以下の内容はhttp://labaq.com/archives/51791384.htmlより取得しました。


2013年06月01日 18:14

「オレたちがどれほどカワサキを愛してるか教えよう…」メジャーリーグの現地ファンが川崎宗則を熱烈に愛する4つの理由

 

ムネリンに対する海外の反応
イチロー選手への憧れが強いことで知られる、ムネリンこと川崎宗則選手。昨年、イチロー選手を追ってシアトル・マリナーズへマイナー契約するも、半年でイチロー選手がニューヨーク・ヤンキースへ移籍してしまう悲哀を味わいました。

そんな川崎選手、今年はトロント・ブルージェイズに移籍したのですが、そのあまりに強い個性とサービス精神ゆえに、現地ファンから猛烈に愛されています。

なぜそんなにも愛されているのか、現地ファンが語る4つの理由をご紹介します。

・川崎選手について熱く語る男性ファン。

Batting Stance Guy on Munenori Kawasaki - YouTube

彼はトロント・ブルージェイズが今どんなに面白いか、そして試合を見にいくべき4つの理由は、カワサキにあると伝えています。

・1つ目
ダッグアウトでカワサキダンスをする。

Toronto Blue Jays Munenori Kawasaki: Call Me Mune (Call Me Maybe) - YouTube

・2つ目
試合前にファントム・フィールディング練習をする。(試合中に盗塁の練習もする)

8/5/2012 川?謎の盗塁モーションで四球と笑い誘う - YouTube

・3つ目
お辞儀をする。(スタンドのファンもお辞儀で返してくる)

Kawasaki's diving grab - YouTube

・4つ目
投球の合間にこれをする(いわゆるトイレの座り方)

Munenori Kawasaki infield single vs Yankees April 2013 - YouTube

こうした一挙手一投足がたまらなく、最後に「なぜ他のチームもカワサキを25人くらい雇わないんだ!」と締めくくるほどで、カワサキがいるだけで試合を見にいく価値があると熱く語っているのです。

さて、そんな愛されキャラとなっている川崎選手ですが、先週(5月26日)のオリオールズ戦で、逆転サヨナラ2塁打を放ちヒーローとなりました。

その時のインタビュー(英語のカンぺつき)が、また面白すぎると注目を集めていました。


[FULL] Munenori Kawasaki's Post Game Interview - 26 May 2013 - YouTube

インタビュアー
「以前に川崎選手について、大半は彼が何を言ってるのかわからないけど、とりあえず場を盛り上げてくれると言ってましたよね。今日の午後はまさに盛り上げてくれましたね」

同僚の選手
「すごくいいプレイだったよ。ムネ、こっちへ来いよ、これはお前のインタビューだ」と

そこへ明るい川崎選手が登場。「何か言いたいことは?」と問われて
「サンキューベリーマッチ!マイネーム・イズ・ムネノリ・カワサキ。アイム・フロム・ジャパン。アイム・ジャパニーーーーーーズ!!!」

同僚選手
「もうオレはついていけないので去る」

すると川崎選手はおもむろにカンペを取り出し、「何が書いてあるの?」と聞いたインタビュアーのマイクを取り上げ、
「マイ・チームメート・ギブ・ミー・アン・オポチューニティ・ソウ、アイ・ウォンテッド・トゥ・ドゥ・サムシング・アバウト・イット」“My teammates give me an opportunity so I wanted to do something about it.”(チームメートからチャンスをもらったのでなんとかしたかった)


今までで一番偉大なインタビューだと、海外掲示板でも大ウケでしたので、抜粋してご紹介します。

●実は彼はもっと面白いんだ。
Munenori Kawasaki Dance 宗則 川崎 ダンス - YouTube

●この掲示板でニュー・ヒーローが生まれたな。オレらが求めていた、ぴったりのやつが現れた。

●ゲータレードでカンペがぬれちゃったじゃないか!

●たぶん続きがあって、間のポーズが長かっただけで、まだ言い終わってない気がする。

●悪気があってやってないのがいいと思う。それにこれがなかったら彼のことを知らないままだった。

●日本人はいつも自分らのことを「日本から来ました。自分はジャパニーーーーーズです」と自己紹介するようになったら、とても間が抜けているね。

●それは私に説明させて。カナダ人のウィル・ファーガソン氏が日本でヒッチハイクをした時のことを本に記しているのだけど、彼が旅行をして最初に気付いたことは、人々が彼を見ると「ガイジン」あるいは「ガイジンさん」と呼ぶことだった。そのときのことを彼はこう書いている。
『〜略 私は荒木さんが正しいと思った。「ガイジン」というのはラベルであり、「ガイジンさん」というのは役割なのだ。日本では人々はよく名前ではなく、相手の役割で呼ぶことがある。「おまわりさん」「郵便屋さん」「店員さん」という風に。
外国人の場合、いきなり外国の居住者という役割が出来てしまうのだ。(英語の言い回しである)「町の酔っ払い」や「村の愚か者」のようなものだ。そうして自分の位置を受け入れ、それをむしろ肯定して入りこむ。動揺はするが、それが日本をもっと楽しむ方法なのだ』
だから、カワサキ選手が自分を日本出身とか日本人であると主張するのは、彼がその役割だからよ。彼は日本の居住者という役割なの。野球選手でもあるけど国籍がかなり極端に強く彼のアイデンティティに結びついているのよ。野球選手だと言う前に、彼が日本人だという誇りを宣言する必要があるの。

●日本の長期滞在者としてそれは正しいと言いたい。日本人の典型的なセリフだね。長く日本にいるともう興味深いとか変だとは思わなくなったよ。単に彼は日本人してるだけだと思うだけかな。

●↑ちなみにテキサス人は自分のことをそう自己紹介するよ。
ソース:自分はテキサス出身で、テキサーーーーーース人である。(テキサスなまりが伸ばすことをシャレて)

●アイム・ジャパニーーーーーズ

●「オレはアメリカだ、アメリカ! U・S・A! U・S・A!」とか言いだしたら、なんと奇妙なんだ。

●自分も日本に住んでるけど、彼らは本当にそれをしているよ。
「あなたアメリカ人? 私ジャパニーズ!ナンバワン・ジャパニーズ・クールガイ!」

●土曜日にカワサキ選手がフィールド内にいるのを見たよ。彼はフィールドでもかなり面白いんだ。彼は2アウトを手でサインしていて、相手が気付くとお返しにお辞儀するんだ。早い時間にシングルヒットも打ったが、1塁の審判にお辞儀して、審判もお辞儀しかえした。かなり面白かった。もう彼のユニフォームを試合中に買おうと思っているくらいだ。これを見て、もう絶対に買うことにした。彼がトロントでファンにどう愛されてるか、どんなにハッピーかを読んでいる。土曜日は日本人ファンもすごく多くて、彼のシャツやユニフォームが飛ぶように売れていた。

●だいたい、あまり英語を知らないのに、チームに感謝の言葉を述べるとか、すごいと思うよ。

●それもとても一生懸命に。なんてすばらしい態度なんだ。しかもファンやみんなにチームに興味を持たせてる。

●偉大な人の兆候だ。

●爆笑、カワサキは面白すぎる!

●カワサキ大好きだよ。急激にこの日本人がお気に入りプレイヤーになったよ。

こうした無邪気なパフォーマンスはファンでなくとも楽しませてくれますね。今後の川崎選手の活躍に目が離せません。

Japanese baseball player delivers the greatest post-game interview of all time

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