日本の超高層ビルランキング

　現在日本一の高さの超高層ビルは横浜みなとみらいに建つ「横浜ランドマークタワー」です。地上70階、高さ296m、1993年竣工でもう17年も日本一の座を守っています。これだけ長い間、日本一の座を守り続けて来ていますが、最近は日本一ということで話題になることはありません。日本一の超高層ビルでこれなので、2位以下は知らない人がほとんどです。そこで今回は日本の超高層ビル高さランキングの発表です！

　第1位は冒頭に書いた通り「横浜ランドマークタワー」です。第2位は2棟あります。まず1棟目は橋元知事が府庁移転を訴えている「大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTCコスモタワー)」で地上55階、高さ256mです。咲洲(さきしま)という人工島に建っており、大阪駅(梅田)からは離れているので、大阪に行ったことがある人でも、存在自体に気付いてない人が多いと思います。


　第2位の2棟目は、大阪府泉佐野市の関空に行くときに通る連絡橋の手前に建つ「りんくうゲートタワービル」で、地上56階、高さ256mです。上層階は全日空ゲートタワーホテル大阪となっています。この「りんくうタウン」には超高層ビルがニョキニョキ建ち並ぶ計画でしたが、バブル崩壊で次々に計画が凍結され、建った超高層ビルはこの1棟だけです。


　第4位は東京ミッドタウンの「ミッドタウンタワー」で地上54階、高さ248.1mです。東京は日本の首都だけあって超高層ビルの数は日本一ですが、それほど高い超高層ビルはありません。羽田空港が近いため、航空法で高さ制限されている地域が多いのも高く出来ない原因の一つです。


　第5位は名古屋駅前に建つ「ミッドランド スクエア(豊田・毎日ビルディング)」で地上47階、高さ247mです。17～40階にはトヨタ自動車が入居しています。最上階には「スカイプロムナード」と呼ばれる屋外型の展望室があります。


　5位まで紹介して来ましたが、実は現在大阪で、日本一の高さになる超高層ビルが建設中です。それは天王寺駅前で建設中の「(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館」で、地上62階、高さ300mになります。2014年に竣工予定です。
　今は世界一の高さの電波塔(高さ634m)になる東京スカイツリーの撮影で忙しいのですが、ビルマニアとしては日本一の超高層ビルの建築現場を見ないわけにはいかないので、東京スカイツリーが落ち着いたら、半年に1回くらいは東京から大阪に撮りに行くつもりです。この写真は今年の2月の建築現場です。


最後に、日本の超高層ビル高さランキングを10位までまとめておきます。

2014年　阿部野橋ターミナルビル タワー館、地上62階、高さ300m
第１位　横浜ランドマークタワー、横浜、地上70階、高さ296m
第２位　りんくうゲートタワービル、泉佐野、地上56階、高さ256m
第２位　大阪ワールドトレードセンタービルディング、大阪、地上55階、高さ256m
第４位　東京ミッドタウン ミッドタウンタワー、東京、地上54階、高さ248.1m
第５位　ミッドランド スクエア、名古屋、地上47階、高さ247m
第６位　JRセントラルタワーズ、名古屋、地上51階、高さ245.1m
第７位　東京都庁第一本庁舎、東京、地上48階、高さ243.4m
第８位　NTTドコモ代々木ビル、東京、地上27階、高さ240m
第９位　サンシャイン60、東京、地上60階、高さ239.7m
第１０位　六本木ヒルズ森タワー、東京、地上54階、高さ238.05m