アフリカ南部の国ザンビアにあるカジェム鉱山は、世界最大のエメラルド鉱山として知られています。
そのカジェム鉱山から、色も透明度も高品質な5655カラット(!)のエメラルド原石が発掘されました。
Stunning 5,655-Carat Emerald Found In Zambian Mine - YouTube
こちらが「インカラム」と命名された、5655カラットのエメラルド。
もはやカラットで言われてもピンと来ない数字ですが、1カラット=0.2gなので、つまり重さ1.1kg。
大きな結晶で透明度と色合いが秀逸なものは、非常に珍しいとのことです。
「インカラム」は、現地の言葉でライオンを意味し、ライオン・エメラルドとも呼ばれているとのこと。
今後シンガポールでオークションで競売される予定で、販売価格の1割を現地のライオン保護団体に寄付すると表明していることから、名前の由来もその辺りが関係していると思われます。
ちなみに史上最大の原石は2011年にブラジルで発掘されたもので341?……つまり180万カラットもあって圧倒的なサイズですが、結晶以外の母岩の部分も多いため単純比較は難しいですね。
(Bahia Emerald - Wikipedia)
カットされたエメラルドとして最大は、2012年にブラジルで発掘された「テオドラ」です。
(参照:驚きの5万7500カラット…史上最大のエメラルドが発見される)