![](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/1/7/17686019.jpg)
9月を迎えまちあるきがしやすくなるこの季節。ダンメン探しに出かける方もいると思われます。今回は見落としがちなテンシャタイプのダンメンについてお話しましょう。
まずはテンシャについておさらいしておきましょう。
「町家にぴったりくっつくようにビルが建てられる。すると町家で隠されている壁には何も仕上げができないわけですから、この町家が取り壊されるとなにも仕上げがされていない壁が出てきます。ちょうど町家でマスキングしたような形、これがテンシャ生まれたての姿。後になんらかの仕上げがされるのですが、時折はがしたまんまというテンシャも見られます。」(「消えた町家を追えーテンシャ」より)
このマスキングされた形がはっきりわからない状態だとテンシャタイプのダンメンは見付けづらくなります。例えばシルエットがぼんやりとしている場合。
![見落01](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/1/6138bcbd.jpg)
[見落01]
マスキング効果でわずかに外壁の焼けや汚れ具合に差が出ている場合。建物の影なのかダンメンなのか見分けがつかないことも。
![見落02](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/1/618bc350.jpg)
![見落03](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/7/4/746ee89c.jpg)
またキチンと補修されている場合はダンメンのプロ(?)であってもつい見逃してしまうものです。さて、わかりますか?
![見落04](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/7/7/77885fa7.jpg)
![見落05](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/4/2/424b89b6.jpg)
これらはおやっ?と思ったら壁が光を反射する角度から見てみること。すると反射の違いからダンメンが浮かび上がってくることがあります。
![見落06](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/8/684c5f18.jpg)
あるいはわずかについた筋からわかることもあります。
![見落07](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/5/d/5d4de666.jpg)
塗装での補修の場合は壁面一面に同じ色を塗ってしまえば済むのですが、これがタイルや左官になると色合わせは至難の業です。ダンメンの見つけにくさはダンメンを補修した業者の技量の高さを表しているとも言えるでしょう。
![見落08](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/e/b/ebda581e.jpg)
![見落09](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/8/3/833c9378.jpg)
他にも隙間に隠れていたり、小さすぎてわからないこともあります。
![見落10](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/5/e/5efe1311.jpg)
![見落11](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/4/3/43ab34d3.jpg)
![見落12](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/3/3/3397d626.jpg)
最後に特にみつけにくいダンメンを三題。
建物の模様と間違えがち。注意!
![見落13](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/a/6/a692b5c0.jpg)
小さい上、タイルの補修が絶妙なのでつい見逃しがち。注意!
![見落14](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/0/1/013a4463.jpg)
そして最後にこのダンメン。雨の日だけ継ぎ目に雨が染みてシルエットが現れる。あなどれじダンメン。
![見落15](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/1/6/16b48db1.jpg)
アンテナをピンッ!と張ってまちを歩いてみよう。思わぬところにダンメンが隠れているかもしれない。そしてそれはダンメンに限らないかも。
![](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/5/e/5e7765d7-s.jpg)
「町家にぴったりくっつくようにビルが建てられる。すると町家で隠されている壁には何も仕上げができないわけですから、この町家が取り壊されるとなにも仕上げがされていない壁が出てきます。ちょうど町家でマスキングしたような形、これがテンシャ生まれたての姿。後になんらかの仕上げがされるのですが、時折はがしたまんまというテンシャも見られます。」(「消えた町家を追えーテンシャ」より)
このマスキングされた形がはっきりわからない状態だとテンシャタイプのダンメンは見付けづらくなります。例えばシルエットがぼんやりとしている場合。
![見落01](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/1/6138bcbd.jpg)
[見落01]
マスキング効果でわずかに外壁の焼けや汚れ具合に差が出ている場合。建物の影なのかダンメンなのか見分けがつかないことも。
![見落02](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/1/618bc350.jpg)
![見落03](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/7/4/746ee89c.jpg)
またキチンと補修されている場合はダンメンのプロ(?)であってもつい見逃してしまうものです。さて、わかりますか?
![見落04](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/7/7/77885fa7.jpg)
![見落05](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/4/2/424b89b6.jpg)
これらはおやっ?と思ったら壁が光を反射する角度から見てみること。すると反射の違いからダンメンが浮かび上がってくることがあります。
![見落06](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/6/8/684c5f18.jpg)
あるいはわずかについた筋からわかることもあります。
![見落07](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/5/d/5d4de666.jpg)
塗装での補修の場合は壁面一面に同じ色を塗ってしまえば済むのですが、これがタイルや左官になると色合わせは至難の業です。ダンメンの見つけにくさはダンメンを補修した業者の技量の高さを表しているとも言えるでしょう。
![見落08](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/e/b/ebda581e.jpg)
![見落09](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/8/3/833c9378.jpg)
他にも隙間に隠れていたり、小さすぎてわからないこともあります。
![見落10](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/5/e/5efe1311.jpg)
![見落11](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/4/3/43ab34d3.jpg)
![見落12](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/3/3/3397d626.jpg)
最後に特にみつけにくいダンメンを三題。
建物の模様と間違えがち。注意!
![見落13](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/a/6/a692b5c0.jpg)
小さい上、タイルの補修が絶妙なのでつい見逃しがち。注意!
![見落14](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/0/1/013a4463.jpg)
そして最後にこのダンメン。雨の日だけ継ぎ目に雨が染みてシルエットが現れる。あなどれじダンメン。
![見落15](https://livedoor.blogimg.jp/michikusajp/imgs/1/6/16b48db1.jpg)
アンテナをピンッ!と張ってまちを歩いてみよう。思わぬところにダンメンが隠れているかもしれない。そしてそれはダンメンに限らないかも。
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- 吉永健一
- キョート*ダンメンロシュツ|勝手不動産/普段観光社
- 建築家。吉永建築デザインスタジオ所属。建築設計のほか建築イベントの開催やリサーチプロジェクトなどを通して知ら
れざる建築の魅力を世に知らしめる活動も行う。