訪れたことのない街。。。そこにはどんな道があるのか?他にはない面白いものがあるのか?何に出会えるのか?そして美しいマンホール蓋に出会えるのか?とてもわくわくしますよね。知らない街を歩きいろんなものを発見し素直に楽しむ。。。これこそ「みちくさ」の醍醐味です。
とはいえ、知らない街ですので、少しでも効率よく蓋に出会えるように、マンホール蓋の探索の基礎知識をお話ししましょう。何かの用事で知らない街に行っても、この原則を覚えていると効率よく蓋を探すことが可能です。

場所のあたりをつけましょう!


まず大原則は、「人の生活しているところに蓋はある。」ということです。この原則は欠かせません。マンホール蓋の下には、雨水管、汚水管、貯水槽、電気、電話などの生活に必要なインフラがありますので、人が多いところほど必要になります。なので蓋の数も多くなるのです。特にコスト高なカラー蓋は、ほぼ100%といっていいと思いますが、人が集まるところにあります。

たとえば以下のようなところです。
駅前     :必須のチェック場所です。その自治体にカラーの蓋がある場合は高確率であります。
商店街の中  :やはり人が集まる場所ですので商店街も押さえる場所です。店の方が清掃をされていることが多いので、蓋にあまり汚れがついていないような気もします。
観光名所のそば:マンホーラーにとっては、最高の場所ですね。私は撮ったことはありませんが、うまくいけば本物をバックにデザインマンホールが撮れるかも!

まずは駅前の例から。。。花小金井駅前。もう一種類の色蓋もありました。
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小平市の色蓋 花小金井駅前で撮影(2009年4月)


次は商店街の例 確か高松駅駅前には無かったと記憶していますが、商店街の方に大量にありました。
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高松市の色蓋(2009年9月)


次は観光地の例 こちらも駅前には色蓋は見当たりませんでしたが、小諸城址 懐古園の入り口に1枚だけありました。
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小諸市の色蓋 小諸城址 懐古園で撮影(2010年7月)


まずはこの3つ「駅前」、「商店街」、「観光名所」を押さえると、ぐっと効率があがります。

意外なところも穴場です。


そうなんです。意外なところが穴場になっています。もし訪れる場所のそばにこのような施設があればぜひよってみてください。

市町村の役所 :水道課によってみてください。蓋の展示をしているところもあります。
港 :港湾局管轄の蓋があったりします。
農地 :農業集落排水事業で配備された蓋があったりします。

まずは、役所の中の例から。。。
こんな感じで蓋が飾ってあることがあります。上下水道局を管轄しているのが役所であることや、地場の企業のプロモーションで飾ってあるようです。色蓋があることも。
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綾瀬市の蓋 綾瀬市役所内にて(2010年8月撮影)


次は港のそばの蓋ですね。港湾は国土交通省港湾局や地方公共団体の港湾局が管理しており、その関係で蓋もオリジナルなものがあるのです。
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広島市の色蓋 宇品内港地区(広島ポートルネッサンス21)近辺で撮影(2010年6月)


農地の例 あまり人が集まりそうのない農地ですが、実は「農業集落の形態に適した小規模分散型の汚水処理システムの構築」を農林水産省が推進しているそうで、その関係でこちらもユニークな蓋があったりします。
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長野県飯山市の菜の花公園近辺で撮影した瑞穂地区農業集落排水施設の蓋 二重蓋になっています。(2010年5月)


ということで、穴場のスポットを3つほど紹介いたしました。そのほか「幹線道路に注目」などまだまだ書きたいネタはありますが、今回はこの辺にしておきます。皆様も「みちくさ」しながら効率的に蓋を探してみて下さいね。





  • 森本 庄治

  • Twitter ID morimoto_t

  • 奈良井宿のマンホール蓋を今はなきPhoto共有サービスにアップしたところ反響があったのに驚き興味をもつ。マンホール蓋界の中ではまだ新参者。
  • コラボレーションソフトの専門家として活動している影響で、ソーシャルソフトを使った趣味の展開にはまっており、Twitter上のハッシュタグを使ったマンホール蓋ネタ #manhotalkやガンダムメカネタ#msvtalk。
  • ブログではマンホール蓋の#Manhotalk、土産物 おもに!!「出張みやげ日記」。ソーシャルソフトのサービス マンホールマップなどを実施中