ダイアナ・ロス…当時でさえ既に国民的歌手としての地位を確立。前年には『Christmas in Vienna (live with Placido Domingo and José Carreras)』を出していたりと、大物がこぞってリリースするような作品を、この頃から次々と出していました(ヒットにはつながらなかったけど)。全編にわたり、オーケストラの音がアルバムを盛り上げている。

1.「Winter Wonderland
豪華に、優雅に聴かせる、温かいアレンジとヴォーカルが素敵だ
2.「White Christmas
管弦楽が加わり、よりポップに、そしてアメリカンスタンダードな印象を強めている
3.「Wonderful Christmastime
アドリブのファルセットや、ミュージカル的アレンジが面白い…ダイアナの声にも躍動感が漲っている
4.「What the World Needs Now
これはクリスマスソング?Burt Bacharach の名曲をオーケストラアレンジにすることで、ホリディアルバムに違和感なく溶け込んでいる
5.「Happy Xmas (War Is Over)
原曲同様、子供の声が加わり、ダイアナ自身の単一バックヴォーカルなども実験的なエッセンスとなり、最後には強大に盛り上がる快作です!
6.「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
ジャジーに、ダイアナのヴォーカルの可愛らしさも健在
7.「Amazing Grace
なんか、これは祈りのこもった解釈もできる一方、とても心に染みる切なさも漂っている…聴き入ってしまう作品
8.「His Eye Is on the Sparrow
ゴスペルの定番、これもクリスマスという感じはしないが、教会に根付くダイアナを感じることができる
9.「Silent Night
メロディを丁寧に伝うダイアナ、地味かもしれないがダイアナのどっしりとした存在感はさすが
10.「Overjoyed
Stevie Wonder の楽曲をホリディアルバムに入れてしまうとは、斬新…だけど、アレンジや優しい歌い方が、うまくアルバムに調和
11.「O Holy Night
こういった、超スタンダードでのダイアナの歌に込める思いは自然体でいて、やはり素敵だなぁとつくづく
12.「Someday at Christmas
ちょっと中だるみ(爆)…吹きぬけるように通り抜けていくダイアナのヴォーカルに、表現力を感じざるを得ない
13.「Ave Maria
しっとりしたアレンジ、ヴォーカルには“巻き”を入れたり、西洋の影響が少々出ているような気がした
14.「The Christmas Song
いたって普通にアルバムは終わるが、ずっと楽しげに歌うダイアナのクリスマスに込める思いが、かなりアグレッシヴに感じ取れた

結構ボリューミーな内容だったと思います。決してクリスマス関連ではない楽曲も うまくホリディアルバムに溶け込ませていることや、一貫してオーケストレーションのアレンジだったりすることで、疲れることなく絶えず聴きやすい作りになってるなぁと感じました。






アーティスト:Diana Ross
販売元:EMI Int'l
発売日:1998-12-01
おすすめ度:5.0
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