以下の内容はhttp://labaq.com/archives/51930919.htmlより取得しました。


2021年04月30日 20:38

「精子の提供者で、成人した子供が連絡を取ってきた人に質問、どんなストーリーですか?」回答いろいろ

 

精子提供者のストーリー
アメリカには150近い精子バンクがあると言われ、精子の売買が最も盛んな国。
提供時には「成人した子供が連絡を取ってきてもいいか」に同意するかどうかの項目があるとのこと。

「子供が連絡を取ってきた提供者のストーリーを聞かせてください」
この質問に対する、海外掲示板の回答をご紹介します。

Men who have sold/donated sperm and gave permission for the child to contact you at 18, what is your story? : Reddit

●自分は大学にいる間の6か月間提供していた。週に2回。連絡を取られてもいいと同意した。もう20年くらい前のこと。
一度電話して聞いてみたら、自分の精子は24件の妊娠に成功したらしい。でも教えてくれるのはそこまでだった。
一度もDNAテストなどをしたことはない。

●自分は親ではなく、子供のほう。
生物学上の父親は精子提供して鑑定も同意していた。しかも18歳以上でなくてもよかった。数でいうと(全員は見つけてはいないが)53人の腹違いの兄弟姉妹がいた。
妹と自分が精子提供による子供だとは、自分は大学に入学するまで、妹は高2まで知らなかった。家族が多いことはさらに数年してから知った。
父親は2018年に亡くなったので会ったことはないが、大勢の半兄弟姉妹がいることがわかった。父親に会えなかったのは残念で、彼は毎年パーティで全員のことを知りたがっていたそうである。兄弟姉妹は別々に育ったけど支援しあっている。

●弟が人知れず数回提供していた。それから数年後に妻と自分はAncestry.com(DNAキットにより祖先や血の繋がりを調べてくれる会社)を試し、いったい自分たちの背景がどれくらい多様なのかを調べてみた。
なんと! 大勢(12人以上)から連絡が来て、かなり近い親戚だと言われた。かなり混乱して彼らの両親について尋ねてみた。全員が似たようなストーリーで、母親がシングルマザーで精子バンクに行ったということだった。
何が起こっているのか理解するまでそう時間はかからなかった。弟に電話して尋ねてみたら、何度か精子提供したと告白した。彼の連絡先を伝えていいか聞いたらOKだった。
彼らはみんな弟の顔をしていた。もう誰が父親かわかるほどに。
数年ほどして全員がつながりあった。20人〜あるいはもっといたと思う。弟が何人かに会ってみると、みんな気さくだった。
「近い」のに実際はそうでもない親戚が急に増えたのは、すごく奇妙な感じだった。

●70代の知人男性に、50代の男性から連絡が来た。
彼が言ったのは「僕はあなたの息子です。最近自分に遺伝病があることがわかったので、あなたの他の子供もテストすべきだと思います」

●自分は提供者だった。
4人の別々の子供が6か月くらいの間に18歳になったと連絡してきた。記録はオープンにされていたからだが、彼らの写真を見ると自分に似ていた。ついでに彼らの両親からも、どうしても希望していた妊娠に協力してくれたと感謝された。
でも、それくらいだね。いくつかの丁寧なメール交換をしたけど、それも止まった。
自分も何も求めなければ、期待もしておらず、単に彼らが存在してよかったと思う。さらに生物学的な父親と連絡をとれたこともよいと思う。他にもいると思うけど連絡をしてくたのはその4人だけだと思う。

●DNAテストがこの「同意」を強いるのを難しくしている。友人の父は80年代に提供して、何人かの子供らはDNAテストのあとに連絡をしてきたらしい。

●自分は提供を受けてできた子供である。
DNAテストをして、父親の自然に生まれた娘もDNAテストをしたので、「同意」からではなかった。すでに28人の兄弟姉妹がいて大きなショックだった。想像もしておらず、全く知らなかった。自分は38歳。
提供者(父親)と、ほとんどの兄弟姉妹にも会った。彼はクールな人で自分と同じ身振りが彼にも兄弟姉妹にもあった。かなり広い範囲の感情をみんなで共有したし、ポジティブな経験だった。

●元彼女の叔父が提供者だった。彼は子供らの両親に連絡して、子供が会いたがっているかを尋ねて、毎年夏になるとカリフォルニアのヨセミテでキャンプをして集まっている。最初の年に参加したけど、少なくとも10人がアメリカ中からやってきていたのでショックを受けた。
もう連絡もとっていないが、毎年彼に連絡をする人が増えていると思う。


ある日突然、兄弟が何十人もいると知らされたら……どんな感情になるのか想像するのは難しいですね。

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見
 
コメント欄を表示する(4)