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やる夫が鉄血宰相になるようです   幕間 補足






      / ,.‐-y'´'ヽ/ ヽ-゙-ヘ
     /  / , / ∧∧ ',  ',ヽ
    ,'  /  l l l ,'‐-' | | |  l 'ハ
    ∧' ,'  l | ,リ  _リ l l  l l l
    ト、 'l   l`ニ´   ` ̄-r'___「
   / ヽl ̄'l ====  === ,'´ |
   /  ,∧l  |          { l|     >>1の能力不足のせいで、いろいろと説明されていない、
  ,'   /  ', lu_   ,、 _,.ノ ,'|
  ,'   /   ', .lヘ ',三|{=', |   'l |     あるいは触れなきゃいけない部分に触れられていない
 ,'  ,'    ', ', ヘ ', |,l ,}|  ,'.l |
 |  l  l   /ヽ | ヘlレ'',´ l-‐' l |    という事がありまして、まことにスミマセン。
 |l  L._ハ_ }-‐',=l<,ヘ.ヽ{  l   l l
 `ヽ.|   `'、_  `   ´ ',´ ̄ `レ'
        ',゙T'''''''T'7´
         ',ノ.  レ








            /  !/.'      '  /     /  ヽ      ヽ
          ′ | '    /  /    /__ス_!      |
         |  |/   .-‐ァ 丁  ̄| ̄ト、 、    \     |
         |  |  イ   /  |、   代丁\卞、十  ヽ.     |
         | /  /!=≠ト   i/ヽ.| ×テ=<Ⅵ  !一     |     間幕ってのは、本編に関係あるけど、本編の流れ的に
         レ'   | イ V,テ::ミ     \  ff:::うバ |/       |
         'ーイ 从 | 'イ ん::ハ        弋z少 |  '|        |     説明しづらいから、番外編という形を使って説明しよう
         ∧  |jハ  ら少   ,           |  :|        |
         i \い '.              |  :|        |     としたモノなんだよ……
         |  | ∧               |  :|       |
         |  | イゝ      '⌒      イ  :|       |     ぶっちゃけ>>1はシロウトだから、間違ったりするワケ。
         |  | |:.:.:.:> .._ _ _ ._ '´_| :∧     \!
         |  | |/:.:.:.:.:「 ┴… '´  / | :i: :|       \    あくまでも>>1はこう考えていると思ってね。
         |  | |:.:.::.:.:.:ハ     /: : : | :| ヘ       ヽ.












  ――やる夫が鉄血宰相になるようです――

       間幕第二部の補足説明














493 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:11:40.53 ID:cHC9ok2o








/ /  /  / / .∧、v´'ハ |     ハ    | |
|/l   | _|_ .| |     | |  |   .|    .| .L
 |   |  「`≧ト、   /,/,斗≧、_ |   | .|
 ヘ=-r'ーr 〉'⌒ヽ   ´' 、ィ=ミ、,_  ,イ   / |_      プロイセン参謀本部ってヤツは、いくつかの時代区間に
.   |  |〃   l:|    〃   ハ 「'‐-、._/ | `
.    |  l l:l  ,リ.    |:|    ,リ.|       /       分かれていると思うんですよ。
   |  l ゙'‐‐'"      ゞ、__彡' |     ハ¬
   | .l XXX       XXX/    / ノ       シャルンホルストの最初期-クラウゼヴィッツの哲学期-
   |  ヽ、     ゚         /    /イ
   |   `l‐-=、,____________,../    /  |        大モルトケの変質期……そしてここからドイツ参謀本部
   |    | | | / | `'ー‐'" ./    /  |
   |    | | ゙|ヘ \   ,./    ハ  |        にバトンタッチというわけです。








       ,.-‐' ´フ^ヽ,`イ´ヽ,.-ヘ、 
     /   /    ,  , `  ヾヽ
    /     /    / /  ,' ', ∧l  ` ヘ 
    /   /     ,' l l l゙‐-‐'| l    ', 
   ,'     ,'    , l ,斗ト,|   ト-、l , ハ
   {`ーー '|    l | ハ ハ|   リ |. l |  l|
   ト- 、_ |l    l | | '-' '   '└r','  ハ
   ,l、ヽ `ハ  ___,|r´ ┃    ┃r‐l‐'''´     本編でやるので、ここでは詳しく言えないのですが……
  ,' `ヽ、γ| ̄ | |  ┃    ┃l |
  ,'  ,'  /ヽ.|  ', .|         ', |       プロイセンとドイツは別物だと考えてください。
 ,'  ,'  /  ハ.  ', |     _  _,ノ |
. ,'  ,' /  ,' ',   |`ニ、r‐、‐ T´  |       詳細は本編でお願いします。
.,'  ,' /   レヾ,   |',=ニ|  /ス|    |
,'  ,' /  / ` '、  ',.', | // ハ   |
  l /   ,'   ',`ヽ、ト', レ'/.  |    |








494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:12:35.95 ID:Op8I9Eko



ほうほう、続けて続けて




495 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:13:06.25 ID:cHC9ok2o








     r'ニイ : r=〈、: : ,、: :く^; : : :ヘ : :ヘ  l
      |: :ヽ} : :ヽ: :>ヽ`: : .:J、: : ⌒ヽ. ヘ l
      l:.:.:*ゞx : : (: : `ヽ、: : :.ヽ_: : ヽ、} l
      ト- ': : :._ > ― f' ¨下. ̄.ト、 ̄` ヽ、 }
     ノー'´ ̄ / l.  ,ィ !   } ヽ._レ}-ir' i ,>      シャルンホルスト、クラウゼヴィッツ、大モルトケ。
   ∠ィ 「` 7 十ァ-j、/l イ!   ヘlニj_ハ. ハ | !
    / i .i ,' ,ィt7示x jノ j'   '行h;} jノ!| ソ .l      参謀本部の御三家だね。
     { ハノV / ト'じ_;:}     弋tタ ! !i i |
    ゝ}  | 乂クソ    、    、、 ! i.| ',  !     グナイゼナウはシャルンホルストの後継者であると
     ,'-|   ト, 、、               ! ! l  ', !
.   人ニ!  |         - 、   / |l  ',. i     同時に、忠実な実践者だったから、本当のところは
   , ``|  |ヽ、      '´     イ.|  !|  ヘ V
   ,' i  !   |.  `   、     r'  ! |  | .|  、. ヽ\   シャルンホルスト・グナイゼナウで一つなんだよ。
  ,'  | i|  |`丶 __ _フ ´) V  || ! .|  i   ヽ
  ,'   レ'T.  |         /  \_l| |__|  ',   /
 ,'ー-イ  i   |、         /    / `| |/`ヽ   /









       ,..-、_‐',..-、 ̄_.._゙'¬-.、
     /  ,  ´  `´  ヽ-‐-.、`ヽ、
   / / /  / ∧ ,ィヘ       \ ヽ
  /  / /  /l /‐ヾ--| l   l    ヘ
.  |  l  |  ハ |    | |    |    | ',     最初期の参謀本部がどんな事をしたかは
  | l |  | ,.斗ヒ'|  ヽL_l.   |   l |
  | ハ |  | ,ィくヾ,    ''_,.≧‐.|   イリ`ヽ     間幕で書かれましたが、あれは純軍事的
  `' ゙-,ヽ_|〈イ::l ゙    '_ノハヽl'‐-、/レ'ミ
    |.  l マリ     l::{゚ハ::l ,〉    |_,     .なモノなんです。
    l  l `´ 、   .込イソ |     |  |
    | .ヽ、   __  `´  |    |  .|      シャルンホルストやグナイゼナウは実に
    〉  レ゙、-.、.'、_,)___,..、イ    |  .|
   / |  |  ヽ、 `´  ノ ハ| l   ||  l      政治的な分野にも手を出しました。
   /  |  |   ヘ`゙'ー'" , |l|   | | |
.  / //〉、.|   ヽ   /  ハ  _lノ | |








496 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:14:37.10 ID:cHC9ok2o







   シャルンホルストはナポレオンの国民軍に対抗するために、プロイセンも徴兵制を敷いて

   国民軍を創る事にしましたが、これには農奴の解放以外にも、プロイセン国民の政治に

   参加する権利――参政権を認める事も必要でした。







             ,,.-‐─-:..、
           /   ;;;;;;;;;;ヽ
          /      ;;;;;;;;;;;;;、
          l       .;;;;;;;;;;;;ヽ
          {0}/¨`ヽ{0}    ;;;.;;;;;ヽ
           ヽ._.ノ       i;;;;;;;;ヽ、  チョリッス !
            `ー'′  ;;;;;;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ、_          オレたちの国は、オレたちが守るんだぜ!
        /)    ヽ、;;;/;;l;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-、
   _   / :/      |;;;; /;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ヽ、
  ノヾ `‐-" l    , -‐"i  /;;;ノ;;;;;;;/;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ,
  ノヽ      |  /  .ヽ!;;:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li
  l      ,  :l / ,    ;/       ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
  (      ヽノ .i i;    ;l     ,,    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
  ヽ、      \l/_,-‐ 、:;|     :;\,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
   ヽ、i      \i;;;;;:));|    ;;;;;;;;;/  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐、;;;;;;;;;;/
     \      \´);;|    ;;;;;;;/  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;i

            プロイセン郷土軍








          ,.. 、   ,. 、
    ,γ⌒ーイ   ヾ _ ゙ヾヽ、
  , './     / //`ヽ.' ヘ ハ ヽヽ
./  / /  ,'  l |` `゙´´ l | ',  ', ',
   / ,','   ,斗キト     ,ニ|、',  ',. ',
 /| l l    | _| リ     ノL_l   l l',    こういう想いがあるからこそ、国民軍は今までの
´ ,リ. ',',_,..- ' ´         T‐┘リ
 彡|,.ヘ〉.| ===≡   ≡== |  |`    常備軍+傭兵よりも強かったんです。
  _|   |               ',  |
‐'´' |.   | XXX        XX,  |    常備軍と国民軍の違いは、極論すると参政権を
  ヘ|   |      `(_`チ     ノ. |
   |   |           , ィ'   |    持っているか、いないのかの違いでした。
   |   |`         ´ |    |








497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:15:06.71 ID:2Tm2LKYo



むっきむきやぞ!



498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:15:50.86 ID:glUsu.wo



西洋人はムキムキが似合う




499 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:16:09.37 ID:cHC9ok2o








   そんな中でシャルンホルストが理想とした参謀とは、軍事技術や戦史に精通

   している事は元より、お互いがお互いを理解しあっている、共同体としての
  
   理念を共有している事でした。ある程度、現場にいる指揮官に自由な行動を

   させるために、随伴する参謀は指揮官と共同責任を負いながら、他の部隊

   にいる参謀と連携できるようになっていました。――訓令戦法ですね。







          __
  __    /  ../)         .__
/  ../)   三三)/)        /  ../)
三三)/)   ∧,,∧   ∧,,∧   三三)/)
三三)/   (´;ω;)   (;ω;`)  三三)/
   ∧∧  と  φ)  .( つφノ  ∧,,∧    __
  ( ´;ω)/⌒/⌒/ ̄/⌒/⌒/ ̄(ω;` )  /  ../)
  / _∧,,∧口  ∧,,∧ ⌒   □と_ ヽ  三三)/)
  (/(  ´;)η口(;`  )/⌒/  /_ノ  三三)/)
 ∥ ̄(l    ノ  ̄(   ノ ̄ ̄ ̄||       三三)/
  __`ー‐'    `ー‐'
/  ../)      __
三三)/)     /  ../)
三三)/)     三三)/)
三三)/      三三)/

     プロイセン参謀本部







       _,. _-_‐_‐-、
    ,.-<' ` 、  \ ヽ
   r'l  ' r、、 ヽ ヽ ヽ'_´ヘ 
  /  l |`‐ヘ', ハ__ヽ ヘ ∧             理想の参謀の条件には、実はもう一つありまして。
. /  l l ヘ  サ´‐'´',´`<、、 \
/l  ', ',,ィヘ   ィ彡 ∨'ヽ' `ヽ ヽ、   _,、    それは政治にも精通しているというモノでした。
| l ヽヽ∧ z彡      ∨ `ヽ、  `ニ`ニ´∠
 ` `゙`T ハ    _ ,.ィ','ヽ  Y´`' ‐-、    /    これは作戦立案の仕事を受け持っている参謀本部が
     } , ト‐‐ッ'´`ノl  ヽ'   `ヾ、ヽ,/
    /, ',l, / l  | /  ヽ     >      現実の国際情勢を無視した作戦を立てて、政治的に
    l、l、_/トv'´ハ  `'´   ,.>、 /
     l / ´   ヘ    / ∨         本国を危険にさらさないようにするための工夫でした。
     レ    l   {,.,.-r‐'〈_X |
      |,.--、ハヽ‐'゙'''l-7'´  `'
                ∨






500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:16:18.77 ID:Op8I9Eko



ナポレオンが出てくる前のフランス国民軍もなにげに強いな




501 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:17:37.13 ID:cHC9ok2o








             ,. ' ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ、
           /    /          \
          /     /             \
         /     /―――――――――イノ
         /     /: : : : : : : : : : : :| |
        ,'    ,∠ __________/ |
        |   <__:.:.イ:.`メ、/|:/ |:./\レ:.:.〈 |
        ノ!     |/リレ',ィrそド"´ レ ィチxV:.!:.V}    つまり、シャルンホルストは参謀本部が将来的に
       /|    /!:.:.! 〈. トzリ     トzリ }:!::Nリ
     /     /ソ:.:.i xx`¨´    , `¨x{:从 }     作戦を優先させて、政治的・外交的な危機を招く
    /      //|:.:.込、         /:.|.ハ∧
    /     /厶|:.:.|\ ヽ、  r つ ,. く:.:.:! ∧ ヽ   恐れがある事を理解していたんだね。
   /    /    |:.:.|::::::> ミ  、 <}  |::.:|   ヽ. }
  /i   〃     レ‐‐く\   ̄´ /::!  !:.:<フ二ヽリ
./   //     / /⌒く:\  イ:::::|  |:. 厶--、 }
   / /     (   /,. ┤:::::ヽ /::::::|  |:.厶--、 /








       _,.-‐' ´___ ̄ ̄ `゙ ''‐-、
    ,.‐-, '´ `ヽ/  `ヽ'`'ヽ、__  \
  /       ,、   `  ´ ヘ   ヽ
  /  /  / /` '-|  l  l     ',  .ハ
 /  l  l  l   |l  |  |  l    l   l
 |  |  | |   |l  | __ l  l   |_, -彡
 |  l  `l'‐ト、  ,リィヒT´_|   l   |_,/ }      参謀本部の始祖は本当に偉大な人物だったんです。
 `‐r-゙-r-ィヾ、    ィヽハヽL_l__|   |  ,.<|
   | |   '{うハl     ら'::ハ' |  'Tヽ´/ .l|      そして、その危険を避ける唯一の方法が、教養ある
   | ,|  | マ:リ    辷'ソ |   | l  l   l|
   | |.  l   '      u|   l イ   l   l|     政治将校を育てる教育だったんです。
   | |   ヽ、  -    __,l   | .|   l   |
   |  |   | `゙フ、'''"´  ,'   l、|   l  |
   |  |   l / , リ __,. -イ   ,' ヘ    l  |








502 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:19:09.25 ID:cHC9ok2o








   だからこそ、途中で彼が亡くなったのはプロイセンにとっては
   
   痛恨の出来事でした。






             , --.. 、   ___
          ,. .:´.:.:.:ニニヽ\´.:‐‐:.`ヽ
        ,. '´. : : :彡´: : : :`:.:.:.:´¨¨ ヽ、ヽ
       /. : : ::/: : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.\: `ヽ、
     / . : : :〃. /.:.:.:.,.:.:.::/: : }:.: : l: : ',: :.\: : :\
     ,' . : : //: :/: :.::/:.:.:/: : :.ハ:.:.. |: : :ト、: : :ヽヽヽ\
    ,′. : :l/: /: : ::/::.:./l: : :/ 1.:.: |_: :ハ.:}: : : :', i: :',
     i:.l:.: : : :.:.:|: : :.:|.:七 T´/ /'|:.:/l.`メ、l.:}.:.: : :i l: :.:',
     |.:l:.: : :l:.{.:|: : :.:|/ __|/ ′|/ l/,,_ lハ: : :.l:.l:.:.:.:l
     |:.l:.: : :l∧|:.:|:.:.|>七ミヽ  ′ 仁ヽ、1.:.:〃.:/lハ!
     l. l:.l: : :/`ヽ|:.:.|ト1rイ!     トrイ1ミ} 〃.:/.:!  ′
      ',l.:l: :〈  ハヽ|V沙ソ      似ツノ〃 .:/.l/
      ヽ: : :Y´{ V1  '''''''   ′ '''' j.:.レ'.:.:.|      ← 何気に偉大だった教育者
        ヽ从 } {:i       _ _     ノ.:.:.:.:.:.:j
       `{  L_ノ:L      ´     /.l.:.:.:,.:.:.;′
        { |\.:.:.:| >  _, . イ´`ヽj.::/.:/,′
      ,. イL」  \:|    /   \  l/:.//
    ,. イ、\     ヽ      |   `77.:/、
  /´.:::`ヽ\\    \    |  .///.:.:.:.:\
 ./.:::::::::::::::.\\\     \  ノ|  ///.:::::::::,. イ
 \「  ̄ ̄ ``ヽ ヽ\    V⌒) ///.:::::::/  i
   l       \\\  / /⌒V.:::::/   |

   ゲルハルト・フォン・シャルンホルスト








       , - '´`ヾ ''ヽー-ッ、
     / ,   /  ,、ヽ'  ヾ-.、、
   /  /  /  /_ ヽ^l      ',ヽ
  / / /   / //  `´7 ,'    ',.ハ
  Ll__/  斗=ト、,'     ,' /  |   l  l
   / l  ハ ,'.l ,'   /ォミ、 /   l  |     しかし幸いな事に、シャルンホルストは忠実な
   ,'`ー'r┘-' ヽ   /,//  メ、   ,'  |
  ,'  ,' 三ミミ   `_<__//   //ヽ{     後継者を得ていました。
  l   ノ xxx      =ミx、 >、/l/  l´
.  l .〈         xxx`ヾ   /ニ〈      グナイゼナウです。
  l   ヽ、  、__     /   /´   ヘ
  l   / l`r-、、_    /   /    ',
  リ  l'  l lヽ ` ''`フ"7   / l     ',
  | /   ヽ'ー`ニ7./ /   / ヘ     ',






503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:19:55.98 ID:rclXtAco



政治将校と聞くと悪いイメージしかないな
アカ的にだけど…




504 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:20:38.20 ID:cHC9ok2o







   グナイゼナウは戦勝の暁には、ナポレオンを戦争犯罪人として銃殺刑にするべきだと

   考えていました。更に帝政フランスを完膚なきまでに無力化するべきだとも。

   まぁ、流石にメッテルニヒに止められましたが。







  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |   も    う    .|
  |           .|
  |  だめぽ!! |   ,. . _
  |_______| --' 、   ̄ ̄ヽー- 、
       | |  ヽ ̄7 , , \  、   「 ̄ 7
       | |  ヽ / /_ /ハ |ヽ、\ V ./
       | |    i il/> ヽl <\ヽ. V
      ,. -{-、 __ .| ii i!  ,. ─‐ 、 | il |
       {   Y/  l il |、 {    }  | li |
      `t-く   ヽN ` `--- ' <リiレ'
       | | `ー-- 、  /    ヽ  `丶、
       | |       ̄ヽ    ノ >-'   !
       | |      ,.ィ`=== r'^ヽ、_,/- 、
       | |   ,  '"  //  !'~`V-─ 、 )
       | | < _,/ / /  /i   \ (_ノ
       i_j    /ヽ '  /  / !    ,>
            /_ > 、 」__/ _」, ィ'´ 「
          :::`ー':::::::::::::::::::::::::::::ヽこノ:::

          ナポレオン・ボナパルト







       ,..-、_‐',..-、 ̄_.._゙'¬-.、
     /  ,  ´  `´  ヽ-‐-.、`ヽ、
   / / /  / ∧ ,ィヘ       \ ヽ
  /  / /  /l /‐ヾ--| l   l    ヘ
.  |  l  |  ハ |    | |    |    | ',    グナイゼナウはシャルンホルストと違って
  | l |  | ,.斗ヒ'|  ヽL_l.   |   l |
  | ハ |  | ,ィくヾ,    ''_,.≧‐.|   イリ`ヽ   かなり目立つ人物で、参謀らしくなかったん
  `' ゙-,ヽ_|〈イ::l ゙    '_ノハヽl'‐-、/レ'ミ
    |.  l マリ     l::{゚ハ::l ,〉    |_,    ですよ。それでも私情を殺してシャルンホルスト
    l  l `´ 、   .込イソ |     |  |
    | .ヽ、   __  `´  |    |  .|    の理想を守り通しました。
    〉  レ゙、-.、.'、_,)___,..、イ    |  .|
   / |  |  ヽ、 `´  ノ ハ| l   ||  l
   /  |  |   ヘ`゙'ー'" , |l|   | | |
.  / //〉、.|   ヽ   /  ハ  _lノ | |







505 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:22:12.60 ID:cHC9ok2o







      / ,.‐-y'´'ヽ/ ヽ-゙-ヘ
     /  / , / ∧∧ ',  ',ヽ
    ,'  /  l l l ,'‐-' | | |  l 'ハ
    ∧' ,'  l | ,リ  _リ l l  l l l
    ト、 'l   l`ニ´   ` ̄-r'___「      他にもドイツ統一問題やプロイセンの
   / ヽl ̄'l ====  === ,'´ |
   /  ,∧l  |          { l|       半絶対主義的な国家体制……
  ,'   /  ', lu_   ,、 _,.ノ ,'|
  ,'   /   ', .lヘ ',三|{=', |   'l |       これらの改善に積極的に関わろうとしましたし、
 ,'  ,'    ', ', ヘ ', |,l ,}|  ,'.l |
 |  l  l   /ヽ | ヘlレ'',´ l-‐' l |      実際に関わりました。
 |l  L._ハ_ }-‐',=l<,ヘ.ヽ{  l   l l
 `ヽ.|   `'、_  `   ´ ',´ ̄ `レ'      だから戦後の反動体制から追放されて
        ',゙T'''''''T'7´
         ',ノ.  レ            しまったんですね。









                   /⌒ヽ        /:´`ヽヽ,. -- 、
                   ,.イ  , : `ー 、   フ三ミミヽV/ ミミヽ: :\
                / ノ     ,:   L/: : : : : : : : : : : :``ヽ: : `ヽ
                ,′       '´ }: : : : / /:/ノ: :l :l:.l: : : ヽ: : : ',
                〈         , イソ: : : :/ :/://: /.l: l.:l.:l.: l : ',: : : ',
               ハ         ノ:!.:!.:.:./.::///.:./:/l.:.l:.l.:l:. l : :l l: :l l
                _ノノ      ,.ィ´l.:.:l.:l.:.:メ、///.:./://l__Ll:.L:l : :l:.l: :l l
             「く: /       ∠エⅥⅥ:lV行メ、l/l/<仁/リ: :l. ://: /,′
            ! `ー─一 '´   /:/ト、ト{.りソ   弋辷ソチl: /://: //
            !`ー====== ¨´/ ̄``ヽ小' ' `    ゝ‐く,.ィ介V: :/:/
            / `ー--------‐'7     い`ヽ 「 _) ' '/>介く: /:/
             人         /      い  ,ゝ-- < ,fソ:::{ }.:イイ
            //;′`ー─---イ `ヽヽ   ハ!/'´: : : : ,.イfソ:::::{ }.:!!   ← 何気に過激な参謀だった人
           /: /:;′       !  .: : //: : :: : :; ィ´  / / l:.!!
        /: : /.::;         ハ  ! j/: /:: : :; ィ´ 〈   / / /.::!!
         /::〃: : {         l! ,.イ: / : :::/  \_ \/ /./. .: !!
      /./ l: : : :ハ          ノノ/ l/: : ::::(    ``Y´ /`ヽ: :ヽ\
       /:/ ∧: :./.:ハ      //!  l:ト、: : : : : : : : :フ ノ 「|: : : \: \\
      〃 // V:/: : ヽ     ,. ィ´: : _」  l:! ヽ: : : : : : : : : 二フト、: : : :\: \\
     〃.//  l:ト、ト、,r‐`ー'´ー =ニニニニ リ   \: : : <ノ  ノ1 /ユ、: : : \: \
     l//∧  l:!__ゝ      .., _ __ _      Q/: : /1 /ハヘヘ: : :ト、.\
       l/ ヽ、 .リ: : :, ゝ-ー              ノ : ィ´、  | |い ヽ l: :.l \
       |  「 : : : : |                 ノ: :,イ  \」」> ‐イ: :.l
       |  l二ニ : :|          . : : : : : :/: : :/ ハ        /: :/
     !_ノ: : : : : :|       . : : : : : : : :/: : :/: ノ: :.`ヽ     /: :/

               アウグスト・フォン・グナイゼナウ






506 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:23:39.45 ID:cHC9ok2o








        ,.-,=ニ_´,.-'´`ヽ,-'ヽ、_,..、
     ,-´/   `           ヽ
    / /     /   ,、  ,、 l    ヽ
   /  /  /  /   / `´ l  l   ハ
  l   /   |  |   |_,    リ  |    |
  |__/   |   | '''''''T´   `メ、_ |    |
  〈、、 リ   └r‐'──'    '└-ハ__  _|    さて、上記の二人が活躍した参謀本部を
  〈 `ヾT¬' | ======    ==== | _ニ,」
  |`ヽ l´|   |           |´l |      最初期とします。
.  |  ∧.|   |  γ'''¬‐-、    ', l|
  |  /   l   |  ',    ノ    ノ .l|      .残された参謀たちはせっせと、二人が残した
 | /   |    |'、‐-゙、.__, ィ、. -‐イ  l|
. | /    l    | `ヽ   ノ ハ  |   リ|      遺産ともいうべき教育を引き継ぎましたが
.|/   |   ヘ  l   `   , ', |  リ |
l'   |  |/ \ l        l ',l  ノ l|      ここで問題が起こってしまいました。
'    |  /   /`       l  l'´   l|









       ,、  ,.‐、 _,.-‐ 、_  :
     r‐-'  `'   `   ヽ`ヽ :
   : /     ,  l    l  ハ  ヽ :
.  : /  l  lヽ-' |    l   ',   ハ :
 : /   |  l |   | |  _,|  l ト- 、 l       なるほど、確かにシャルンホルストが示した
 :,'    l、 リ   斗ヒ´__|___l |、  `'} :
 └┐__ r' _`二   =r==r'| └r' ` ミヽ| : .    軍事のエキスパートとしての参謀と、政治を
.    : |`', " ̄     l  | |   |`l   l :
     | l |ll  r‐¬ ゝ‐' |   レヘ   l、     知る政治将校としての参謀――これを両方
     |. l u   |   |   |   | | ',  |l : 
     |  `ヽ,、,_-‐_ニ_,. -オ.  | |  ',  |.l :   とも学ぶ事ができればいいのですが、それを
     |   | | | /〈 ´ ノ ,|  ,|. |  ',  l ヘ :
     |   r'' |/ l ` ´ /└'´ l |   ',  l ヘ :  学ぶ教材がなかったんです。
    └' ´ | l  |   /    l |   ',   ヘ








507 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:25:07.43 ID:cHC9ok2o








     /          `ヽ、
    /           丶  `ヽ、
    /           `丶_|ヽ、  >
  ,..⊥r─‐r‐‐r─--、、    \_ k'-、              ナポレオン戦争後のヨーロッパでは、何人もの
/  / '≧|  | ,≦ヽl `丶、,_  `フ  `ヽ
ヽ_,、L,..-ヘリ   ヽヘ--、゙ ___ YLニ=' {゙ー'"  ´ .         軍事評論家が、ナポレオン研究をしていました。
  ゝ, '| ┃     ┃ ´ | `├.、'" `゙¬ー--、、
   / l ┃     ┃  l   | .ノ、        `ヽ、     . どうやったら彼みたいな軍事の天才を生み出せる
  ,' .リ xx     xxx /   「´  `ー------  、._ 、ヽ
  ,'   ゝ、    _   _ /   ハ      、      `ヽrミ    のかとういう命題の研究ですね。
  リ、 | ヽ`7l^′´/〃   /,.-、     \ `ヽ、   /
  ´ ヽ_|  `|ヘ lニ'/└-r、イノ____〉_    、ヾ、ヽヽ/      そんな中、スイス人のジョミニが面白い学説を発表
         | lγ /,  ノ| 丶. |  __,.-' `' ` '゙
     _z== (7_'、ィ'" ´イ'  ヾ、 /"´               しました。
    l( ̄、`ヽ、ヘ’  __    ヘl'-┐
.   lヽ、ヽ 、._ヽ }}     ノニ´-‐-'               曰く、ナポレオンは天才ではない――というモノです。
   |  `゙'¬-,/T冖7'''"´
   ヽ、    / ,l /
     `゙ ー '′ `'′








        ,r'Zヽ     _,,,;:-、s-──--ミ,,_
         \l/  _,:r'''"n ,,   'l; ゙l!   ゙l!, ゙ヽ、
           ,;rii" ,  ,リ,ハヘヾi, l, ゙li.   ゙lli, ゙lli,゙'i;
         _,;r'" ,il' ;il' ,i'クノ リ ゙いミ゙ゝ,、゙ゝ  ゙li;lli, 'li;,゙i,
      _,;r''"  ,;il'"ノノノ シ'__  `''弋ミヾミヾ;llllli;, l'}
   _,,:-''"  ,,;ill;'",;i'-''""二二 ̄`   ,,:''''''ー-゙lll;iii,'lllli,'}    ナポレオンの戦術や戦略を見るに、彼は
,>iii''"   ,,;ィ彡''"/f"  r'''("llli)`    ,/"'flliiミヽ.|!li,'llllliリ
ll'"   ,:i''  }i l゙ {!    ` ̄  '"   i 、 `'''" ,;llll,lllll;ツ     『機動』で敵の態勢を崩し、
.いi' .;i' r' ;il i'{ `゙              ゙i、   クシ''"
 `i, :lli,  ゙li :l: ゙'':、         ..    i;   .|        『火力』の集中で突破口を開き、
  ゙i, ゙llii;, ー゙''li、            ' -'''; r'"    |
   ゙i, ,l''llli;, ,,ミ            _-     /         『打撃』でもって決定的勝利を得る。
.    ;レ  'llllli;  ゙:、      '" ̄   ̄`''ヽ  /
    "|  ,ill'l!.  ゙i、        -==   ./          その後、勝利をより確実なものとするために
    _|  ,il' '゙   ゙'ゝ、           /
  /" ヽ、 {,,_     `゙'''ー::,,,_       /           .『追撃』を行なった。
 ,/    `''''ーミ=-:;,,_    `' ̄`''''ー---r''
              \,-、_,:-ー、`ー-'''7ー:、__
             \  `ヽ `ー''''"'<,,_ `ヽ、

       アンリ・ジョミニ








508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:25:59.02 ID:glUsu.wo



軍事のエキスパートかつ、政治も熟知している参謀…。
なんとチートな参謀を望んでいるんだ。




509 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:26:36.85 ID:cHC9ok2o








          _,;r''"                      ゙i
         ,r'' 〈;;K〕       _,,;::ニ-ー-----=ニ::,,_ ,ノ
         {         ,,:ニf'l"    ;; :, ,,     `l;,
         ゙:、,,,___,,;r''i" i l | li   li li; li;;,,     ゙ii;
         _;f     ゙ツ,川;  l l l llli;i,  'lii;llliilllllliii;;;;;;;;,,,,liiiii}
          ら'"~  _,,ツ 川トミヾミミト,llllliii;;,''llliiillllllllllllllllllliiillll}     戦術には五つの動きがある。
          {i" 〃ア~;;;ニ._゙ヾ__三ニ=-゙ミミ゙;iillllllllllllllllllllllllllllli}
          ゙i,{ ,{{ ゙i "モji:、 ;'" -''モj-=;,   ji;lllll''""゙;;llllllllllツ     『発見』『拘束』『かく乱』『機動』『打撃』……
           ゙ヾミ、゙l;  ̄ l:: ::..'  ̄ ̄   ,ノツツ i'" ,ノlllllllツ
             ゙リ':l;  l: :::::;,_       ,;ツ' i ノ;illllli;'      この組み合わせによって、戦場は動くわけ
               'l ゙:,__:-''        _,il-''";llllli;'
                'l; ー─--     ,,r''ノ ゙ミ;illlllli;;ミ;、      だが、時代が変わってもこの原則は変わらない。
                ''i;, ゙"""    ,,;r'' ,/  ツ'llliiツ l
             _,;:-''"~''i:,    _,::r'".:::: '_,;ニ-''''~~   :l
       _,,,,,,;;;:-ァ"ヽ  /~'===テ"ー、r''''""   _,:-ーi  :|゙'-::,,_
    ,-ス"    ,/,i' ゙i /   ,イ;"  ィ;i⌒l   r"_r=i-l  jL_  ゙'''ー-
   ,/",i'        ,;i'j  ,}    ,;f ノ  ,i' ノ ∥   レ-'''""    ゙''ー-
  ,/' ;l       ,l,j r'"l,    ''   ,:トツ  ∥   ,;:r''









    /        ,  iii ゙!,ヽ,  ,ヽ, ゝ、.. ;;;, ゙ヽ,
    i゙       ,  ,! , ili l i., l;, i, l;;;;,`ミ゙ヾ';;;, ゙i i
    !i゙ ;'   ,i  ,! ,/!,i,iハト, i, !! |i', ゙i; i;;;';';,,_ミ:: ;;, リ     ナポレオンはハンニバルやフリードリヒ大王
    lv',ィ' ,;;;i 〃;/ リ.リl| !l゙:,ト,゙:、li;'、 i:.゙i;..;;;;;;;,ヾ ;;:〈
   ,ィ,ィ/ ,,;;:;;イ,/シノン' ノ ゙l! ゙'いミ`ミゝミゝ、゙';;;;;;;;;;;;;'v;;;i     の戦史に学び、この諸法則を見出した。
  '" / ,;;-''シr--=、∠,,__゙、 ゙ゝ,;≧-─ミーi;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
   i゙i゙  ;;ヘ | ーt‐:ァミ:`、` ' '<"t::ラー- |;;;ハ;;;;;;;;;;i゙    彼は芸術家のような天啓を得るタイプの天才
   ゙;゙、 ( ハ,!  `""´'  ゙:   `' ` ´   ノ;リ ,i;;;;;;ノ
    ゙:,゙:、.ヽ,ミト:       ,  :.      ケノ./;;ャ'′     ではなく、数学を解く科学者のような、優れた
      `:、`ー;      ,'.  :::,     '゙フー';;l゙
       ノ,;;;;゙ト     `ー-‐'゙     /};;;;;;;l、       応用家だったんだ。
      ,ィ'ス、;;;|`、   -‐ - ─-   /,.};;;;;;;;;;「
      _」 ゝ、;;;l ;゙:、   '''''''   ,ィ゙ 'ク;;;:;:;;;;」       彼の勝因は、先制攻撃や連絡路・補給路の遮断、
  _//   `:'、 ゙; ゙' 、      ,ィ'゙ ;'ク:::::::::::;`;、_
 '"/  l    r‐`i゙:,  `ー---‐''゙  「..:::::::::;ィ^!;;;;;;;;;;;;    機動戦や火力の集中、追撃戦といった諸要素の
     ゙!   |:::::P"⌒`ヽr~''⌒`く! ::::::::i゚_ノ,;;;;;;;;;;;;
      |   ,l:::::::|   / バ    ,l :::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;    組み合わせがうまかったからだ!
      ゙: /:::::::::゙i    ヽノ    l ::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;








510 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:28:07.35 ID:cHC9ok2o








                ッ-‐…ー-、
               , -'゙. : :: :::::: :: .`ヽ
             / . : :: ::;:::::::::::::::: : ト      r、.,.、
             { : : ;;、厶ヘヘ;;、、;: : ゙!     ゙! ゙i、 >:、   
            ラ _;「´セT' f゙セト ):: {      ゙! !i-タ┐ 
           ,r‐ ゙! l、';   ; !、  Tフ:;!.._  r‐、 l,  <,.イ|      テレビの前のみんな!
            /   ゙!;:::゙!   ,ニ、 /゙:;(  ヽ ヽ.`ー'、、 '  {
         /     ,〉::l゙ 、 `ー' ,:'}:::{    ', `ヽ、 ! ,、 >、     君たちもこうした戦術の諸要素を勉強すれば
         ,'    ,」∧ヽ_`ー‐''゙_ノi::::ト、_  _',__  `Fニノ゙.::..`、
        _l__,,.、-''"...:::::`'| i_| i」 l/::lコ:.`ー""ニ':, ̄`゙';:::::::::::::::..`、   ナポレオンになれるんだよ!
      ,r''" .....::. ...::::::::::::!、  ノ ,|::::::::;' .::::::::::::::::::::::::::::';:::::::::::::::::..゙:、
      / .::::::::::::::::::::::::::::::_:;;:二ニニ,::::,=、:::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::::::::::::. ゙:、
     ,' :::::::::::::::::::;、-ニ"`ュ_  _,.、-'゙l, }-{ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.゙i
     ,' :. ::::::::::::::/,: -'ニニァ' ̄ _,..l,リ | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/     ボクが書いた『戦争術概要』を呼んで
    / ::: ::::::_;:/ '  ,、<- ''::"::::::::::{ /::::::::::::::::;r──t─-- 、、;;;:、'゙
    / ::::_;、-''゙.:::!、_ /.:::::::::::::::::::::::::::::レ'゙:::::::::::::::;'/    ',             みんもナポレオンになろう!!!
   ,/ -''"....:::::::::::::.. ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'.;'     ',
  / .::: ..::::::::::::::::::::;;::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' ,ハ      i









       ,.-‐' ´フ^ヽ,`イ´ヽ,.-ヘ、 
     /   /    ,  , `  ヾヽ
    /     /    / /  ,' ', ∧l  ` ヘ 
    /   /     ,' l l l゙‐-‐'| l    ', 
   ,'     ,'    , l ,斗ト,|   ト-、l , ハ    このジョミニの『戦争術概要』は各国の軍人にウケました。
   {`ーー '|    l | ハ ハ|   リ |. l |  l|
   ト- 、_ |l    l | | '-' '   '└r','  ハ    なにしろ、戦術の諸要素の組み合わせでナポレオンのように
   ,l、ヽ `ハ  ___,|r´ ┃    ┃r‐l‐'''´
  ,' `ヽ、γ| ̄ | |  ┃    ┃l |      なれるというのは、実に魅力的だったからです。
  ,'  ,'  /ヽ.|  ', .|         ', |
 ,'  ,'  /  ハ.  ', |     _  _,ノ |      この『戦術の諸要素の組み合わせ』というのは、早い話が数学
. ,'  ,' /  ,' ',   |`ニ、r‐、‐ T´  |
.,'  ,' /   レヾ,   |',=ニ|  /ス|    |      .のように、『1+1=2』という公式が戦争にはあるという考えから
,'  ,' /  / ` '、  ',.', | // ハ   |
  l /   ,'   ',`ヽ、ト', レ'/.  |    |      発生したモノでした。








511 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:29:36.33 ID:cHC9ok2o








/ /  /  / / .∧、v´'ハ |     ハ    | |
|/l   | _|_ .| |     | |  |   .|    .| .L
 |   |  「`≧ト、   /,/,斗≧、_ |   | .|    当時はフランス革命以来、『自然科学』と呼ばれる学問が
 ヘ=-r'ーr 〉'⌒ヽ   ´' 、ィ=ミ、,_  ,イ   / |_
.   |  |〃   l:|    〃   ハ 「'‐-、._/ | `   ヨーロッパでは流行していました。
.    |  l l:l  ,リ.    |:|    ,リ.|       /
   |  l ゙'‐‐'"      ゞ、__彡' |     ハ¬   自然科学とは一見して無秩序に思える現象にも、ちゃんとした
   | .l XXX       XXX/    / ノ 
   |  ヽ、     ゚         /    /イ   .  科学的な法則があるという考えです。
   |   `l‐-=、,____________,../    /  |
   |    | | | / | `'ー‐'" ./    /  |     迷信の否定ですね。
   |    | | ゙|ヘ \   ,./    ハ  |








     i         i c  r、  (_ノ v/ )_ノ r メ、
    |      { / ( _/ソ/ _ > T´  ヽ、
    l.       /ー-t―.T´7i ̄,i  ハ.トi-r‐'、 「`
.     ',       / ー/-ァ=l7´ | ./l ,' j,rVヘ. 「ヽ}
     i   ∠ =イl /! /|ニ示`l/ i/  伝T | |
     ,!     | Y レ行し::;}      じ;ソ l|     まぁ、一応は説得力あるよね。
    /i      l | '弋クzソ       、`"   !,'
    ,' !      i   !                  ハ      各国の軍人にウケたって事は、プロイセンでも
   ,'  |  ヽ、  !、 |ヽ、       _,    イ l
   /   !   \ l V ',  ` _         イ i l  !     ジョミニさんの学説を受け入れたの?
.  /        ト ヘ. ト-ニ_`7ーェ‐</ !川 ハ
  {         ヽ ヽ\    ̄`7、 .i/  i!ノノ {|








512 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:31:07.45 ID:cHC9ok2o








 (  /         ____          ヽ __  ) |
.  ヽ|     ,. ,-r::T:「´  |::|:::,.zェェk`::T::l::r:-...、_    ├ '   |
.   |  ,..ィ::'::l:;zュ=+::|   |::l:´:「::::::「`゙:ト::|::|::;:::::::::l`ヽ、. |   |
   Y´::::|::l:;イ´::ハ:::|ハ   リ;::::|:;ィzェミ|::::|::l:,'::::::::::ト、:::::r'   |     プロイセン軍部はそうだったかもしれませんが
    |:::::::|::l::::Vィ'ヽ`ヽ   ´ イ _)ヽ:仆;:|::l,':::::::::├-ミ::}   |
    |:::::::l:::´l { r-'::ハ::l       ら゚:ハ::} V ,'::::::::::::l:::::::::::l   |`ヽ   参謀本部は違います。
    ゙l:::::::´:ヘ ゙ う;::::リ:l       {弋_:ソ:リ 'レ::::::::::::::l:--r‐{    |.:.:.:.
    |`TT`:',  辷Zソ ,    ゞ=ニン /:::::::::::::::ハ:::::|::::ト--┘.:.:.   彼らはこの当時、ようやっと自分たちの教育に
    |::::l::|::::::}xx`´          xxxx /::::::::::::::,'ノ::::::|::::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
    |::::l::|::::::、      __,.     /:::::::::::::::/::|::::::::|::::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:   用いる教科書を手に入れたんです。
    |::::l::|::::::::`:rー-....___ , ... _-ノ:::::::::::::::/::::::|:::::::|:::::l.:.:.:.:.:.:.ノ
    |::::l::|::::::::::::|:::::::::::::l,ィ';},. ' ´/::::::::::::::::;イ:::::::::|:::::::|:::::「 ̄ ´
    |:::::l:|::::::::::::|l:::::::/ノ´ /:::::::::::::; イ:::::|::::::::::|::::::|:::::|       それがクラウゼヴィッツの『戦争論』です。
    |::::::l|::::::::::::| V/'´ l /::::::::; ' ´  ハ::::|:::::::::::|::::::|::::|
    |:::::::ハ::::::::::| /´ノ |/::::::::/       }::|::::::::::::|::::::|::::|








                _         ,..ヘ
                /::\       /:/ \ヽ
                  /:/ヾ\.     /:/   |::|
              /:/    ヾ\  /:/   :|::|
                /:/     '、:∨:/    |::|
                |::|      ヾ:V      |::|
                |::|   __ V ___ |::|
                l::| '´ : : : : : : ` ´ : : : : : `l:ト、
             , イ| : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:l:|: \
           /: :l:|: : :/ : :/: : : : : : : \ : : リ: : : :\
            /.:.:.:.: ヾ.:./ :.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.: !.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
.         / :.:.:.:./.:.:.:.:/.:.:.:. /.:.:.:.:.:.:.:.:.: l.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:丶
.       /::::::::::: /::::::::/:::::::::/:::::::|::::::::::::::| ::::::::| :::::::::::::::::l:::::::::::ヽ
      /:::::::::::〃:::::::::| ::::: /:::::::/|::::::::::::::| ::::::::| ::::::::::::::::::l ::::::::::::',    シャルンホルスト閣下の言ったように
      ,′::':::::::l{:::::::::::|::::::∧:::_/│l:::::::::::| :::_:::|ヽ:::::| ::::::::|::::::::::::::l
      l:::/ ::::::::l|:::::::::∧斗七! | |ハ:::::::│:::::`ト |::∧ ::::::|:::::::::::|::|    戦争は変わった。
      |::| :::::|:::::|:::::::::| Ⅵ_ ハ| l{ ヽ ::::|\::::| |:ハ|::::::,' ::::::} :|::|
      |::| :::::|:::::|:::::::│,ィ仟乞トヽ   \|  テ外、|:: /::::: /| :|::|    新時代の戦争とは? これからどうなるのか?
      |∧::::ハ::::ヽ ::::l癶ぅi::::j |          iぅl:.::::j癶/:::::::/7::|リ
         ヽ:{ \::\{! {^して         |^iして i}:::: イ:::{:/|     私たちはどうするべきなのか? 
        \/::::ト、::\ V少''        `ヾ:少 彳´ } :::::l:|
            /::/::\_l ̄ ヽヽ     '     ヽヽ   /_,/ ::::::l:|     本を書いてみよう。
        /::::{:::::::::∧          -        厶:::::: {::::::八

          カール・フォン・クラウゼヴィッツ








513 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:32:39.73 ID:cHC9ok2o








      / ,.‐-y'´'ヽ/ ヽ-゙-ヘ
     /  / , / ∧∧ ',  ',ヽ
    ,'  /  l l l ,'‐-' | | |  l 'ハ
    ∧' ,'  l | ,リ  _リ l l  l l l    ジョミニの戦争術概要は、こう戦えば勝てるというハウ・トゥ本
    ト、 'l   l`ニ´   ` ̄-r'___「
   / ヽl ̄'l ====  === ,'´ |     だったのに対して、クラウゼヴィッツの戦争論は、戦争とはなに
   /  ,∧l  |          { l|
  ,'   /  ', lu_   ,、 _,.ノ ,'|  .   か? という思考の本なんです。つまり哲学書だったんですね。
  ,'   /   ', .lヘ ',三|{=', |   'l |
 ,'  ,'    ', ', ヘ ', |,l ,}|  ,'.l |     これを参謀本部は教科書としました。
 |  l  l   /ヽ | ヘlレ'',´ l-‐' l |
 |l  L._ハ_ }-‐',=l<,ヘ.ヽ{  l   l l    参謀本部-クラウゼヴィッツの哲学期の始まりです。
 `ヽ.|   `'、_  `   ´ ',´ ̄ `レ'
        ',゙T'''''''T'7´
         ',ノ.  レ








./ |   |. |    ヤ.|     |/   |   |
|  .| .ヽ. | |    Ⅵ   / |    .|   |
|  |  ヽl |     ヘ,イ、ー.、-、 _  .|l  ./
|  .|,..../ ハト   "/|,_ノ_::::ハ ヾ゙T l、/ ヽ    フランス革命によって『制限戦争』は終わりました。
`'7 ̄ヘ{ |"r、ハ     .|:::f. .ハ:::::l リ.|
./   ベ ヤl:ハ:l    ヤ弋_ノ o:l  |         これからは『全面戦争』とか『総力戦』とか呼ばれる、
|    |ヘ. マz'リ     ゝ=ニ::::ソ   ∨
|    ヘ l `´  ,..-‐-、      ∨       国民を主権者とする国家間の戦争が到来する事を、
\   ヘl.   l´     ヽ     ,ィ゙ヽ
  \  、-ゝ、.__ \     ),、--'"-、| \    クラウゼヴィッツは予想しました。
   <´ ̄   | ̄|、 ̄ ̄´ノ >  .ヽ  \
   `l >-、  .|  |   ̄ <´      ヘ     
    ∨ > |   ̄ 。 ̄  >     ヘ
     <   |   ゚γ'ヽ゚ ,>'"    ヘ








514 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:34:08.35 ID:cHC9ok2o








          ,.-''"´ ̄ ̄ ̄`゙ヽ、
        / ,.ィ _,..r---r-、   \
      ./ /.イ´ | |  | .| `lヽ、 .ヘ        戦争が王様の所有物でなくなるという事は
     lヽv ,.イ ⊥_  | |   | .| ,.斗、 ヽ ゙l,),.‐;
     ヤノv' | .j,..≧トッ  ,.ィ''ァ'、  | .〉l /      今までと違って、戦いを始める理由も、終わ
    |  ∨ 〉イrl゚ハ::l   l乍リバl,// ゙'.}
    ヘ  ヘィ'弋乞:ソ   弋_チ:ノ '.ハ  .∧      らせる理由も変化する事になります。
      〉  / l "´ _,....--、 `゙  l .ヘ l ヘ
     ∧/  |  ./     ヘ  |l  .Y ', ヘ      制限戦争と違って、国家は徴兵制の無尽蔵
     / /  .人  |      | ノ |  ヘ ', ヘ
   / /    / ゝ.ゝ、.______,...イ<´ .|   ヘ ', ヘ   .  ともいうべき動員力によって、いつまでも戦い
  / /l   /   / '----'-' ヘ  〉   ハ ', ヘ
 / /.〈   ∧  /  γ⌒ヽ  ', ∧   ノ ', ヘ   つづける事ができるからです。
./ /  \ /  ∨    ゝ-‐'   ∨ l__,.イ   ', ヘ








     ,..-''"´ ̄`¨゙'_‐-.、
.   /        `゙ヽ `ヽ、
  /   __,.二ニ====、_  ヽ〔 ヘ
 /,ィ''7´l |  | |  |  l.\ \l、
 | | |、 L|  L|.,.ィ'l´  | lト、ヽ Y      ゆえに、今後の戦争には『社会学』とか『論理学』
 | | |->'   '" ̄ `゙l‐'、ノ| `ヽ|
.└l´ | ≡≡ ,   ≡≡|  .├─‐{      とかが必要になるだろうとされました。
.  | |          |   |) l .|
.  | |   、-‐─┐  |   |  | |      自己の生存を賭けて戦う戦争は、よりグロテスクで
. .| .ゝ,、.,_ ヽ-‐'"__,..ィ   |   | |
. ||  | ,lィ'7二´-/´7|   |l   | |      大規模になる。そのため市民社会の新しい戦争には
 |.|  |' / ゙''''''''''" | |   | |   | |
 | |  |'   ( )   ト|_,...イ |   | |     そういった学問が必要になるという事です。
 l└‐イ         |/ ./ |   | |
 |   |   ___,ト、/ |  |   | |                  ――たぶん。
 |   |´ ̄     r'〔   |  |   | |








515 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:35:36.93 ID:cHC9ok2o








                     ____________
                  . ´            `
                     r ´                \   o
     O     o    r┴───┐                ヽ
               | ./:.:/⌒/:.。:!                  |   ○
               |/.:./:.:_/.:_.:._|                 |
       O         ノ丁/ 、_j__、j `ゝ              |  o      た、たぶんってかなり曖昧なんだよ。
                 ネ/V ∩V\|                  |
                      l ∪  ||                 |        それっていいの?
                     ノ    '''' ||    (         |
                   (       |ト、    \          ト、
               o     ヽ  ⊂⊃||=|     \       \
                    ` ー‐<ヽ.         \        )
                    {OY ⌒ヽ         `        ´\
                          |    \                \








    _ ,..-_'"´ ̄ ̄`゙ヽ、
  r-/ `‐" `ヽ  _ =-_>、
  /     l  ヽ l /´ , ヘ〉           世間一般では戦争論は、戦争に勝つためのハウ・トゥ本だと
 /  l l   l   l l  / ,イヽ
 l  l ゙ハ | _,|l  ハ| レ' / ヘ.ヽ         思われているようですが、実際は『戦争とはなにか?』という
 ヽ lヘ レイ_l L/レ l`レ'ヘ   ヘ. \
  `゙`ヘ ィ彡、|  レ{ ヾ、  ヽ  \      事を考えた哲学書なんです。結果、読み手によっては意味の
.     ヽ ゝ ' |  l.|.ヘ ヘ \  ヽヘ ヽ
      l  ,.. _|  l.|/ヽヘ   ヽ  、 ヽヘ    理解に差異が生まれるんです。しかも未完ですし。
        ̄「 | ,リ   `ヽ、  、  ヽ.ヽト、
       └' レ'/  ,.、  ヽ、ヘ   lヘ ヘ   >>1は目に付く限りの戦争論系の本を読みましたが、たぶん
         //  / ,〉    ヽ,ヘ  | r'´
         // /  l、____,.イ´ヘハ  _|'    こんな感じなのではないかと。間違ってたらスミマセン。
        'ー'="    ゙ー'-=ニニニヾ´








516 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:37:06.92 ID:cHC9ok2o








         ______          
        /         \          
      / ________ ヽ、       
.     /  |  ____  |  \.      
     | /:`7 /-lハ∧: : |\トヽ:\  |           腹筋でかんべんしてもらえるといいね。
     |,厶: :Ⅳ.二.._ \|_..二く|∧_>|      
     | {:人{ 弋_フ  弋_フ }八:}: 八     
     ノ_./ヽ{`        ノイ\ ;'_ヽ   
   /   ,二`>-へ 二、 -<´       ヽ  
   ヽ、 く/_ \ \>J)           ノ  .
二二二二二,二二二二二二二二二二二二二二二
     /   /     ,.へ      ヽ   ',
| ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| | ̄| |









      / ,.‐-y'´'ヽ/ ヽ-゙-ヘ
     /  / , / ∧∧ ',  ',ヽ
    ,'  /  l l l ,'‐-' | | |  l 'ハ
    ∧' ,'  l | ,リ  _リ l l  l l l     気を取り直して……
    ト、 'l   l`ニ´   ` ̄-r'___「
   / ヽl ̄'l ====  === ,'´ |       戦争論は他にも特徴があります。
   /  ,∧l  |          { l|
  ,'   /  ', lu_   ,、 _,.ノ ,'|      それはジョミニとは決定的に違う点でした。
  ,'   /   ', .lヘ ',三|{=', |   'l |
 ,'  ,'    ', ', ヘ ', |,l ,}|  ,'.l |      すなわち、戦争には勝利の方程式なんて
 |  l  l   /ヽ | ヘlレ'',´ l-‐' l |
 |l  L._ハ_ }-‐',=l<,ヘ.ヽ{  l   l l     モノは存在しない、大変、不確実なモノだと
 `ヽ.|   `'、_  `   ´ ',´ ̄ `レ'
        ',゙T'''''''T'7´          いう考えです。
         ',ノ.  レ








517 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:38:38.81 ID:cHC9ok2o








/    l   l     | |
|  / .γL_  |     .|├──
|  |  l .「Tド、,|    l / L__   『戦争とは敵を屈服せしめて、自己の意思を実現するために
∨ | .| ,リ、ノ/   /_/ .|
 ゙ー'ゝ| ´ |ヾ T´ ̄   「ヽ┬─   用いられる暴力行為である』――戦争論内の言葉です。
.    l. .l゚l リ.|       l .l  |
     l  リ  |      .|ノ   |    つまり、お互いが自分の目的を押し付けあって、それを実現
   〈    |     |    |
    ヽ、ィ.__|     ハ    |   させるために、戦争は苛烈の一途を辿り、その相互作用に
        |     l-‐∨  |
         |    /   ヽ   |  よって、究極までエスカレートするという考えです。









        /            、     ヽ
γヽ⌒)   /              \  、_  ヽ
(   ´>  | _,.--‐r―ーr-- 、_      〉ヾ  \
(_,ノヽ'_,.ィ<´ |、 l |   ',. 、  , `ヽ,、   \ヽ,/       相手を屈服させるために戦う以上、敵も味方も
     ̄フ  | .メ、|_   _,斗匕. _ >、ヘ\   .ヽl
.    ∠、  レ' ´    `´ `´ | ,`'  |\  ゙,〉         戦争経過によって流動的に、意思決定するわけ
      ヽ、〈 ====    ===| ,'   .|´ヽヽノ
         |`ハ xxx     xxx l'    | ノ´_ ヽ、       ですから、確定されている事象は存在しません。
        | ' l           l    |´   `゙'''`---------―_ッ
        レ' ゝ、   -┤  __,|    |         ̄ ̄ヾ ̄、
       |   ∧`7Tニ''' " ´,ィ|    |               _ヽ   つまり、相手を倒すために戦っている以上、
       |   | `l ', ヘニニ´/イ    |                ∧
       |   |   ', `l ゚ ゚ ゚./ |.    ,'\   `ヽ、       ,r'" .  勝つためにその場の状況に合わせて臨機
       |l  _,l  ', ヘ  / .|   ,リ-,r'      ヽ、    ノ
       ゞ'´    l  l /  / ̄ ノ∧ \       ハ\ヽ'       応変に動くワケです。








518 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:40:07.59 ID:cHC9ok2o








      |      |/)+}∠..ノ: :+:∠: : +: ∠: :+:!: :.!   |
      |      Lノノ: :+: :(.../ゝ: : /_:_:_:_.ノ∠L  |
      |      ノ 厂 ̄ ̄ ̄厂 ̄ノ ハハ:.!ヽ: : : : :\|
.         |/  ー=彡' : : : :/: : :/:.:./  !  `トハ l: :.厂 !     まぁ、確かに将棋の駒なら決まった動きしか
.       /    /: : ノ: /: :∠../∠厶イノ   」ノ__」ハハ. |
      /    厶イ: ://______ー    ´弋ン{ |/     しないけど、人間なら何をするかわかったもん
.     /         |: : {  ヽ  弋Zソ     ー''^|  |,′
    /         /|: : |   ^''ー一'     ,    八 .!      じゃないよね。戦争ならなおさらなんだよ。
.   /         /‐|: : |      /、___,     /  ヽ',         __ .、
 {`ヽ`ヽ.       /ム|: : |`ト .  {    ∨   ..イ |   !  /)  // ノ
. (`ヽ「ヽ \i`ヽ /く:.:.:!: : !、\` ヽ..__,ノ  .イヽj: |    |/ ムイ/ /)
  \ | i ヽ \ \.> |: : |:.\ ` ーニ二厂「 r=ミ.|: |   /      ' //
  /∧ ゝ、      ヽ.!: : ! :.:.:.\   イ:.: :|  Vノヘ: !   ,'         /
. //  \         }: : l:.:.:.:.:.:.:.\ ノ:.:.:/ i ヽ. || j       /









  /\  ヽゝ  /                `ヽ
  \  ヽ,   /                 、ヽ
.    \/  /                   _} \
 ┌‐┐   /_,..-―='7''¬ー- 、._      ヽ.ヽ ヽ
  L,/   ,ィ''"´ l  ,..-、l |  | ハ,=、_ `゙'ヽ、_   ヘ├'´    こういった不確実性を『戦場の霧』と言います。
      / /   | ´  ハ |   | .ハ ,.`   \  ヘ|
.     / /   リ  、| | |   |リ l、| .|    |.  \ ∧     他にも『摩擦』という言い方もされます。
    ヾ、l    _|゙ー ハ ヽ'   '" ハ└-、_ リ  l ヽ /
      T冖''「    |::|        |:::|  | ``゙ヽ'|ヽ`{     『全面戦争』と『不確実性』を見出した事は、とても
       |   l    |::|        |:::|  |  l   |ヽニ}ヽ
       | / ,l   ー'       ー'   | l   | ノ ヘ___l   素晴らしい事だと思います。
       レ  { XXX       XXX レ   |'  ヘ
       |   ヽ、      _        /    .|  、ヘ
       |    |`7‐ッr-、ー',----,='"'"⌒ヽ__,ハ.   ∧
       |     |/ / | ゝ  __,.-'"     ヘ  ヘ   ∧
     ,.-| l   |''´  | _,l-'"         ヘ ヘ   ヘ








519 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:41:35.88 ID:cHC9ok2o








       _,.-‐' ´___ ̄ ̄ `゙ ''‐-、
    ,.‐-, '´ `ヽ/  `ヽ'`'ヽ、__  \
  /       ,、   `  ´ ヘ   ヽ
  /  /  / /` '-|  l  l     ',  .ハ
 /  l  l  l   |l  |  |  l    l   l
 |  |  | |   |l  | __ l  l   |_, -彡    そしてクラウゼヴィッツは、将来的にドイツが直面
 |  l  `l'‐ト、  ,リィヒT´_|   l   |_,/ }
 `‐r-゙-r-ィヾ、    ィヽハヽL_l__|   |  ,.<|    する戦争の中で、一番恐ろしいのが多正面作戦
   | |   '{うハl     ら'::ハ' |  'Tヽ´/ .l|
   | ,|  | マ:リ    辷'ソ |   | l  l   l|    だとしました。いわゆるヨーロッパの中間点に位置
   | |.  l   '      u|   l イ   l   l|
   | |   ヽ、  -    __,l   | .|   l   |   するがゆえの弱点ですね。
   |  |   | `゙フ、'''"´  ,'   l、|   l  |
   |  |   l / , リ __,. -イ   ,' ヘ    l  |









       ,..-、_‐',..-、 ̄_.._゙'¬-.、
     /  ,  ´  `´  ヽ-‐-.、`ヽ、
   / / /  / ∧ ,ィヘ       \ ヽ
  /  / /  /l /‐ヾ--| l   l    ヘ
.  |  l  |  ハ |    | |    |    | ',     この中間位置の問題は、これからの
  | l |  | ,.斗ヒ'|  ヽL_l.   |   l |
  | ハ |  | ,ィくヾ,    ''_,.≧‐.|   イリ`ヽ     参謀本部にとって、解決せねばならない
  `' ゙-,ヽ_|〈イ::l ゙    '_ノハヽl'‐-、/レ'ミ
    |.  l マリ     l::{゚ハ::l ,〉    |_,     命題となりました。
    l  l `´ 、   .込イソ |     |  |
    | .ヽ、   __  `´  |    |  .|
    〉  レ゙、-.、.'、_,)___,..、イ    |  .|
   / |  |  ヽ、 `´  ノ ハ| l   ||  l
   /  |  |   ヘ`゙'ー'" , |l|   | | |
.  / //〉、.|   ヽ   /  ハ  _lノ | |








520 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:43:06.32 ID:cHC9ok2o








/ /  /  / / .∧、v´'ハ |     ハ    | |
|/l   | _|_ .| |     | |  |   .|    .| .L
 |   |  「`≧ト、   /,/,斗≧、_ |   | .|
 ヘ=-r'ーr 〉'⌒ヽ   ´' 、ィ=ミ、,_  ,イ   / |_    さて、参謀本部はクラウゼヴィッツの戦争論を
.   |  |〃   l:|    〃   ハ 「'‐-、._/ | `
.    |  l l:l  ,リ.    |:|    ,リ.|       /    教科書にして、新しい戦争への探求を続けます。
   |  l ゙'‐‐'"      ゞ、__彡' |     ハ¬
   | .l XXX       XXX/    / ノ    世間では反動化によって戦前に戻って行ったのに、
   |  ヽ、     ゚         /    /イ
   |   `l‐-=、,____________,../    /  |     参謀本部は逆に先に進んでいたんです。
   |    | | | / | `'ー‐'" ./    /  |
   |    | | ゙|ヘ \   ,./    ハ  |








                 ,...,.-‐'"´`ヽ,..-、
               ,ィ',.イ         ヘ-‐、
            //,  / /   _    ゙'''ヽ
              / 'ィ'´ /  /   / /,ハ.,ィヘ    .ヘ
           }‐/  ,/   /ヽ、//   "''┤   l.∧    さて、参謀本部のうち、最初期のシャルンホルストと
           |_ .゙7''"'¬イ└/l゙メ.、    .リl |  | |
        /ヘ/ `/   / ヾミョ、 `   、≦斗.|  | |    哲学期のクラウゼヴィッツを扱いました。
       .l,..-''"∨   / xxxx     .ミk、,゙L/   .ハ .|
      ,.<   /   /.    γ'ー、_,  `゙"/-、 / .レ'    この二つの期間を通じて、参謀本部は徹底的に政治
    ,.ィ'" (   |   .ト'、..   l   / xxx/  「′
 ,.イ   ,..-'|  |   |  |゙ヽ、   ゙ー''"   ノ   |       から自身を遠ざけました。
'´  ,.-‐'"  ヘ  リ   |  ヘ  ヾ=-..r-=ニ'"|   |__
,.イ       ヽ ゝ、 |    、   ̄ノ    .|   | ヤ¬ッ   軍人は政治に関わると、ロクな事にならないという事
   /      > `''     ゙'¬"  .|   |   |  .レ'"
 /      /   /        |  /  リTー'     を本能でわかっていたんでしょうね。
/        /    '--ッ  __./  |'"´〈、_/ |
`ヽ、 , ,  /     /    /`ヽ |      | |       あるいは、教えとして守ったというべきか。
   `´イ,./     └─ヽ/  ノ  |      ヘ .|








521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:43:21.32 ID:5TNm4Kgo



髭の伍長が負けたのがそのせいだったな>多正面作戦



522 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:44:40.06 ID:cHC9ok2o







                      ____
                            `丶
                 /            \
                    く            ノ   ヽ
                 〉 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     l       最初期の参謀本部が軍事のエキスパートと
                   | |    _____|    |
                  |,厶ア{∧ 丶\ \}\  │       政治将校の両立を目指し、哲学期によって
                 │|/f^r芯\ィr芯ヾVヘ  「  ∧
                │ l|〉 V::}   V:::} } ヽ小、        それを達成するための教科書に巡り合った
                    ヽ八            .ィ |´ \ ヽ
              _}三ミヽ | |>   -  -=≦/:厶.  \ \    ワケなんだね。
              |.:.:.:.:. \\|: Ⅳ)/{匸斗-=ニ三三}    \}
             |.:.:.:.:.:.:.:. \\L[// ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|    \〉::\
            (_ ).:.:.:.:.:.:.:.:.: ヾーr':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(⌒ヽ \\:::::〉   それじゃあ、大モルトケの変質期って?
            ノ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|<>|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.( __人\}ヽ∨
           (__ノヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|\ ⌒⌒)
               、_.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|∨`ー冖
                __   > 、.:.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.___|
           __{∧/ニ二\_:|.:.:.レ-‐<\    \_
         /  ∧/ハ´ ̄\   ̄´  __ \\    ヽ\_
            ⌒ー=≪}//}_\       {/∧/\ 二二ニニ〉__>、 `丶、
              じヘ、 \       xヘ//ハ>、    \ て:イ \   \
                    ̄`ー─<__ ∧//}/`ー─'^こ>‐┴'⌒\__>
                          ̄`ー'                ̄








 (  /         ____          ヽ __  ) |
.  ヽ|     ,. ,-r::T:「´  |::|:::,.zェェk`::T::l::r:-...、_    ├ '   |
.   |  ,..ィ::'::l:;zュ=+::|   |::l:´:「::::::「`゙:ト::|::|::;:::::::::l`ヽ、. |   |
   Y´::::|::l:;イ´::ハ:::|ハ   リ;::::|:;ィzェミ|::::|::l:,'::::::::::ト、:::::r'   |       それは本編でやる事にして……
    |:::::::|::l::::Vィ'ヽ`ヽ   ´ イ _)ヽ:仆;:|::l,':::::::::├-ミ::}   |
    |:::::::l:::´l { r-'::ハ::l       ら゚:ハ::} V ,'::::::::::::l:::::::::::l   |`ヽ     今度こそ本編でお会いしましょう!
    ゙l:::::::´:ヘ ゙ う;::::リ:l       {弋_:ソ:リ 'レ::::::::::::::l:--r‐{    |.:.:.:.
    |`TT`:',  辷Zソ ,    ゞ=ニン /:::::::::::::::ハ:::::|::::ト--┘.:.:.
    |::::l::|::::::}xx`´          xxxx /::::::::::::::,'ノ::::::|::::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
    |::::l::|::::::、      __,.     /:::::::::::::::/::|::::::::|::::l.:.:.:.:.:.:.:.:.:
    |::::l::|::::::::`:rー-....___ , ... _-ノ:::::::::::::::/::::::|:::::::|:::::l.:.:.:.:.:.:.ノ
    |::::l::|::::::::::::|:::::::::::::l,ィ';},. ' ´/::::::::::::::::;イ:::::::::|:::::::|:::::「 ̄ ´
    |:::::l:|::::::::::::|l:::::::/ノ´ /:::::::::::::; イ:::::|::::::::::|::::::|:::::|
    |::::::l|::::::::::::| V/'´ l /::::::::; ' ´  ハ::::|:::::::::::|::::::|::::|                             ――つづく
    |:::::::ハ::::::::::| /´ノ |/::::::::/       }::|::::::::::::|::::::|::::|



















524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:46:20.04 ID:rclXtAco



チョビ髭は>>520の逆も教えてくれたな




527 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 19:48:51.85 ID:cHC9ok2o




 
   ミニサイズの投下でした。お付き合いいただいて、ありがとうございます。

   本日の投下は、参謀本部の付けたし説明であると同時に、

   誰もが一度は思った事――どうしてドイツ参謀本部はシェリーフェン・プランなんて

   ビックリ計画を実行に移したのか? という事にもつながる事です。

   最初期の参謀本部の理想から、どうして離れる事になってしまったのか?

   それも本編でやる予定ですので、どうかお待ちのほどを。

   ではでは~~





   
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:51:40.37 ID:Op8I9Eko



面白かったよw




529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:52:27.71 ID:Wwxm3/oo



政治将校というとカチューシャ督戦隊が出て来るくらい赤軍のイメージが強すぎるボクww




530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:55:46.79 ID:1jeHC5Io



乙でしたー
良い感じに話が広がって来たな。

>>529
俺もどーしてもマキシム機関銃で味方の背中を狙ってるイメージががが




531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 19:58:18.87 ID:glUsu.wo



乙でした

クラウゼヴィッツの名前ってC?K?
wikiだとCなんだが、辞書だとKになっている。
Karl von Clausewitz
Carl von Clausewitz




532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 20:37:59.50 ID:0BWJLsco



長文を先に詫びておく。

ジョミニとクラウゼヴィッツについてだが、ちょっと誤解があるよ。

まずジョミニがウケたのは、読みやすく実戦的なハウツー本だからという以外にも、
内容が純軍事的で政治的視点に欠ける傾向にあったから、というのもある。
要するに、ナポレオンの勝利の基礎をフランス革命によって生まれた新体制に求めるのではなく、
ハンニバルその他の先人達が用いたのと同じ原則の活用に求めている格好になっていたから、
革命以外に強さの源泉を求めたい諸国の思想に上手く当て嵌まったわけ。
「旧体制が新体制に負けたのでなく、原則の活用能力で列強がナポレオンに敗北したのだ」
という現実逃避の材料にもなったと言い換えることもできる。

それから、ジョミニは『戦争術概要』(『戦争概論』)において、決して不確定的要素を否定していない。
クラウゼヴィッツの不確定要素に対する認識を追認するような記述も少なくない。
ジョミニは一応、自分に対するクラウゼヴィッツの批判をある程度は受け容れている。

『戦争論』がHow to war.(戦争のやり方) ではなく
What is war?(戦争とは何か?)の本だったというのはその通りだが、
絶対戦争やエスカレーションだけに着目するのは片手落ちだ。
クラウゼヴィッツを語るのであれば弁証法的論述に着目する必要がある。
簡単に言うとクラウゼヴィッツは、
エスカレーションによって戦争が絶対的なものへと変わっていく(絶対戦争の概念)のが
戦争の基本形(理論上の戦争)であるとしつつも、
色々な不純物(政治的要素、精神的要素等)によってそれが修正されていくため、
実際に起こるのは多くの場合「制限戦争」(現実上の戦争)になると結論している。
要するに、「絶対戦争」(テーゼ)、「不純物」(アンチテーゼ)、「制限戦争」(ジンテーゼ)。

多くの読者や中には研究者まで(それと本職のプロイセンや日本の軍人まで)もが誤解しているが、
クラウゼヴィッツが最終的に「現実の戦争」として捉えたのは「絶対戦争」ではなく「制限戦争」だ。

クラウゼヴィッツのこの辺りの理論に興味のある向きは、
詳しくは清水多吉訳『戦争論』第一部「戦争の性質について」と第八部「作戦計画」等を参照のこと。




533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 20:49:59.14 ID:0BWJLsco



>>531

『Vom Kriege』(『戦争論』)の初版の著者名はCarl von Clausewitzだったから、
Cが正しいんじゃないかと思う。




534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 21:12:58.24 ID:0BWJLsco



>>532の補足)
それからプロイセンで『戦争論』が受け容れられた理由だが、
内容が秀逸であるという点だけでなく、

>結果、読み手によっては意味の理解に差異が生まれるんです。

とあるように、様々な解釈が成り立つ余地のある論文だったから、という側面もある。
内容が難解かつ曖昧でしかも広範なものだったから、
内容について読者それぞれが好き勝手なことを言う余地があり
読者が自分の都合の良い部分だけを都合の良いように引用するのに便利だったんだ。
色々と「使いやすい」論文だったから、
軍事上及び政治上の様々な必要に応じて、積極的に利用されていた。

ちなみに、戦略戦術の教科書としては、
プロイセンでもやっぱりクラウゼヴィッツよりもジョミニが評価されていたりもする。
モルトケを始めとする軍人達も、もジョミニの方が実戦的であると認めていた節がある。



535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/11/11(水) 21:18:16.13 ID:glUsu.wo



>>533

ありがとう。ドイツ語の辞書で調べたら、Cだった。




536 :豆戦車 ◆2VT6k5G/yw [sage]:2009/11/11(水) 21:20:31.05 ID:cHC9ok2o





   遅めの晩御飯を食べてきたぜ。

   >>532-534 やっぱし間違ってたか!? なんとなくそうなんじゃないかと
           思ってた今日この頃……自慢じゃないけど理解力が低いのよ
           自分(涙)。
  
           仕事の合間に軽く(入門用のヤツ)読んでたら、上司に見つかって
          「お前、そんなにオレより偉くなりたいんか!」とか言われた。

           その通りだけど違うよとか思いつつ、そういえば戦争論ってビジネス
           系の本でも有名だっけとか思い出した。理由は知らんけど。













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