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2011年08月24日 12:03

「初めて人にされた親切ってどんなこと?」それぞれの忘れられないエピソード

 

親切
世知辛いことも多い世の中ですが、親切を受けることだってたくさんあります。

たとえ小さなものであっても、思いやりというのは温かい気持ちになるものですよね。

海外サイトで盛り上がっていた、「自分にとって一番心温まった初めての経験はどんなものだったか」という投稿をご紹介します。

以下、各々が受けたと言う親切をご紹介します。

・小学6年生のときの理科のクラスでのこと。グループの中にとにかく嫌がらせをしたり、からかったりしてくるやつが2人いた。友達にそのことを愚痴ったりはしたけど、先生には言わなかった。その理由は他の子たちからすぐにチクるやつだとか、弱虫だとか思われたくなかったからだ。
 ある日、急に先生が席替えをすると言い、僕は一番仲の良い2人と一緒の席になった。そんなことは今まで起こったことはなかった。後から知ったのは、その前日に2人が先生のところへ行って、僕の抱えていたトラブルを訴えてくれて、特に僕が言いつけたかのような方法はとらないで欲しいと頼んでくれたらしい。
 それほど人気者じゃなかった僕にとっては大きなことで、それを知ったときは心から感謝した。それが僕にとって初めての、そういった経験さ。

・今日ピザ屋にいたとき、天井にたくさんのバルーンが浮いていて、ジャンプして取ろうしたんだけど、ひもの端に指が引っかからなかっった。そのあとゲームコーナーに行って大人げなく遊んでいたら、7歳くらいの女の子がバルーンを持ってやってきて「はいどうぞ」と渡してくれた。そんな良いことはめったに起こらない。

・「大人が7歳の少女から風船を取りあげた」

・どうやって7歳が天井から風船を取ったんだ。

・中学2年のとき、僕はオタクっぽかったので結構クラスでからかわれたりした。ある日、後ろに座った2人が聞こえるように僕の話をしていたので、わからないように本で顔を隠しながら泣いていた。すると、今まで僕としゃべったこともない隣に座っていた男子が、後ろの2人に向かって「お前らいったいどういうことなんだ」と言ってくれ、それ以来その2人は僕のことを話すことはなくなった。

・家を買うとき、継父が前金2万ドルを払ってくれると提示してくれた。初めてのことじゃないけど、最初に頭に浮かんだことなので…。

・僕は人気者だったことはないけれど、一緒に遊んでくれる数少ない友達がいた。彼らにくっついてちょっとずつ付き合いの幅を広げた感じだ。ある日、パーティに行く友達の1人について行ったら、そこのパーティ主が「やあ、君も楽しんでいくかい?」と誘ってくれて、そこでいろんな人に会って、今の彼女ともそのとき出逢った。今でも彼に会うたびに感謝している。

・高校1年のときに、いつもガミーベアー(クマの形をしたグミ)を食べていた女の子と仲良くなった。クマの形があんまりかわいいので食べるのが悪い気がすると言ったら、翌日私が食べられるように頭を全部切ってあるガミーベアーを1袋持ってきてくれた。そんな思慮深いことをしてくれた友達はそれまでいなかった。

・なんかその頭切断されたグミは楽しくもあるが、気味が悪いな。その友達はアダムス・ファミリーのウェンディなのか。

・それは親切とホラーが同時に入っている。

・今でも友達なのかい?

・あとから喧嘩して仲直りしたけど、前のように仲良くとは行かなくなった。

・ガミーベアーの頭を持って訪ねてみるといい。

・落第した教科の参考書を買ってくれると、お金を提示してもらったこと。ついでに6時間も勉強を教えてくれた。

・小学5年生のとき、バスの中で殴り合いのケンカになった。オレが始めたケンカじゃなかったけど防御しなくちゃいけなかった。でも相手のほうがひどい怪我をして口や鼻から血を流したので、オレが始めたわけじゃなくても罰を受けた。
 友達と一緒のバスの乗れなくなり、嫌いな奴ばかり乗ってる別のバスに乗ることになって、すごく嫌だった。しかも親から1ヶ月遊ぶことを禁止された。ケンカの2日後、自分の仲良かった3人の友だちがオレのせいじゃないと母親に説明をしてくれて、そのおかげで禁止が解かれた。しかも母親が学校に出向いて説明してくれたので、元のバスに乗れることになった。真の友達だと思った。

・数年前、妻に浮気されて最低な気持ちだったときのこと。何年も前からの知り合いだった妻の友達が夕食に招待してくれた。ステーキを買ってくれて赤ワインを飲んで、楽しい会話を持てた。その後ベッドで抱き合ったけど性的なことは何もせず、誰にも言わなかった。自分が人間に戻ったような気になれたよ。

・僕が6歳のときのこと。兄貴は11歳で週に2ドルの小遣いをもらっていた。何ヶ月もそれを貯金していて、兄貴はすごい金持ちだと思っていた。ちょっとは期待したけど、なんと僕の誕生日にそれを全部はたいてすごい高いリモコンカーを買ってくれたんだ。いまだにそれが最高のプレゼントだ。

・小学1年のときバスで小学校に通っていた。ハロウィーン前だったと思うが、母親に買ってもらった吸血鬼のピンバッジを付けていた。誰かがそれをTシャツから引きちぎり、窓から放り投げたので僕はショックを受けて、もうそれが永遠に失われたと思って泣き出した。そうしたらバスの運転手がその子を怒鳴って、一緒にそのバッジ探しを手伝ってくれた。僕のことなんて知らなかったのに、バスを停めて探してくれたんだ。

・パリにいたとき、英語を一切しゃべれないスペインの女の子が恋人のふりをしてくれた。僕はスペイン語を話せず、2人ともフランス語もしゃべれなかったけど、一番ロマンチックな思い出だ。

・かなり大きなインパクトがあったことだけど、20歳くらいのとき、すでに何年もつきあっていた彼女がいた。彼女は僕にサプライズ・パーティを開いてくれた。それ自体は珍しくないけど、すごい努力をして、しばらく会っていない友人を25人くらい集めてくれ、さらにそれを僕に隠してサプライズにしてくれた。友達に会ったときの、そのセンセーションは今でも忘れない。

・中学生の頃の僕は、醜くて貧乏でクサいやつで、いつもいじめられていた。遠足でマクドナルドに寄ったとき、お金が足りなくて好きなものも買えなかった。そうしたら人気者のひとりが僕が何も言わないのに小銭をくれて、それが人生を変える経験になった。

さすがに「最初の親切」となると思い出せない人も多いようで、「最も印象的な親切」を語っている人も多いようでしたが、やはり他者から受ける厚意というのは良いものですよね。

他人からすれば大したことではなくても、タイミングや受け取り方しだいでは人生を左右したり、何年も経った後からでも思い出すような大切なエピソードとなるようです。

That's the nicest thing someone's ever done for me.

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