なんと、いつの間にやらこんなことになってた続編アルバム。ナタリーパパ、故 Nat King Cole との疑似デュエット&レクイエムとして1991年に大ヒットした『Unforgettable』が帰ってきちゃいました。当時、全米1位・世界で1400万枚・グラミー7部門を受賞した、お化けアルバム…その続編っすよ!なんとも、すごい企画を考えたものです。これは、ナタリーでしか出来なかった、スゴワザ。

1曲目「Walkin' My Baby Back Home」のみ、ナット・キング・コールとの疑似デュエット…なんか、父の声のほうが若いのが、これはこれで趣深い(ナタリーも、もう58歳だしなー)。とても朗らかに進行する曲で、聴いてて楽しくなるビッグバンド的曲。2曲目「Come Rain or Come Shine」は、Ray Charles でも有名なナンバー…ここで聴けるのは、またまた楽しげにアレンジされてミディアムテンポ。3曲目「Coffee Time」は、いつもの清涼感ある歌声が弾けて(デビューから変わらないなぁ)、2分半で終わるキリの良い曲。4曲目「Somewhere Along The Way」・5曲目「You Go To My Head」は丁寧に歌い上げる中、ストリングスが美しく音を染めている。6曲目「Nice 'n' Easy」は指パッチンが入ったり、間にホーンでブレスしてくれたりと、音のミクスチャーが楽しい。7曲目「Why Don't You Do Right」は、スキャットまで取り入れて、ジャズを心から楽しんでいるナタリーに嬉しくなってくる。8曲目「Here's That Rainy Day」は、6分にわたり様々な音の顔を見せる…壮大なバラ−ド。9曲目「But Beautiful」・13曲目「Until The Real Thing Comes Along」はともにAretha Franklin もその昔カヴァーしていたが、しっとりと歌い上げるナタリーは紛れもないジャズシンガーと化している。11曲目「The Best Is Yet To Come」は晴れやかなナンバーで、古き良きアメリカンミュージックを最も体現できているようではないか。12曲目「Something's Gotta Give」・ラスト14曲目「It's All Right With Me」は、短い分数にギュッとジャズの旨みを閉じ込めたようなアップナンバー。

早速、今週のビルボードチャートでは19位にランクイン!!なんか、いきなり発売されてた印象が強かったので(今のナタリーを取り巻くプロモーション的にこんな感じなんだろうね)、当時までのヒットはさすがに望めませんが、音楽ファンを喜ばせてくれることをやってくれました。US盤は14曲、なんと国内盤は珍しくも5曲もボーナストラックが追加され全19曲。17年前のアルバムは22曲も収録されてましたが、やるならここまでやって欲しかったなぁ…なんちて。

HMV の特集ページはコチラ!