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2019年05月08日 12:55

「アウシュヴィッツを生き延びた3人が73年ぶりに再会…偶然にも刻まれたタトゥーは10番違いだった」

 

アウシュヴィッツ
第二次世界大戦を直接知る世代も減ってきましたが、アウシュヴィッツ強制収容所を生き延びた3人が「最後の証人」というプロジェクトのために73年ぶりに再会することになりました。

被収容者は腕に識別番号のタトゥーを彫られたのですが、集まった3人の番号は偶然にもたった10番違いだったそうです。

その力強い写真をご覧ください。

These 3 Jewish men arrived in Auschwitz on the same day, & were tattooed 10 numbers apart. 73 years later, @sandibachom photographed them meeting for the first time for the Last Eyewitness Project, as free men who survived to build families and prosperous lives. from r/interestingasfuck

アウシュヴィッツを生き延び「最後の証人」というプロジェクトのために集まった3人。

簡単な言葉では形容できない歴史の重みが伝わってきます。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●中学生のときにロサンゼルスでユダヤ人虐殺に関する博物館に行った。
私たちみんなにIDナンバーが与えられた。博物館にチェックポイントがあり、そこを通過するたびに自分に与えられた番号と実際に収容された人々の情報が与えられた。いったいどこの収容所に行ったかなどがわかった。
1日のツアーでチェックポイントを通るたびに、その番号の人がどんな運命をたどったのかを知り、最後にその遍歴を印刷したものを渡された。私のは生後6か月の赤子のものだったので、あまり多くはなかった。
最後に出口へ向かうと高齢者のグループが近寄ってきた。そしてあるナンバーを持っている人がいるかと尋ねてきた。友人のフィリップが手を挙げて、高齢の女性を紹介された。彼女の腕に刻まれていた番号はフィリップのものと一緒だった。いくつかの質問に親切に答えてくれた。とても現実離れした体験だった。

↑もしまだ見たことがないなら、映画「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」を見てほしい。スマホで見ないように。邪魔が入ったり一瞬もよそ見をせず見て欲しい。1秒たりとも見逃してはいけない。
ハロルドとモード 少年は虹を渡る - Wikipedia

↑とても感傷的になった。
うちの祖父は腕に数字のタトゥーが入れられている。だからいつも長袖を着ていた。38度くらいの好天の日でもね。
そのことは彼が亡くなるまで知らなかった。戦争捕虜で強制収容所に入られていたことを知らなかった。彼は生き抜くために生の玉ねぎを食べたので、玉ねぎを食べることを拒否していた。そして祖母は料理で省くことが難しいのでこっそり加えていた。当時に知っていたらよかったと思ったけど、きっと祖父は語らなかったと思う。

●アウシュヴィッツのタトゥーを見たことがある。4〜5年前の救急に運ばれてきた高齢の男性にあった。彼の家族はとても親切だった。自分はホロコーストの生存者に会うなんて思ったことはなかった。
彼の体は高齢によりよじれて小さくなっていた。そして彼を愛する人に囲まれていた。その時のことをふと考えることがある。彼が見たものやサバイバルしてきたことを。衝撃的な気持ちになる。

●こういうのを見るのは好きだ。

↑ふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ。長いこと考えてしまう。

●彼らが見てきたことを考える。

↑彼らが見たホラーを自分の脳は処理できないと思う。

●座ってこの3人と会話してみたい。彼らはすごいよ。

●真ん中の男性は20年くらい前から母校を訪れて当時の話をしている。今は91歳。だけど世界中あちこちを周って話をしている。15歳にときに家族と引き離されていろいろな収容所に行ったそうだ。ビルケナウ強制収容所ではメンゲレ医師の元で強制労働させられて助かったが、収容所にいる間につま先を失った。その後にアメリカに来て、子どものときに輸送されて助けてくれた女性と結婚した。彼は楽しい人で手品もする。収容所時代に部屋が一緒だった子に教えてもらったらしい。

●「全て記録に残せ、画像を残し、証人を得るんだ。なぜならいつか歴史のどこかで、どこかのバカ者が立ち上がって『これは起こらなかった』と言うから」 ―ドワイト・D・アイゼンハワー

●彼らの忍耐力や精神力に対する敬意を表現する適当な言葉がない。すばらしい写真だね。

●これはパワフル。

●憎しみと絶望を踏み越え、ほぼ不可能と思われる前進をしなくてはならなかった彼らの人生が幸せでありますように。彼らの笑顔が見られてよかった。


考えることは人それぞれだと思いますが、たった1枚の写真が多くの人に影響を与えていました。

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