見るからに不自然というか、近寄ったら取り込まれそうな気さえする、この緑の塊。
南米アンデス山脈の標高3,200m〜4,500mに生息する常緑の多年生植物で、「ヤレータ」と言うそうです。
セリ科の一種なのですが、成長速度は遅く、多くは3000歳を超えています。
見るからに不自然というか、近寄ったら取り込まれそうな気さえする、この緑の塊。
南米アンデス山脈の標高3,200m〜4,500mに生息する常緑の多年生植物で、「ヤレータ」と言うそうです。
セリ科の一種なのですが、成長速度は遅く、多くは3000歳を超えています。
1.
アンデス高地の植物だけあって栄養の少ない乾いた土地でも育ち、土壌はアルカリ性・酸性問わないそうです。
2.
荒涼とした土地に、モコモコした緑の植物が生えているのって、何か不思議ですよね。
3.
高地の植物特有の強い日射量が必要のため、日陰では育ちません。
4.
近づくとカリフラワーっぽい感じも。
5.
熱を逃がさないため小型で、成長速度も非常に遅いそうです(年に約1.5cm)。
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近づいてみたところ。
7.
日照条件の良い岩壁にもびっしり。
8.
ちなみに良く燃えるため、他に燃やすところのないこの地では燃料として使われることが多かったそうですが、成長が非常に遅いことから現在では採取は禁止されてるとのこと。
過酷で不毛な地で、これだけ緑でもこもこしたものが育つと言うことに、植物の持つ生命力の凄みを感じます。
(2011/9/6)追記:コケという記述をセリ科の植物に訂正しました。教えてくださった方、ありがとうございます。