『Temptin' Temptations』から7ヶ月のインターバルでリリースされた5作目。POP12位ながら、R&B1位6週獲得。前作をしのぐヒットとは言わずとも、安定したナンバーワングループというのを維持し続けた作品。何より、今までよりもジャケットが素敵。ライヴ前のスタイルを整えるシーン、ステージの袖のところなんかも中ジャケには写ってて、ヴィジュアル的にも、彼らの良い部分を前面に押し出したものとなっています。1.「Say You」David Ruffin & Melvin Franklin
各段に音が上がったせいなのか、当時の音の技術だったのか、かなり清々しい気持ちで聴けた曲。二人の掛け合いもなかなかですが、ミディアムビートの地味な楽曲でけだるさを持たせてないのは、彼らの武器他ないですね
2.「Little Miss Sweetness」David Ruffin
前曲と似た展開、ここではラフィンのみで進行。Smokey Robinson 作・プロデュース。荒っぽいヴォーカルの一方、高らかなコーラスとストリングスとの掛け合いが絶妙
3.「Ain't Too Proud to Beg」David Ruffin
2ndシングル、POP13位・R&B1位(8週!)。彼らの作品の中でも、もっとも最長のR&B1位を記録した作品です。Edward Holland, Jr. Norman Whitfield 作のポップソウル。今となると変わったような旋律は感じないんだけど、おちゃらけアレンジでの頼もしい喉はさすが
4.「Get Ready」Eddie Kendricks
アルバムタイトル曲でもある先行シングル、POP29位・R&B1位。スモーキーお得意のファルセット攻めで完成させたよう。初期のテンプスは、エディ・ケンドリックスのハイパーファルセットビート無しでは語れません
5.「Lonely, Lonely Man Am I」Paul Williams & Melvin Franklin
塩辛いヴォーカル劇となっているのが聴きどころ。でもアレンジが乾いたポップで、面白い仕上がり
6.「Too Busy Thinking About My Baby」Eddie Kendricks
ストリングスもホーンもご機嫌、エディの甘みをうまく調整してくれて、ほのぼの日曜の午後的
7.「I've Been Good to You」Eddie Kendricks & Melvin Franklin
B面スタート…波止場系、60年代初期のちょい古ソウルを表してくれているかのよう。エディとスモーキーのめくるめくコンビネーションを楽しめます
8.「It's a Lonely World Without Your Love」Eddie Kendricks
エディ2連チャン(だけど、Ivy Jo Hunter & William "Mickey" Stevenson 作)、テンポアップ。手拍子、ざわざわ系コーラス、裏で鳴るホーンなんかも、大きな味付けにはならないけど、程よいアクセント
9.「Fading Away」Eddie Kendricks
エディ3連ちゃん、スモーキーのとろける味再び。しっとり調にこそ、エディとスモーキーの素敵なスイング感が生まれます
10.「Who You Gonna Run To」Paul Williams
ラフィンと異なり、低音がばしっときまってます。ちょっとしたラテンっぽくも聴こえるけど、こういったポールのような役目も必要不可欠なのをソロを聴いて今一度思うなり・・・
11.「You're Not an Ordinary Girl」Eddie Kendricks & Paul Williams
1曲ポールを挟み、残る2曲はエディ担当。B面はほぼエディだけど、それくらいにエディの存在感・インパクトはでかかったんでしょうね。ブギーなポップソウルですが、こういった単調さの中のオリジナリティの引き出しは、スモーキー作ならではの得意技
12.「Not Now, I'll Tell You Later」Eddie Kendricks & Melvin Franklin
出だしが粋。その後は、いつもより高らかに楽しそうに歌うエディが印象的
<Bonus>
13.「Give It Up」Paul Williams
ポールがリードの2曲がボートラ。1960年代初頭のElbridge Bryant 時代の作品なので趣は異なりじわじわバラードですが、音がしっかりしているので(リマスターの力恐るべし)、なかなか聴きごたえあります。Sylverster Potts & Mary Wells による作品
14.「The Man Who Don't Believe In Love」Paul Williams
前曲同様のレコーディング、プロデューサーもMarv Johnson(こちらは制作も同様)。ラフィンに及ばずとも、ポールの喉がしっかり味わえる佳曲
当初は31分程のアルバムでしたが、1998年のリマスターからは2曲が追加され35分程に(それでもサックリしすぎと思われるでしょうが)。2in1なんかもあったようですが、個人的にはボートラが収録されたこちらをお薦めします。テンプス最大のヒット3曲目「Ain't Too Proud to Beg」が収録されている時点で、これは押さえておきたいところです
アーティスト:The Temptations
販売元:Motown
発売日:1999-05-18
おすすめ度:
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