短編まとめ
やる夫ショートストーリーセレクション
中編　短編投下所　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3408/1505139024/
やらない夫短編投下所　　　　　　　　　　　　　　　　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14429/1399037709/
やる夫系R18ストーリースレ　　　　　　　　　　　　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1550760448/
ヒロイン短編投下スレッド　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/15956/1430814027/
やる夫短編投下所 in おーぷん　　　　　　　　　　　　　http://open.open2ch.net/test/read.cgi/yaruo/1396490018/
やる夫楽曲短編投下所（seesaa版）　　　　　　　　　　 http://testtest4556.seesaa.net/article/428080454.html
やる夫楽曲短編投下所（livedoor版）　　　　　　　　 　 http://blog.livedoor.jp/mukankei961/
短編投下用スレ（方舟板）　　　　　　　　　　 　 　 　 　 http://shokaku05.sakura.ne.jp/test/read.cgi/reppua7m1/1406803565/
短編スレ（シェルター板）　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 http://yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1498147761/
普通のやる夫板短編所　　　　　　　　　　　　　　　　　 http://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1538988840/
普通のやる夫板４コマ作品投下所　　　　　　　　　　　http://bbs.yaruyomi.com/test/read.cgi/ban/1492858673/
短編投下用スレ（なんでもやる夫板）　　　　　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17379/1458384558/
ホラー、オカルト系共用短編スレ　　　 　 　 　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14504/1439291132/
【歴史ネタ】短編・コピペAAスレ【古今東西】　　　　 　 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1332498408/
翠星夫短編スレ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13257/1286199880/
やる夫でコピペスレ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1364895481/
やる夫自作絵投下所　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/15956/1384273840/
【安価で】安価短編スレ【やるお！】　　　　　　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14504/1408446068/
やる夫達で語るF1あれこれ　　　　　　 　 　 　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1400395580/
プロ野球12球団紹介スレ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1455724800/
やる夫で学ぶご当地知識＆方言　　　　　　　　　　　　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1343321601/
安価で決めたテーマでエロ短編コンテストをするスレ http://yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1537618708/

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441 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:15:24 ID:pBGe0eew0 [3/34] (PC)0
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. :　　「ぬるめのコーヒーをあなたに」　..　: .
. :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　: .
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442 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:16:22 ID:pBGe0eew0 [4/34] (PC)0
:.　　　　..:　|: , '´　｀:.､　　γ´　 . :..:||　　.. ::　　｀　　. : : : : : : ::||ヽ　　　　　　　　 ）, . : ' ´　　　　　. . : ､ : : : : : : : | |: : :
: : 　 　 : :　|i!　　　: : : Y.:´　　 . . : :||┌─────────────────────────────┐
|: :　　　.:|　|i!　　　. : :, ´　　 . : : : : ||│　木枯らしの吹く季節の天気のいい昼下がり　　　　　　　
|i i　　 i i|　|i!　　: : : '´　　‐‐､＿.::| ||│
|i i　　 i i|　|i! . . : : : : : : 　 ￣: : |i:| ||│　得意先での打ち合わせが長引いたあと、遅めの昼食を取ろうと
i! ,i ......i, i!　|i!　 . : : ／. . : : : :＼|i:ﾚ||│　繁華街に向かっていると、公園でホットドッグ・スタンドを見つけた。
γγハ｀ヽﾉ} ＼|i:i/: : . |i. . | : : :......||└─────────────────────────────┘
￣川　.|￣从,. : :}i:{ :Y: . . . .i : :jｉ:i:| ||  7i:i:|/: |::ﾚ⌒|i:i:{^Y:::{⌒ ||　|　 | . : : ..,　　. . :: : .　|i:|. .: :　. : ´￣ }:ｉ:i:ｉ:i:|V |/| | . :
ﾊ l | l　| ハ　⌒〈i:} ,::l 从∨ﾘ l {ｉ:ｉ} ||Yi:i:i:/| ﾉ_L......|i:i:|....|:::|..... ||.「|‐‐「|‐「| :⌒Vi:i:厂⌒'|i:i/＾ヾ〈: ﾊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＹ} | |
ハ j |　l ハ :. ､､ji:i|‐ ''"ﾞ":}i:i:|ﾞ:ﾞ:从{,||''|i:i:Y:":":":""|i:i:|,:",";";":||￣￣￣￣｀ヽ､Yi:i{====|i:|ﾆﾆﾉi:V:||￣￣￣￣||j}::| | : :
二二ﾘ二二二:.,ｨ从,:",:"ｨf＾^ヽ､､､､||::|i:i:i|,:",:",rf刈i:iト,:",:",:" || ,ｨ⌒ヾ;';';';'）;';'ﾄこﾆ=-　ﾚ⌒ヽ_┃」|＿＿＿＿||ﾘ,,| |-‐
｀ヽ　 i　 f⌒ヽ ヽ｡;ﾞ;'て;';';';';';'ｿ;';';';; ﾊ'ﾞ;';';';';'｀Y´;';';';';'};ﾞ;;ﾞﾐ､､､､,,ﾊ;';'㍉r|jﾚ'｡s≦|||　　　_」|;';';';;'ソ⌒┃ノ⌒＾ヽ┃'´/　V⌒
￣|￣|￣ハ￣~ﾞ:. 二ﾊﾆﾊﾆﾆﾐ｡;';';ﾞ;| |;';';';';';ﾞ;┃;';';';';'ｿ;'┃;';';ﾞ;ﾞ;'| |; ┃」j' 广ﾆﾆl || 'ﾆﾆﾆⅥ|┃;';' ';';'┃;';';';';';';' ┃;ﾞ;| 　 |
Τ广.| ΤΤ 「￣ :. |　 '｡ ﾟ。　　ﾟ｡‐| |──‐┸──‐ ┸──|_|‐┸‐{ {ﾆﾆニ| .|　}ﾆﾆﾆ} }┸──┸─ー─┸ｰ| 　 |
_川__ﾉ__|川川」........l.|　 | ; ;::; ;　　}￣￣　””¨¨““　　'''　￢宀＝─=ミ￣￣￣￣￣￣￣　）　　　　　　　　 　 　 | 　 |
二二二二二二二二二二二二二二二二二二ﾆ==＝￢￢'''　“¨”:　|ー-　　..,　　　　,､ 'ﾞ　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 |
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443 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:17:11 ID:pBGe0eew0 [5/34] (PC)0

┌───────────────────────────────────────────┐
│　大型のワゴン車を改造したと思しきキッチンカーが二台並んでいる。
│
│　どうやらホットドッグ・スタンドの他にクレープ屋も店を出しているらしい。
│
│　クレープ屋の前では子供が顔中クリームだらけにして、母親が笑いながら甲斐甲斐しく拭っている。
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┬┘!=!　}::::: -‐∨　　　　｜ ＿＿-　 　 　 　 　 　 　 　 rュ /∧-　｣＿_／r ヽ｀l　　　｣＿＿_｣_||　 　 |
ﾆ=-　⊥｣::/:: -､:::∨　 [ｺ　| {＿＿｣　　　　 ＿ 　 ＿　-=≦ヾ'/∧三ﾌ 　 { {（.）}¨￣￣ヽ='　　　｣{ ―‐｣
￣　 冖￢{:〃´ﾑ:::∨‐- 　｣,．-‐　 ¨¨￣　　　｢￣　｜_　-‐ ' //∧　　　　ヽ- '
　 　 　 　 {:{{　　}}::├:r-------――￢冖:::::└ｧ￢┘｢|　 ∨///∧
　　　　　　､:.､_.ノ::::ﾉ:::}　　　　　 　 　 　 ｀ ｰ- '´ /　L_|｣　　∨￣Vム
　　　　　　 ヽ:::::／:::ノ
　　　　　　　 ｀¨¨¨´

444 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:17:54 ID:pBGe0eew0 [6/34] (PC)0
┌────────────────────────────────┐
│　メニューを見てみるとそう種類もない。ここはシンプルなホットドッグと……
│
│　ドリンクを迷っているとカウンターの脇のドリッパーが目に入った。
│
│　日が照っているとはいえ先程の寒風もある、油断は禁物だ。
│
│　熱々のコーヒーで体を温めるとしよう。
└────────────────────────────────┘


　　　　　　　　 　　　　＿＿
.　　　　　　　　 　　 ,,.-´　　　 ｀｀ヽ
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　　＼
　　　　　　　 　/　　　　　　　　　　　.ヽ
　　　　　　　　 | 　　　　'⌒　　　 '⌒ ..|
　　　　　　　／.| 　　　 （　●）　.（ ●）|＼
　　　　 　／　　..＼、　/￣￣￣ 丶／　 ..＼ 　　　　　　　　　「ホットドッグと……ホットコーヒーをブラックで」
　　　　／　　　　 　　./　　　　　　　＼ .　　　l
　　　　＼　　　　, --'､ 　 　 　 　 　 　 /￣￣￣￣￣￣〉
　　　　／＼　 /　⌒ ）　　　　　　　　/　　　　　　　　 ./　　　「かしこまりました。お会計550円になります」＞店員
　　　 /　　　 ,′　　ﾉ　　　 　 　　　/　　 　 　　　　 ./

445 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:18:48 ID:pBGe0eew0 [7/34] (PC)0
┌─────────────────────────────────┐
│　店員から暖かい紙袋と熱々の紙コップを受け取り、公園のベンチへ向かう。
│
│　外で食事をするなんて何年振りだろうか、なぜだか少しワクワクしてきた。
│
│　ベンチにドスリと腰掛けてコーヒーを置き、紙袋からホットドッグを取り出す。
└─────────────────────────────────┘




.
　　 　　　／￣￣￣ ＼
　　　　／　 ― 　　―　ヽ
　　　/ 　（ ●）　　（●） ヽ
　　　|　　　　 （__人__） 　 | 　　　　　「うーさむ、日が出てても空気は冷たい……もう冬かねぇ」
　　　γ￣￣￣/ー／￣/
　　/￣　￣　/)＼ | <　ヽヽ
　　|　　|　　 ｊ　　）' y/＾) i　|
　　ヽ　 ヽ／ヽノ| ﾊ| ヽニ､ |
　　 ヽ　　 ／o |ｌ　|| o＼_ﾉ
　　　| ￣ 　 　 |ｌ　||　 　|
　　　| 　 　　o |ヽﾉ| o　 |　　　ﾃｸﾃｸ
　　　|　　　　　|=Li|　　 |
　　　|　　　　　|/＾||　　 |
　　 ﾉ＿＿＿ノ| /::|＿__|
　　 　　　|:: ::::::|/:::: /
　　　　　 |:: :::::j::::::/

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　　　　　　　　 〈<三三三三三三三>〉
　　　　　　　 　 ||　　　＿＿＿　　　.||
　　　　　　　 　 ||　 ／ 　 　 　 ＼　 ||
　　　　　　　 　 ||／　 　　　　　　.＼||
　　　　　　　　／ 　　 _ノ　　 ―　　 ＼
　　　　　　　　|　　　（ー）　 （ー）　　　|
　　　　　　　　＼　　　（__人__） 　 　　ｲ
　　　　　　　 ／´￣　　 　　　 　　.ｨヽ| 　　　　　「どっこいしょっ……と。やっと一息つける」
　　　　　　 〈 　￣ 　‐- 、　 　　　　　i
　　　　　　 .:｀ ｰi‐ -、_ 　 ヽ 　 　　|　l
　 　 　 　 　 　 || 　 ヽ.て　 〉　　　..|　l
　　　　　　＿_/´ 　ヽ　　　　　/⌒::|　＼_
　 　 　 　 ||三l　　　 |ノ-‐-‐-|　　 |｀ー´||
　　　　　　￣|.ヽ　　_,l- ､￣￣|　　.|''|''''|"　<ドスッ
　　　　　　　 |　|ヽl´　　 |　　　〉　 〈..|　|
　　　　　　　 |　|　 `-‐´　　...ヽ_＿ｿ |　|
　　　　　　　 ￣　　　　　　　　　　　 .￣

446 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:19:23 ID:pBGe0eew0 [8/34] (PC)0
　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　│　包みを開けば、20センチを優に超える巨大なホットドッグが現れる。
　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　│　大振りのフランクフルトには惜しみなくケチャップとマスタードがかけられ、
　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　│　その赤と黄の波の隙間からは香ばしい焦げ目が覗いている。
　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　／ 　／　　　　　／＼　　 　 　 　　 　 　 ／
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　　　　　　　 '"~￣”"''　　　.._　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＼　　　 ／　　　　　 ／＼＿＿__／
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　 /　　　　　　　　　　　　　　　　. . . : : : : .~"''　　 .._　　　　　　　　　　　　　 ＼ ＼　　　 ／　　　　 ／
γ⌒''　 ..._　　　　　　　　　　　　　　　　　. . . . : : : : :~"''　-　..__　　　　　 ／　.::＼ ＼／　　　　 ／
i'⌒ヽ;:;:;:;:;:;:＞-‐　..__. . . . : : .　　　　　　　　　　　　　.　.　. . .: .: .:~"'　‐／　..::::::::／＼ ＼＿__／
{　　 };:;:;:／　_,,,　 |.:.／⌒Xｘ､、. . . .　　　／　　　　　　　　　　　　　 ／　..::::::::／-　_　 ￣￣
{　＿{／　 ／｜　|/　　　 ,>'´￣｀`丶. . . .　　　　／　　　　　　　 ／　　.::::／　　　　｀`　　 ｡
∨〈´　　 ∧.　|　 |　/＾'ｙ'´　　　　　　i｀`～､、. . . 　.　　　　　　 /＼.::::::／. . .　　　　　. . . . .｀`丶、
　＼＼__/～ﾍ '， ∨;:;/　　 ／｀,!　　 |.: .: . . . .｀`～､、　 . . . .／　　｀7'゜. . . .　　　　　　　. .　Ｏ　　｀丶、
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　　　-　　　-　-　　─二≧s｡.　 ＼　. . ＼. : : .:.:／.:.:.:.:ノ:/: : : ) );:;:;:;::;.:,:;.:,:＼　　　 ｀丶 .: .: . . .｀丶､、　　.　.　. : :
　　　　　　　-　　　-　- - ─ﾆミｈ､ ＼　.　＼.:.:.:.:.:.:ノ⌒V: : : : ( ｀¨⌒Ｙ⌒:.　 ｀＾⌒丶、 ＼.: .: . .　　｀．:.、　　.　.
　-　　　　　　　　-　　　　- - ─二≧s｡.　.　.｀¨¨´　.　. .乂: : : ＼: : : : : : : ＼;:;:;:;.:.:.:.:.:.:＼　).:.: : :　　　;::::＼　. . : :
　　　　　　　　　　　‐　　‐　‐ ‐ ‐──二≧s｡.,　　　　.　. . ｀¨⌒Ｖ⌒.:.:／⌒: :乂_;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;.:, .: .: Ｘ しへ:＼　. .
　　　　　　　　　　　　　　　　　‐　　‐　　‐ ‐ 二≧s｡　　　　　. . . ＼.:.:.:j: :／～く.:.Ｙ⌒ヽ;:;:;:;::;.:,.: .: . . .ノ.:.:.:.:.:⌒ヽ: :
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447 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:20:15 ID:pBGe0eew0 [9/34] (PC)0
┌────────────────────────────────────────┐
│　ワイシャツを汚さないように気を付けながら大口でホットドッグにかぶり付く。
│
│　パキッという小気味好い音とともに溢れ出す肉汁は、怒涛の勢いで口内を旨味で支配する。
│
│　ついで焼き目の香ばしい香りと、腸詰に練り込まれた胡椒がピリッと主張をはじめる。
└────────────────────────────────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{
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　 〈‐‐‐‐‐‐‐‐‐＼　}　　　　 ＿ﾉ=彡__（⌒ : : : : ｀ヽ　　　　　　　　 　 >'´ ／
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　 ﾊ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐＼　　　　　　　　 _　　　　=彡　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　　　 イ

448 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:21:01 ID:pBGe0eew0 [10/34] (PC)0
┌──────────────────────────────────────────┐
│　それらを受け止めるパン、これも只者ではない旨さだ。
│
│　ボソボソした貧弱なコッペパンではこの腸詰に太刀打ちできない。
│
│　モチモチした歯ごたえのほんのり甘みを感じるしっかりしたパンが、味の波状攻撃を支えている。
└──────────────────────────────────────────┘


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　　 ﾉ;r''t;;;;;;;:::::;;;;;;;;;ｰ;;ﾚ'ｰ';;;;;;;;),　　　　　　　　　　　　　　　　 )i)ノ　　　ﾉﾉ б）;;;;;;;;;;;ﾐ
　　彳し,,=,,ィ'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾚ'　　　　　　　　　　　　　　　,ノ ~　　　 ノ　､ ,/ノ;;;;;ﾐミ;
　　 t;;n;:;;;;ィ:;j'ﾉﾉl;;tゝt''_,;=ヽﾉ、　　　　　　　　　　　　　　　`ｰj 　 　 　 　 ｀l　~t(;､;;;;;
　 　 ヽ;､;ﾉ_i」,__､`i ゝノ,-;‐､,j ,l　アンタじゃ無理だ 　　　　 　 `ｰ=､　 　 　 j､　　　）;;;
　　　　tヽ <'`ｰ'ｲ　,,, ゝ‐''" ﾉｲ　オレが代わる　　　　　　　　ヾ~´　　　ノ　i、 ,,ノ/;;;
　　　　 ゝ､. ￣´　 (冫．　 ﾉl　　　　　　_,,;=-‐‐-､　　 ,-‐-'"^ヾ｀l　　 ／　　ヽ　 イノ
　　　　　　lヽ、　 ,;:'"`>　ノ .lー-=､_　／　|ﾉ　　　＞ィ`ｰ､_-ヽ `tゝ=''T")　　 `i、
　　　　 _,,ィt, `t、｀￣´／l　 ヽ　　 T"　　　　　／~>-‐-､rヽヽrヽ　　 | j----､、 _,,..ィ
　　　／ｊ 　:ｌ　　 `'=='"　　　　　　,ノ　　　　　,,（,イ´　　　｀`^'''"´　　　l l　__　　７'
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449 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:21:33 ID:pBGe0eew0 [11/34] (PC)0
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　二回・三回と咀嚼していると、シャキシャキした食感に気づく。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　玉ねぎだ。ただの玉ねぎの薄切りでは無く、酢漬けの玉ねぎ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　甘酸っぱく漬けられた玉ねぎが肉汁に支配された口内を一気に引き締め
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　同時に空きっ腹にボディブローを打ち込んでくる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────────────┘
　　＼　　　　　　　　＼ )　 ＼　　 ＼　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　‐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐
　｀　　　　　　　　　　_(_＼〉＼＼___ 八　　　　 　 　 　 i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐　　　ﾆ　　　　　　　　　　　　　　_
　　　　　　｀　　 　 　￣ｱ{ｉ＼　＼＼＼〉　´　　　　 . | i|i　　　　　　　　　Ξ
　　　　　　　　　　　_jﾚ'　弋_,≫-=ン＼＼　　 　 , ii| | i|i　　　　　　　，　　｀　　　　　　　　　′　　　　　　　　　　‐
　　　　、＼　　　__ｱﾆ　＼{　｀　　　 　 　　　| i|_j|リ| |；i!　　　´
　　　　｀　　　　_,ｱﾆ　　　/　　　 　 　 _､ｒ=Ｔ｢ }_i}ij_} 川　　　　゜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ
°　．　　　。　_7　　__／　＿　　＿／ ;_j__j_ﾚ'′　}i㌘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀
　ﾟ　　∵　　　__i{　　__{／￣　}V三ﾆミく__ , ｖ''´ ,　　　　゜　　　　　　,　,　∴
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　　　／ ｀㌣　　＾　 /　 >:::::::｀¨ｱﾍ{＿i{:::::::::／　'’　　　　　´ │　肉汁、玉ねぎ、パン。全てが口の中で混淆され、引き立てあう。
　　　 ,　　　｀　. 　 /　 /　＼／　 人__ﾉ ＼)＼......＿　　__　-    │
　　 　 　 　 ‐　　 /｀ｱ゜　　　　 γ{_　　　　}　　　　 }i￣ ,,. 　 │　パキ、シャキ、フワモチ。まずい、止まらない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　＂
　°　　　　, , ,_／　 }／／／／乂＿,.　-‐'＾¨¨　''⌒¨¨¨｀>く    │
　　　 ／／／(⌒)／／／／／／ ／ ／ ／, , , ,／ ／　└= │　ボディブローどころではない。このままではあっという間にK.O負けだ。
　　　　　´／／￣／／／／／ ／ ／ ／ ／ ／ ／ ／ ／　 └───────────────────────────────┘

450 名前：どこかの名無しさん　[sage]　投稿日：2019/03/03(日) 22:22:27 ID:pBGe0eew0 [12/34] (PC)0
┌─────────────────────────────────┐
│　ここはコーヒーを挟んで小休止としよう。
│
│　咀嚼しながらコーヒーに手を伸ばしかけたその時、ポケットの携帯が鳴る。
└─────────────────────────────────┘

　　　＿
　　　　　｀ ‐-　、
　　　　　　　　　 ｀ ‐- 、
　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ_,　-――-――- ､_
　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｰ=ミ-､｀ヽて
　　　￣ ｀ ー -　、　　　　　　　　　　　　　 `ヽ､`l`´　そ
　　　　　　　　　　　｀ `ヽ､_　　　　　　　　　 ｀`ヽ､`i 　　 　 　 　 　 （
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　rf⌒｀ヽ、_　ヽ,  　　　　　`.
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ、　　ヽ、　 しｲ､ﾄ､ .ヽ, 　　　　､　｀ヽ. 　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ、,ｨヽ、　 し' ヽ.　l 　 　 　 ﾉ　 　 ,!　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽr‐l　　　　 ｀´  　　,r　　　'´　_　　 '　 _,
　＜ＰｉＰｉＰi　ＰｉＰｉＰi　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀´ 　 r'´　　 r‐'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , , -─=＝i＝＝i=‐- .._
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 ,＿.......i............___　ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄヽ.-''´:.:.:::::::.:.:.:.::::::::::::::.ソﾉl
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l ｀｀ ー＝＝＝＝-―´´　/ ‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　　　　　　　　　　　 ゝ!─､　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 !　　　　　　　　　　　 　 ﾉ､＿j　j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..　　　　',　　　　　　　　　　　　 ゝ＿ノノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ､　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　 　 　 ｀ ｀￣￣￣￣ ´

┌───────────────────────┐
│　着信相手は……まずい、課長だ。
│
│　口内のホットドッグを急いで飲み込み電話に出る。
└───────────────────────┘



　　　　　 　 　 ｢￣￣￣i!　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　 　 　 ll　 　 　 l|　　　　　 　 　 　 .,..-''"´ 　 　 ｀"''-、
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　　　　　　 　 ()_}ヽ/＾l_（）　　　 　 　 ,'　　{筏豺} 　　　　{筏豺}　 ',　　　　　「うわ、課長かよ……めんどくさぁ……めんどくさぁ……」
　　 　 　 　 　 l|/ /　'　l|　　　　　　 .l 　　｀¨¨´ ／　　　.＼¨¨´ 　 l
　　　 　 　 　 ./ /　/　 l|　　　 　 　 .l　　　　　（　　　,、　　）　　U l  　　　　Ｐｉ！
　　　　 　 　 / /　/ 　 .｣　　　　　 　 '.,　　　　　｀¨¨´ ｀¨¨´　　　 /
　　　　　 　 ,'／_／￣_廴.　　　　　　　ヽ、　　　　　　　　　　　 ／ 　　　　　「はい、お疲れ様です。はい、大丈夫です、はい……」
　　　　 　 .{　　　／　　 ｀　　　　 　 　 　 ｀ｧﾆニ＜／／　_,,..-''　__
　　　　 　 ∧　　　　 }-' ﾉ　　　 　 　 　 .,./ /＼　 ／ : : : : : : ＞ : :＼
　　　　　 　 ﾊ　　　　 ｀｢　　　 　 　 _／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
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