君に届け

【 ストーリー・あらすじ 】
見た目が暗く周りから「貞子」と呼ばれる黒沼爽子(多部未華子)は、クラスになじめないでいた。しかし、その外見とは裏腹にけなげで純粋な彼女に、誰からも好かれるクラスの中心的存在の風早翔太(三浦春馬)はひそかに好意を抱いていた。風早の言葉を励みに、爽子は徐々にほかのクラスメートたちと打ち解けるようになっていく。
【 出演 】
多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハル、ARATA、勝村政信
【 監督 】
熊澤尚人
【 感想 】
この映画「君に届け」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?少女マンガ「君に届け」を原作とした実写映画です。原作を読んでいなかったのですが、すっごく楽しめました。甘酸っぱい恋愛青春映画がお好きな方におすすめの作品です。
ちなみにエンドロール時とエンドロール後にもストーリーの続きが描かれていますので、そこもぜひ鑑賞してくださいねっ。
予告編を観てから、ずっと気になっていた作品
洋画が中心であまり邦画を鑑賞していない私ですが、本作は予告編を観た時からず~っと気になっていた作品です。正確なセリフは覚えていませんが、「風早くんのことが大好きなのに・・・」のようなセリフに惹かれたのがきっかけです。
それほど大したセリフではないかもしれません。しかし、言い方もあると思いますが気持ちいいぐらいのストレートな表現だったので、当時映画紹介のCMが流れた時には、毎回ついつい見てしまってました。
そして今回やっと鑑賞できたのですが、もう何というかびっくりするぐらい私のツボにハマっていて、鑑賞した翌日も再び観てしまったぐらいです。今ではDVDが欲しいなぁと思っています。
おそらく男性と女性で、印象だったり感じるものが変わってくるかもしれませんが、甘酸っぱい恋愛映画がお好きな方、あと友情ものがお好きな方におすすめです。機会がありましたら鑑賞してみてくださいっ。
主要登場人物(キャラクター)の紹介
黒沼爽子 (多部未華子)
黒くて長い髪という容姿から「貞子」と呼ばれている。
とっても純粋で思いやりのある15歳の女の子。
風早翔太 (三浦春馬)
爽子のクラスメイトで、爽やかな性格。
クラスの中心的存在で人気者。
吉田千鶴 (蓮佛美沙子)
爽子のクラスメイトで、義理と人情に厚い性格。
熱血型でケンカが強い。成績はかなり悪い。
矢野あやね (夏菜)
恋愛経験が豊富な爽子のクラスメイト。
空気を読むのに長けており、気が利くところがある。
真田龍 (青山ハル)
爽子のクラスメイトで、早風の親友。
野球部に所属している。千鶴とは幼なじみ。
胡桃沢梅 (桐谷美玲)
爽子とは別のクラスの生徒で、男子に人気がある。
中学時代から早風に好意を寄せている。
荒井一市 (ARATA)
高校の教師で、爽子のクラスの担任。
デリカシーはないが、生徒とは友達のように仲が良い。
黒沼爽子(多部未華子)、通称「貞子」
映画「リング」の貞子のような黒い髪の毛で、少し暗い性格からみんなから「貞子」と呼ばれている黒沼爽子。みんなからは不気味に思われていて、クラスに馴染めないでいたが、クラスメイトの早風たちと出会い、少しずつ彼女が変化していきます。
性格が暗く不気味がられていて、おまけに「貞子」というあだ名まで付けられてすごくかわいそうに感じました。ただ彼女は単に暗いというよりかは、感情表現だったりコミュニケーションが苦手なだけなんですよねっ。彼女なりに人と接しようと努力しているところが垣間見れたのが良かったです。

あとなんといっても性格がとてもいいんですよねぇ。すごく真面目で勉強もできますし、思いやりがあり優しくて、ものすごく純粋なんです。誰も見ていないところで、ゴミ拾いや掃除などしている姿にものすごく感動しました。
そんな黒沼爽子を演じたのが多部未華子さんです。ちょこちょこっとテレビで見かける程度で、特別注目していた女優さんではなかったのですが、演技力もありますし本作で彼女の魅力がものすごく出ていて良かったです。また彼女主演で映画が製作されればぜひ観てみたいです。

クラスの人気者 風早翔太(三浦春馬)
クラスに1人は人気者がいるものですが、それが爽子と同じクラスの風早翔太です。決して目立ちたがり屋というわけではなく、かっこいい容姿に加え、明るく優しく気配りができ、女性だけでなく男性からも人気があるのがすごいなぁと思いました。

そんな彼には好きな子がいます。それがクラスに馴染めていない爽子です。なぜ彼みたいな人気のある人が爽子を?と思うところですが、高校の入学式の日に道に迷っていた彼に道を教えてくれたのが爽子だったんですねぇ。
道を教えるというのは大したことではないと思いますが、桜の木の下で爽子が見せた笑顔はほんとに素晴らしかったです。一目惚れしてもおかしくないぐらい素敵な笑顔で、普段見せることのない本当の彼女の姿がそこにあったと思います。大好きなシーンの1つです。

友達になるためには
クラスで孤立している彼女ですが、先ほども言ったようにほんとに性格も素晴らしい子なんです。なので彼女のことをきちんと知れば、友達もできるはずなんですよねっ。そんな彼女に初めてできた女友達がクラスメイトの矢野あやね(通称:やのちん)と吉田千鶴(通称:ちづ)です。
ちょっと不良っぽい感じがある矢野あやねと、情にもろく熱い性格の吉田千鶴、この2人もすごく良かったです。爽子を含め全く性格の違う3人ですが、それぞれのキャラ設定がしっかりされていたので、ものすごく存在感がありました。

前半部分の1番の見所だと思いますが、爽子とあやねと千鶴の友情にはもう号泣してしまいました。トイレで矢野と吉田の悪い噂を言っていた生徒たちに、爽子が「今の言葉、取り消して下さい。」と言い放ちます。爽子のあやねと千鶴に対する思いが伝わってきて良かったです。
おそらく自分のことであれば立ち向かうことはなかったでしょうねっ。大好きなあやねと千鶴のことだったからこそ、彼女たちの名誉の為に、そして誤解を解くために勇気を出して立ちはだかったのだと思います。
そしてあやねと千鶴もいいですねぇ。爽子が揉め事に遭っていると聞きトイレに駆けつけ、爽子が噂を流していると言った生徒たちに「そんなの、貞子が言うわけないじゃん!!」と、怒りながら言ったのも感動しました。
そして屋上でのやり取りも良かったです。あやねの「もう一人でいることに慣れないでよ。」、千鶴の「知ってる?友達ってさ、気付いたらもうなってんの。私らもう友達だったんだよ。」と言うシーン、もう鼻水が出るぐらい感動してしまいました。ほんとにいい友達ですねっ。あやねと千鶴は不安定で弱い爽子を大きく包んでくれるような存在だと感じました。
おそらくこの時ぐらいからですかねぇ。あやねと千鶴はずっと爽子を「貞子」と呼んでいましたが、「爽子」に変わっていましたし、そして爽子も「矢野さん→あやねちゃん」「吉田さん→ちづちゃん」と呼び方が変わっていました。このことからも距離が縮まったのが伝わってきて良かったです。

タイトルの意味
私が本作を観たいと思ったきっかけとなった予告編で爽子が言った「風早くんのことが大好きなのに・・・」という言葉。爽子はほんとにいい子なので、ぜひ彼女の思いが届いてほしい、まさに「君に届け」と思ったのですが、逆だったんですねっ。タイトルの「君に届け」が風早の気持ちだったのにはびっくりしました。
風早はクラスの人気者で見た目もかっこいいし性格もいい、おまけに爽子にとって一番仲のいい男ですので、もう2人が結ばれるのは簡単だろうなぁと思っていたのですが、なぜだか全くうまくいきません。

風早は爽子と2人っきりになろうと奮闘するのですが、タイミングが悪かったりとなかなかうまくいきません。一番は爽子が恋に鈍感だからなんでしょうけどねっ。風早の気持ちを考えるとほんとに歯がゆいのですが、かといって誰が悪いというわけでもないので、余計に歯がゆかったです。
ただそんな中、観察力があって気が利くあやねが、要所要所で気を使ってくれたりしているところが良かったです。それがあるからこそ、爽子にいつもくっ付いて来る千鶴が、より邪魔に感じ歯がゆさが増していて良かったと思います。
12月31日の大晦日
毎年黒沼家の恒例となっている大晦日のお父さんが参加している演奏会、その演奏会を飛び出し風早に会いに行くところは良かったです。どう考えてもハッピーエンドになる雰囲気が漂っていたのですが、爽子を見ているとどうしても「がんばれっ!」って応援したくなるんですよねぇ。
ラストの告白も良かったですし、お似合いのカップルだなぁと思いました。個人的には前半部分の友情を描いたところが大好きなんですが、とても綺麗に締められていて良かったです。

- Comment(2)
- [ 日本映画 ] 邦画
- 2012/04/06
- 名無しさん
こんばんは、名無しさん。
コメントありがとうございます。
本作は爽やかな恋愛と友情があって
とても楽しめる作品ですよねっ。
参考にしていたたき、そして楽しんでいただけたようでとても嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2012/04/07
- パッチさん
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