9.「Running Away (Ain't Gonna Help You)」
Paul Williams メイン。ポールはいつでも粋でかっちょいいですな。たらっとした流れの曲も、場が引きしまります
10.「That's the Way Love Is」
Dennis Edwards メイン。1969年にThe Isley Brothers がヒットさせ、Marvin Gaye もヒットさせ、その年のうちに、テンプスもカヴァー。不思議に攻撃的、テンプスなりの解釈はファンクでした
11.「Slave」
ラストはテケテケファンク悶絶編7分半。曲中でやってることは、もう理解しにくい範疇ですが、ブラックミュージック変革期を軌道に乗せてく実力を感じちゃえます
オールドソウルからしっかり離れて、今後にわくわくしちゃえる作風を持ってきているところはテンプスの強み。今は2in1でもなかなか入手するのが困難になってしまってますが、先日紹介した『Cloud Nine』あたりと一緒に是非堪能してほしいところです。そろそろテンプス再評価、リイシューの嵐が起こっても良いでしょうに(願)。
アーティスト:テンプテーションズ
株式会社BMG JAPAN(1989-04-21)
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アーティスト:Temptations
Motown(1992-04-13)
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アーティスト:Temptations
Universal UK(2000-12-12)
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