以下の内容はhttp://labaq.com/archives/51783425.htmlより取得しました。


海外の反応 / zeronpa / URL
2013年03月12日 12:48

切ないとの声が殺到していた「酔っ払いの父親とその息子」という写真

 

「アルコール依存症の父親とその息子」00
何気ない日常の写真で心がかき乱されたり、悲しくなったりすることがあります。

「アルコール依存症の父親とその息子」と題された写真が海外サイトで話題を呼び、さまざまな意見が寄せられていました。

「アルコール依存症の父親とその息子」01
完全に酔いつぶれた親父を、一生懸命に引っ張る小学生くらいの息子。

何とも言えない、もの悲しさがあります。

ひとことでは表しにくいこの写真に、海外掲示板には多くのコメントが寄せられていました。

●なんてパワフルな写真だ。子供の決意が伝わってくるかのようだ。とても悲しいね。

●子供の頃、おばあちゃんを訪ねて行ったときのことを思い出すよ。3kmほど離れたところにジープが転がっていて、1〜2km先の道路の真ん中で気絶していた。

●子供にどんな傷を残しているか恐ろしいよ。アル中は最悪さ。

●これに似たような父親を持っていて、何度か家まで運ばなくちゃいけないこともあった。イライラすることもあったが、一生が台無しというのは言い過ぎだ。父親のことはいまだに気に掛けてるからね。この写真が正しいとは言わないが、世界で1番最低とも言わない。

●このバージョンならきっとみんなも元気になる。
「アルコール依存症の父親とその息子」02

●↑落ち込む写真には、こういうのが見たくなるのでコメント欄を見にきたんだ。

●悲しい話をする。僕は20歳のときに両親の元へ移り住まなければならなかった。フルタイムの仕事があったが妻に去られてからは、職場と家の行き来だけだった。仕事は夜だった。

父は僕が子供の頃から重症のアルコール依存症だった。失業は一度もせず、IBMに25年ほどひたすら働いていた。父は常に酔っ払いて、それも意地の悪い酔っ払いだった。アルコール入りでなけりゃコーヒーだって飲まない。

家に帰ってベッドに入ると、階段から僕に用事を言いつけるために叫び始める。僕が12時間働いてきたとか1時間運転してきて疲れているなんてことはお構いなしだ。たばこを買いに行かせるためだったり、他の用事だったり。僕は無視するけれど、階段の下に座り込んで酔っ払いの叫び声を上げ続ける。寝ようとしている僕に。唯一それを止める方法はだまって従うことだった。

あるとき父は自分の尿で汚れた下着を替えなければいけなかった。泥酔しすぎて立てない父が漏らしてしまい、それを替えなければいけなかった。そのとき再び同じことが起きたら、枕を自分の頭に当てて無視しようと決意した。勝手にしろという気持ちだった。

そして次にも叫び声が始まった。「お〜〜〜〜い、たーのーむよ〜。たすけてくれ〜」何度も何度も。そして止めないんだ。オレは無視を決め込んで寝ているフリをしていた。勝手に気絶するなり、自分で下着を替えるなり、酔って階段を上れんやつがすることをしてるがいいとそう思っていた。だが階段の上を「お〜〜〜〜い、たすけてくれ〜〜〜」という声が延々と漂ってくる。

泥酔した人間というのは、疲労しきっている若者が眠りにつくのと違い、起き続けている能力がある。とうとういつものようにあきらめて階下へ足を運んだ。
「何がいるんだ?」
「病院に行かないといけない」

親父は血の海の中にいた。内臓が出血していて直腸から流れていた。出血死しそうになっていた。オレは親父を車に運んで、恐ろしいスピードで病院まで飛ばした。緊急治療室ではトイレに親父を置いて出血させながら腕からは輸血をして死なないように必死だった。結局親父は1年入院することになった。その間は意識を回復したり失ったり、発作を起こしたり、心臓手術を受けたり、死ぬ前は幻覚を見るようになった。

これが僕ら兄弟や母を殴り、精神的に一生苦しめ続けてきた男だ。ときどきあのときベッドにずっといたらよかったと思うこともある。誰にも知られることもなかっただろう。
その写真の子供は小さいけれど、いつかその子もトラブルを地面に残して歩き続けてくれることを願うよ。

●アル中の両親を持つ子供として:彼らをそっとしておいてやってくれ。放っておいて大丈夫。アル中というのは、変な状況から有利に持っていくという超人的な能力を持っているんだ。

●ただし、それが5歳のときにはわからない。

●彼が思ってることは「何で立ちあがらないんだろ?助けなきゃ」だけ。

●2人のアル中の両親を持つ自分としてはこの感覚がよくわかるよ。1番最低だったのはひどい真実を理解したこと。誰も助けてくれないということ。なぜなら酔いつぶれた親なんかを気にする人はいないから。若いときにそういう責任がのしかかることほど孤独を感じることはなかった。
だが強くなる、そこから学んで要領もよくなる。今は33歳で、たぶんこれから一生かけて失った時間を取り戻そうと思う。だから自分が未熟で無責任で子供っぽいと言われたら、ニヤっと笑って「そうさ!それが気に入ってるのさ!」と言って無視するよ。

●これを見て1番落ち込むことは、この子供がいつか父親と全く同じポジションにいるチャンスがかなり高いということだ。

●「気持ちがわかる写真だ」

●「全くだ、オレの息子はいつも酔っ払ってるときに引きずり回すんだ」

実際の背景や、この後どうなったのかなどは何もわからないのですが、心打たれるという人が数多くいました。

考えさせられる写真です。

An alcoholic and his son.

スティーブン・R・コヴィー
売り上げランキング: 7 位

関連記事

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(0)