001.JPG こんにちは、事務局員の阿部です。事務局便りでは、「みちくさ学会」とその周辺に関するトピックをお知らせします。さて、今回お知らせしたい内容は「ロケタッチにみちくさ学会っぽいカテゴリのスポットが追加」というニュースです。

自分だけの”みちくさマップ”

 「みちくさ学会」では、様々な風景や地形、そして建造物などを通し、街の中には確かに存在しているのに、鑑賞術を知らないが故に残念ながら通りすぎてしまっている路傍の原石を紹介してきました。「あれは石ころの様に見えて、実は見方を変えればダイヤなんですよ!」といった鑑賞眼を提案してきた訳です。

 そんな提案の甲斐あってか、私の周りでは「街を散歩するときに、おもしろいものは無いか注意して歩くようにしています」とか、「時間があるときは、わざと坂道や暗渠がありそうな道を歩くようになりました」なんて話を聞くようになりました。嬉しいですね。

 こうして、”意識的なみちくさ”を始めるようになると、欲しくなってくるのが”意識的なみちくさ”に適した地図、たとえば給水塔やガスタンクの場所が大きく書かれたような地図です。もちろん、そんなニッチな地図は書店に置いていませんので、本当に必要な人は道路地図などを買って、地図に自分で書き込んだりすることになります。それは「自分だけの”みちくさマップ”」と言えるでしょう。自分だけの”みちくさマップ”という響きは、散歩好きにとってちょっとワクワクするものに聞こえるかも知れませんね。

 とは言え、地図を買ってきて、ペンで書き込む、といった作業は少々面倒です。ところが・・・、なんとこの度「ロケタッチにみちくさ学会っぽいカテゴリのスポットが追加」されたことで「自分だけの”みちくさマップ”」も簡単に作れちゃうようになりましたので、こちらを詳しく紹介したいと思います。


ロケタッチとは何か?

 そもそも「ロケタッチ」とは何でしょうか。端的に言えばlivedoorがこの夏にリリースした位置情報サービスです。ロケタッチ開発ブログでは次のように紹介されていますね。

locatouchロケタッチ
 出かけた場所や、見かけたモノや人に”タッチ”する位置情報サービス。

 自分と仲間がタッチしたスポットが集まると主観的な地図ができあがり、ライフログ的な楽しみ方ができます。また、特殊な条件をクリアするともらえる「シール」を収集するゲーム的な楽しみ方もできます。
 コンセプトは「小学生の頃の見えていたセカイ」。ちょっとしたお出かけが大冒険になったり、小さな発見をみんなに自慢したくなったりする楽しさを生み出していきます。

ニュースサイトでも取り上げられていました。
地図とシールで“小学生的セカイ”を ライブドア、foursquareライクな「ロケタッチ」
「ロケタッチ」でライブドアが位置情報サービスに参入

 なるほど!どうでしょうか。伝わってますか?「みちくさ学会」として特に注目したいのは、ロケタッチは主観的な地図を作ることができる、という点です。つまり、自分の地図に給水塔ばかりをプロットして登録してゆけば、次第に自分だけの”みちくさマップ”を作り上げることができるのです。

 またユーザー同士で地図を共有することもできますので、給水塔みちくさマップを持った私が、たとえばガスタンクマップをつくった友人をフォローすることで、私の地図は「給水塔&ガスタンクマップ」になる、というワケです。便利ですね。


ロケタッチに”みちくさ学会っぽい”カテゴリが追加

 自分の白地図にスポットを登録することで、自分だけの地図を作り上げてゆくことができる「ロケタッチ」ですが、そしてこの度「ロケタッチにみちくさ学会っぽいカテゴリのスポットが追加」されました。追加されたスポットのイラストは次の通りです。img01.jpg なんとなく「みちくさ学会」で見たこのあるようなスポットではないでしょうか。「これは、あの◯◯◯では?」と思った方は、みちくさ通。「これ何?」と感じた方は、取りあえず「みちくさ学会」の記事に目を通してください。上のスポットアイコンのヒミツを見ることができるでしょう。
 尚、ここで紹介した以外のスポットも只今制作中とのことですので、みちくさフリークは引き続き注目ですね。

で、結局なにができるの?

 さて、「みちくさ学会」も、こうしてコンシューマー向けのサービスとコラボレーションを果たしましたが、早速「みちくさ学会」事務局員の大谷が、幣社周辺でで”タッチ”してきました。一体どんな感じなのか?実際に使いつつ、レポートします。

002.JPG会社近くの「常圓寺」へやってきた大谷、「ここにタッチしてみましょう」。

003.JPG「ここには便々館湖鯉鮒狂歌碑(べんべんかんこりふきょうかひ)があるんですよ」と言いながらiPhoneを取り出す大谷。何の事か分かりませんが、とにかく新宿区指定史跡のようです。

004.JPGそしてiPhoneから「ロケタッチ」にアクセスし、現在地をタッチ(登録)します。すると、自分の白地図にはお寺をあらわすスポットが追加されます。

「お寺の裏に周りましょう。案内板などは無いのですが、良いお墓があるんです」と突然、斬新なことを提案する大谷。聞けば、東京駅や日本銀行本店の建築設計を手がけた建築家「辰野金吾」の墓があるとのこと。さすが目の付けどころが違います。

005.JPGお墓にもタッチ。

006.JPGその後、新都心歩道橋にもタッチ。こうした「みちくさ学会」っぽいものにもタッチすることができるのは、みちくさフリークにとって有り難いのではないでしょうか。

007.JPG「ホントはあの製造年などを記載した部分にタッチしたいんですけどね」またもや驚きの提案を行う大谷。もちろん引き止めました。

このようにタッチを繰り返すことで、白地図には次のようにスポットが登録されます。img02.jpg 上のイメージは、もちろんあくまでサンプルです。自分の地図上にアイコンを置いたら、こうなるかも・・・の例です。

 ちなみに、特定の条件を満たすことでプレゼントされる「シール」は、もはやロケタッチユーザーにはお馴染みかと思いますが、こんなシールも追加されましたよ。img02.jpg左が「給水塔」で、右が「ガスタンク」に関連したシールのようですが・・・、入手方法は残念ながらヒミツです。実際にロケタッチで遊んでみると、分かるのかも知れませんね。

 いかがでしょうか。街中で、いや、海でも山でも、上のアイコンを連想させそうなスポットに遭遇したら、即タッチ。すると、下のイメージの様なマップが出来上がってゆくワケなのです。
 さあ、みなさんもロケタッチで自分だけの”みちくさマップ”を作ってみませんか。ロケタッチを始めるには、こちら(http://tou.ch/)から。



ロケタッチに関する詳細については、以下をご覧ください。
 ※「ロケタッチ開発ブログ」よくある質問(FAQ)
 ※「ロケタッチ開発ブログ」「フォロー状態がわかりやすく」など、お知らせ3点
タグ :
#事務局便り