444マクスウェル、大復活の2009年!8年ものブランクを経て、ビルボード1位にアルバム初登場なんて、なかなか出来ないです。たとえば、同じネオソウル系統のローリン・ヒルなんかもブランク空けすぎですが、もう初登場1位なんて期待できないですもん。いやー、凄いです。みんな、マクスウェルが好きなんだね〜(笑)。彼への期待感、そして8年待った甲斐のある作品の仕上がりに、にんまりです。

プロデューサーは、MUSZEことMaxwellHod David。全9曲・計37分という、このあっけらかんとした30年も前にタイムスリップしたかのようなレコード制作には、ソウルファンとしてなんか嬉しくなりますね。8年も待ったんだから、曲を詰め込んでおくれ〜、というのではなく…このアルバム9曲に込められたメッセージを汲みたいのがソウルファン心理。どの曲も一定ラインを超えているので、全部聴き終わった後には、「短けーよ」という感想じゃなくて、残るものがきっとあるはずです。

1.「Bad Habits
シカゴソウルのような、ゾワーっとくるホーンセクションに、もう心はゾクゾク!フュージョンタイムが長く取られてますが、それも完全OK!僕ノックアウト!しゃがれたPrince のようなヴォーカルも惚れ惚れ
2.「Cold
2nd シングル、ご機嫌なビートに、ソウル崇拝的なアレンジ。リフレインする「So Cold」とサックスとクラップに耳を奪われます
3.「Pretty Wings (uncut)
1st シングル、現時点でR&B2位まで上昇!!賛否両論みたいですが、個人的にはこういった また〜りな曲を最初のシングルにしちゃうあたりが、カッコイイなと。完全に趣味と世間の反応をもとに、狭間で面白く音楽してる感じが好きです
4.「Help Somebody
地味な音の中を、絶妙なタイミングでホーンセクションを巡らすのがたまりません。後半、オルガンやドラムが登場と思ったら、いきなりEND!!クールすぎる
5.「Stop The World
しっとりミディアムスロー。ファルセットも適度に使用したサビなど、耳に馴染み良い展開はさすが
6.「Love You
最近の音も意識してるようなリズムの刻み方、でも基本路線は大事にしているのでアルバムにうまくマッチした進化系ネオソウル
7.「Fistful Of Tears
5曲目にも言えるような、しっとりが売り。ギターの強さでエッジを引き立てる一方で、マクスウェルのヴォーカルは中域を保ち、感情をうまくコントロールしているのが極み
8.「Playing Possum
全体的には、アコースティックソウルというよりも、アコースティックポップだったりブルースだったり古代音楽という感想。そこにマクスウェルが居るから、新しい世界観が生まれてるいう印象
9.「Phoenix Rise
この展開、評判良いみたいですね。ラストが2分半程のインスト。ブラックムービーのエンディングのよう。ジャズであり、ファンクであり、まるでアルバムという映画を見てきたかのような錯覚に陥りました

個人的には、今までの野性的な髪形から一転してバッサリいっちゃってるのが目を惹きました。クールなジャケに偽りない、新生マクスウェルが詰まってます。タイトルにもある通り、“ブラック・サマーズ・ナイト”…そんな言葉がピッタシだなぁと感じる、これからの季節の夜にお供したいアルバムです。


アーティスト:マックスウェル
販売元:SMJ
発売日:2009-07-29
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アーティスト:Maxwell
販売元:Columbia
発売日:2009-07-07
おすすめ度:4.5
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