今年最初の投稿作品発表です。3回目にして既に常連さんとなりつつ方もいらっしゃいますね。大変嬉しいです。そして、今回初めてご紹介させて頂く方の投稿もあります。徐々にみなさんトマソンをなんとなく探しながらのみちくさをしているのかな、と嬉しく感じております。
 今まで多数の物件を投稿頂いて、個人的に思ったのは

「一枚の写真で物件の状態を説明している」

写真がやはり選ばれやすいのかな、という事です。選考は「トマソン・リンク」管理人の吉野忍さんにお願いしてますので、実際のところどうかは分からないのですが、原則1物件に対して1枚のご紹介になってますので、どんなに素敵なトマソンであっても、写真5枚を見て「おお、こういうトマソンか!」というものよりもずばり1枚で分かる、というのは記事を書いている身としては大変助かります。
 もちろん、素敵なものであれば複数枚の写真でも構いませんので、引き続きお気軽にご投稿下さい。
 


 では皆さんからの楽しい物件の数々、ご覧下さいませ。

1.NPGさん「くっきり原爆タイプ」



(1)発見者:NPG(twitter: @N__P__G )
(2)物件の場所:東京、田村町(新橋)
(3)発見日時: 2006年4月29日
(4)発見についてのコメント:ものすごいカサブタ。

吉野 忍さんからのコメント
こんなのは初めて見ました。はがしきってないところに仕事のおざなりさを感じますが、それ以上にむしり取られたという力強さを感じますね。




2.NPGさん「行き止まり階段」



(1)発見者:NPG (twitter: @N__P__G )
(2)物件の場所:東京、湊
(3)発見日時:2011年2月19日
(4)発見についてのコメント:室外機の点検用なのでしょうか。

吉野 忍さんからのコメント
うーん室外機のために階段をつくるよりは室外機を地面まで下ろした方が安そうですが…。階段の踊り場の背後にうっすらドアの跡が残っているようなきがするんですが、錯覚でしょうか。




3.fuchi-QQさん「ダンメン/原爆タイプ」



(1)発見者:fuchi-QQ
(2)物件の場所:東京都墨田区京島2丁目25
(3)発見日時: 2011年11月13日
(4)発見についてのコメント: 東京最強のレトロ街、京島散策中に発見。(Google Mapでも手前の駐車場が見えるので、大分以前からこの状態かも)

吉野 忍さんからのコメント
ダンメンが2重にプリントされてるんですかね? 切妻屋根の方がまずあって、その後陸屋根に建て替えられて。いずれにせよ稀有な物件ですね




4.駅からマンホールさん「原爆タイプ」



(1)投稿者:駅からマンホール (Twitter ID:@Ekikaramanhole) Web:「駅からマンホール(http://ekikaramanhole.whitebeach.org/) 」
(2)物件の場所:東京都台東区浅草1丁目24(国際通り浅草一丁目交差点)
(3)発見日時:2011年11月8日
(4)発見についてのコメント:アダルトグッズ老舗のオリエンタル商会跡に現われた、出来たての原爆タイプです。

吉野 忍さんからのコメント
前面のアーケードのかけらのようなものがどうなるのかもきにかかります




5.Aki_Japanさん「無用庇」



(1)発見者:Aki_Japan (Twitter ID:@Akihiko_Japan )
(2)物件の場所:東京都千代田区岩本町3-1
(3)発見日時: :2011年10月27日
(4)発見についてのコメント:よく通る道で、あれなんだ、的にみつけた、ちっちゃい屋根。

吉野 忍さんからのコメント
なんと真新しいトマソンでしょうか





 今回は5件のトマソンをお届けしました。既に常連の風格があるNPGさん、駅からマンホールさんに加えて今回ご新規のfuchi-QQさんとAki_Japanさん、皆様投稿ありがとうございます。また、今回掲載されなかった皆さん、特に期間を区切っての選考でもないので、引き続きお気軽にご投稿下さい。ちなみにNPGさんの2作品は昨年東京カルチャーカルチャーで開催された「第2回みちくさ学会の発表会」でご紹介したものですね。

 この5件のうち、過半数が原爆タイプです。原爆タイプを語る上で欠かせないのが当みちくさ学会で吉永さんが執筆なさってる「ダンメン」カテゴリです。原爆タイプトマソンにビビッと来る方には特に、とても興味深い内容だと思いますのでもし未読の方がいらっしゃったら必読!ですよ。
 
 

トマソン投稿、引き続きお待ちしております。「これはトマソンなの?」という程度のものでも構いませんので、あまり構えずに気軽にお送り下さいませ。投稿についてはこちらの記事を読んで下さい。 

また、「トマソンって何?」という方はトマソン1回目の記事「もう一度、トマソンの話をしよう」をあわせてお読み下さいませ。





  • 川浪 祐

  • From Basshead For

  • 1975年生まれ。中学生の頃父親の書棚にあった「」を読んでしまい、トマソン探しの人生を送るようになる。元々は音楽やフェスの話などをしていたブログも今ではすっかり路上観察一色。