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2020年04月18日 14:30

ロックダウン後に「元の状態に戻ってほしい」イギリス人わずか9%…アンケート結果

 

ロックダウンで変わったこと
国ごとに対応が違いますが、欧米の多くでロックダウン(都市封鎖)がなされています。

外出禁止や自宅勤務など手法も様々ですが、3週間ロックダウンが続いているイギリスでアンケート調査が行われたところ「元の状態に戻ってほしい」と望む人が、たった9%だったそうです。

Only 9% of Britons want life to return to 'normal' once lockdown is over

アンケートはロックダウン後の生活や精神状態に焦点を当てたもので、4343人が回答しましたす。

いくつか興味深い結果が出ているので紹介すると、

・54%:この危機から学び、国のために何か生活を変えるつもり。
・42%:食品や必需品などの価値について考えるようになった。
・38%:1から料理するようになった。
・61%:前よりお金を使わなくなった。
・51%:外気がきれいになったことに気づいた。
・27%:自然にもっと気づき始めた。
・40%:地域のコミュニティが強くなったと感じた。
・39%:友人や家族ともっと連絡を取るようになった。

ロックダウン後に変化したことがあまりに多く、パンデミックが終わったあとは元に戻ってほしいと思っている人はたった9%だったそうです。

驚くべき数字ですが、このことでイギリス国民が変化を求めていることを示唆していると専門家は伝えています。

元の状態に戻ってほしいとは思っていても、この状況から学んだことまで手放す気はないということなのでしょうね。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●ルームランナーに乗せられたネズミの競争社会から下りてみたら、「自分たちに何が必要か?」を考え始めたんだろう。
1時間も空港まで運転して行くべきなのか? そのあと飛行機に2時間も乗って、レンタカーで車に乗り、クライアントのところまで運転してから1時間の会議、レンタカーを運転して返し、また2時間飛行機に乗り、1時間運転して帰宅する。それもZOOM(オンライン映像会議)で1時間あればできることのためにね。
何かひとつ良いことがあるとすると、大幅に無駄な出張が減ったこと。

↑同意。うちの会社(世界中に1万人以上の従業員)は、今までの同じレベルの出張は今後はないと言った。リモート会議で足りている。

↑そうだよ。今は2020年なんだ。1920年じゃないんだ。

●もし全てのことに何か良い点があるとするなら、新型コロナの副次的影響は、通勤(通学)なしの世界を垣間見せてくれたこと。
そしてどれくらいの仕事が家で可能なのかもだ。
これが終息したら、盲目に前の状態に戻すのではなく、日常生活に予期せぬ利点が加えられる。

●ショッピングに行ったり、バーやナイトクラブに行かなくても気にもしない。普段から行ってなかったからね。スーパーの買い物だけが必要。
だけど外出禁止で外の空気、自然、人間関係が恋しい。世界の消費が減ることや、お金を費やさないことはいいが、ずっと身動きできないと気が狂う。

↑散歩は許されているし、広いスペースがあれば距離も取れるよ。

●ロックダウンの前はうちの通りはゴミ箱の場所と駐車スペースのために叫びあっていた。
今は、ヨーロッパ戦勝記念日のために、社会距離を保つパーティ(玄関口を装飾して座って飲む)が結成されているよ。いったいもう何が起こっているのかわからない。

●うちのお隣は大きなガーデンパーティをしたがっているよ。もう何年も両隣とも話をしたこともなかったのにだ。だがストリートワッツアップグループとかできて、お互いの買い物をしあっている。かわいいことだが、とても変だよ。

↑インターネット前の人々の生活のような。

●もうこれは支払いが滞るまでである。このペースの生活が気に入ってるが、経済的に問題のある人にとっては悪夢である。これは長期では持続できない。

↑同意。ロックダウンの影響は全員に公平に出ているわけではないということを人は忘れている。
中には有給休暇のように楽しんでいる人もいる。だが何もかもを失った人もいる。仕事はないし、未来もない。貯金も底をつき、家主にいつ退去させられるかもしれない。
家にいなくちゃいけないというとき、ウイルスではなくロックダウによって人生が台無しになっている人のことは忘れている。

●嘘はつけないが、自分はこのロックダウンを楽しんでいる。ITにいるので子供や妻と一緒にいれて、家でも仕事はできる。2時間かけて職場に行き、また2時間かけて家に帰ると息をつく暇もなくそれより良い。

●この10年はうつ病や不安症を抱えながら、ようやく昨年から楽しめるようになってきた。自分がようやく外向的になる方法を見つけた瞬間、世界は内向的でいるように決めたかのように思える。

●自分は元のように戻ってほしくないが、このままでもいやだ。

●それはきっとロックダウン後でもよい収入の人だ。


驚くほど世界が変わってしまったと感じる人が多いのは確かで、この状況によって得られたもの。

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