日本や韓国は、成人後に親元から巣立っていかない若者が多い国だそうですが、この不況から、欧米でも同様の問題が増えてきているようです。
イタリアで41歳の息子を家から出ていかせるため、両親が弁護士を立てるというニュースがありました。
日本や韓国は、成人後に親元から巣立っていかない若者が多い国だそうですが、この不況から、欧米でも同様の問題が増えてきているようです。
イタリアで41歳の息子を家から出ていかせるため、両親が弁護士を立てるというニュースがありました。
ベネチア在住の年老いた夫婦は、41歳の息子が家から出ていかないことに耐えられず、ついに弁護士を立てて、実家から追い出す措置に訴え出ました。
よくあるケースと違うのは、この息子は無職というわけではなく、定職を持ち安定した収入を得ていることにあります。
それにもかかわらず実家を出ていかず、母親に食事の用意をさせたり自分の服にアイロンをかけさせていたそうです。
弁護士は10日以内に住まいを見つけて、家から出ていくようにとの立ち退き命令を提出しました。これに応じなかった場合、法廷闘争に持ち込んだ上で立ち退きの強制執行を要求するつもりとのことです。
父親は弁護士を通じ、「もういつまでもこんな状態を続けられない、妻がストレスで入院してしまった」と伝えています。
以前にもこの弁護士は、「仕事も収入もありがなら一向に出ていかない息子」という、似たケースを取り扱ったことがあり、これを知った両親がすがってきたそうです。
昨年に発表された調査によると、イタリアの18〜39歳の若者の両親との同居率は48%に上ると言い、その他の欧米諸国でも、親元に頼る子供の増加は社会問題となってきているようです。
Italian parents bring in lawyers to evict 41-year-old stay at home son