農業を営む者にとっては、手塩にかけた収穫物がどれだけ大事なものかは言うまでもなく、天敵や天災から守ろうと常に必死です。
アメリカ・コロラド州の干し草の農場が落雷で火事になり、それ以上の延焼を防ぐためにトラクターで懸命に守ろうとする緊迫した農家の姿が話題を呼んでいます。
農業を営む者にとっては、手塩にかけた収穫物がどれだけ大事なものかは言うまでもなく、天敵や天災から守ろうと常に必死です。
アメリカ・コロラド州の干し草の農場が落雷で火事になり、それ以上の延焼を防ぐためにトラクターで懸命に守ろうとする緊迫した農家の姿が話題を呼んでいます。
Colorado farmer battles wildfires in tractor - YouTube
上空から見た干し草の農場。黒い部分はすでに焼失。
そこへ駆けつける収穫用のトラクター。これは2台目で……。
1台目はすでに現場に到着。
燃え盛る作物のすぐ隣を突っ走っています。
被害がこれ以上広がらないようにと、作物を刈ることで火の手から分断させているのです。
めらめらと燃えている横を走るその様は、かなりの危険を冒していることが見てとれます。
これを見ての海外掲示板のコメントをご紹介します。
●(投稿者)このアメリカの農家は、コロラド州で発生した干し草畑の野火を、命の危険を冒して止めようとした。
エリック・ハワードさんは、燃え盛る炎からほんの数mのところで、トラクターを使って止めた。近くに落雷したのが原因だが、80エイカーのうち30エイカーが燃え、50エイカーを守るのに成功したと言える。
↑農家の生まれだが、うちの近所でも小麦畑で似たような対策を取られた。そのときは落雷が火事の原因ではなく、畑の隅に止めていた新しいトラックの排気ガスが原因だった。
●なんてこった、かわいそうに。
↑自分も同情するよ。干し草の火事はとても恐ろしいんだ。同じことを自分がやるなんて想像もつかない。
●この男性は言い換えると、自分のお金が燃えているのを見ているんだ。あのトラクターを精一杯飛ばしてるのがわかるよ。
↑トラクターの運転手だけど、最初に思ったのはなんてあれが速く動いてるんだってこと。
↑1分毎に数百や数千ドルずつ失っていくとしたら、もうアクセルを踏み切るよ。美しくなくていい、やらなきゃならん。
↑それに彼はかなり近いところを走っている。ずっと炎の熱は感じていたはずだよ。
●彼らは保険も入っているんだよね。
↑もちろん。だがそんなシンプルな話ではない。作物の価値の証明など完全に100%戻るものではない。
●しっかり火を止めたようだ。
●さらにレベルが高いと、収穫しながらやるんだな。
●思ってもいないカッコいい姿に出くわしたと言う感じだ。あまりに引き込まれてこの男を応援してたよ。
●もう彼の農場は博物館になってもいい。
●動画を全部見たけど、うまくいったよ。幸運だったのは風にも助けられた。
●速く、速く! もっと速いとなお良い。
●いったいどれくらい失ったことになるんだろう。
●80エイカーのうち30エイカーというのは、年間の収入の40%を失うのといっしょだ。
とりあえずこの方法により、被害は最小限に済んだとのことです。
一歩間違えれば命に関わるだけに、難しい決断でした。
Farmer protecting his farm from fire.