ナタリー・コールと言ったら、父ナットとの共演作品2枚に加え、クリスマス・アルバムも本作をはじめとして3枚。ブラック界の、スタンダード(企画もの?)アルバムの女王といった感じもします。特に本作は、クリスマスアルバムの中でも大きな成功を収めていて(POP36位・R&B20位を記録しゴールド認定)、聴いておいて損はないアルバム。ビッグバンド、ジャズ、ソウル…さまざまな音楽を吸収した傑作クリスマス・アルバムだと思います。1.「Jingle Bells」
ニューオーリンズスタイルのようで、なんとも声が破裂しそうなくらいに、高音がバシバシ飛んできて楽しめます。まさにライヴでいえば、オープニングで客の心をわしづかみにする状態です。テンポも良くて、ご機嫌なスタート
2.「Caroling, Caroling」
2008年には、このタイトルの3枚目のクリスマスアルバムを出すことになりますが、ここでは素敵なオーケストレーションや子供合唱団のもと、ポップに披露
3.「The First Noel」
彼女の伸びやかな歌声が、気持ちよくストリングスに絡むバラード
4.「No More Blue Christmas'」
シングルカットされたオリジナル楽曲。クリスマスという枠を外しても、展開が美しいバラード。サビの部分なんてアダコン極めている印象です
5.「Christmas Medley (Jingle Bell Rock / Winter Wonderland / Little Drummer Boy / I'll Be Home For Christmas)」
マックスなノリからスタートし、3つ目あたりでは調子をミディアムスローに落とし、ラストは華やかに静かに響かせる名演。メドレーにする意味はハテナでしたが、アップトゥダウンという面白い流れでアレンジされています
6.「Merry Christmas, Baby」
Elvis Presley あたりをイメージしてるのかな。ちょっとしゃがれ具合に、ブルージーなアレンジなのは、オールドスタイルを意識しているからかと
7.「Joy to the World」
ハイパーゴスペル、BPMが忙しいです!!3分もないけど、なにげにクワイアを引き連れるナタリーが目に浮かびます。激しそう…
8.「Little Boy That Santa Claus Forgot」
しっとりと聴かせる息抜き
9.「A Song for Christmas」
ここでも前曲と同様。コンセプトに沿いつつも、だいたいが3分程。展開が速いのでダレは無し
10.「Silent Night」
正統派スタンダードでは、しっかり彼女らしさを出して歌われていますね。歌は相変わらず上手いなぁと思います
11.「The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)」
後半はこういうしっとり系が多いですが、名曲のオンパレード。聴き入れます
12.「Holly and the Ivy」
タイトル曲。アコースティックで物静かなアレンジ、ナタリーの声はどこか初々しくも感じます
彼女は、スタンダードを極める意味でも、このクリスマス企画にチャレンジしたのかもしれないですね。結果的に、後に繋がる作品となったし、このアルバムは持っていて損なしというか、癖がないのでジャンルを気にせず聴いてほしいお手本のようなクリスマスアルバムだと思います。
アーティスト:Natalie Cole
販売元:WEA
発売日:1994-10-25
おすすめ度:
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