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2011年06月11日 19:41

海外で話題となっていた「日本人はフランスに行くとパリ症候群になる」の報道

 

パリ
メディアやインターネットが発展し、世界の情報がいとも簡単に入るようになりましたが、実際にその土地へ行かないと現地の空気まではわからないものです。

カルチャーショックはどこの国へ行っても少なからず経験するものですが、「日本人はフランスに行くとパリ症候群になる」というBBCの報道が注目を浴びていま した。

パリ症候群というのは、カルチャーショックの一種で、Wikipediaにも記載されています。(パリ症候群 - Wikipedia

期待に胸をふくらませてフランスに来たものの、実情は現実とは程遠く、そのショックから精神的に疲弊してしまうと言うもので、特に20〜30代の日本人女性が陥りやすいとのことです。

BBCの記事を受けて、海外サイトでは「日本人はパリの現実にショックを受けて帰るんだ」と話題になっていました。

他の諸外国からフランスはどう見えているのかと言う視点も踏まえて、海外掲示板のコメントをご紹介します。

・パリの現実にショックを受けて圧倒されるだけでなく、フランスの文化そのものにも日本人は戸惑うようだ。日本の文化はかなり厳しく形式ばっていて、それが日本人にとって問題となる。似たものにエルサレム症候群と言うのもある。(エルサレムを訪れた旅行者が、自分は神の子や預言者であると思い込んでしまう精神的症状。多いときは年間200人以上がかかる)

・「フランスの文化はかなりリラックスした、くだけた感じである」これには、かなりイラッとさせられる。フランス人と会議すると必ず15分遅れてくる。4時に会議があっても4時15分より早く来ることはない。何でなんだ?

・3時45分から始まるって言えよ。

・そんなことをするとフランス人は、すぐに相手の真意を読み取って結局4時15分に現れるさ。嫌味に4時16分に現れるかもな。

・じゃぁ3時30分に来いって言えよ。

・3時じゃやつらはまだランチを食べてる。

・どうすりゃいいんだ。

・4時に会議と言って、僕が4時半に現れたら、やつらは「15分遅い!」と怒る。

・そんなこと言ってたら、プエルトリコ人のラテン・タイムなんて比較にならないぞ。時間を伝えたら、だいたい1時間後のことだ。

・アジア系主催のパーティに行った。パーティは12時からで、アジア系の客とヒスパニック系の客が呼ばれていた。するとアジア系の客は11時に現れ、なんで食事がないのかと疑問に思い、ヒスパニック系の客は4時に現れ、どうして食事が全部なくなってるのかと疑問に思うのさ。

今日僕はフランス人が最悪すぎて、日本人をノイローゼに追いやることを学んだ。

・今日僕は日本人がなよなよした弱い連中で、現実世界に遭遇するとショックに陥るということを学んだ。

・しかし戦争を始める勇気があったじゃないか。まだアメリカは始めたことはないんだぞ。

・日本に行ったことがあるかい?あの国の異常さはすごいよ。安全だし清潔で、全員が馬鹿馬鹿しいほど礼儀正しい(フリだとしても)。東京のど真ん中にある店の数々は、監視モニターもなしに商品が手に届く場所に陳列してあって、客が持って行って払うことになっている。そんなことをロンドンやニューヨークでしてみろよ。酔っ払いは安心して公共で気絶できる。もしおれがそんなところで育ってたら、そりゃ外にでたらカルチャーショックになると思うさ。

・ある意味それは恐怖かつ、ワンダフルだな。

・フランスに2度ほど行ったことがあるが、人々はいつも礼儀正しく助けてくれた(ウェイターを除く)。僕がカナダ式フランス語を少ししゃべるのが良かったのもあるが、忘れられないのは年配のおばあさんが地下鉄で止まって道を教えてくれたことで、彼女がわからないときは彼女は他人を止めて助けてくれた。フランスのルールだ。

・フランス人はカナダに甘いんだ。

・自分はアメリカ人だが、パリで出会った人はみんないい人で礼儀正しかった。下手なフランス語でしゃべると良い感じで笑われて英語で話してくれた。サンフランシスコ出身だけど、それを言うと受けがいい感じだ。

・フランス人はカナダ人のフランス語をおもしろいと思っているようだ。気に入られる。

・パリに6ヶ月留学した。そこで出会った人はみんな落ち着いていて、礼儀正しかったよ。最初はほとんどフランス語が話せなかったけど、いい場所だった。毎日学校の帰りに店に寄って、美味しいフランスパンのサンドイッチを買った。店を切り盛りしている女性もお気に入りだった。中年の女性でスタイリッシュで美しかったけど英語はあまり話せないようだった。
 あまり通じなかったけど、それでもいつも僕の気持ちを盛り上げてくれた。時々友だちを連れて行って、いかにその店を気に入ってるかをよく話していた。そのうちフランス語がちょっとはマシになり、オーナーの女性と会話が少しできるようになった。その頃にはもうアメリカに帰る時期で、ヘタなフランス語で帰国しなくちゃいけないことを伝え、彼女と彼女の店が恋しくなると言った。そうしたら彼女は泣き出して、彼女はアメリカの大学を出て英語が堪能だと告白した。いつも友だちに彼女と店を褒めるのを嬉しく聞いていたそうだ。
 僕は彼女が英語はあまりわからないだろうと思って話していたので少し恥ずかしくなったけど、感謝の気持ちが通じて同時に嬉しかった。ランチタイムの混雑時にカウンターの後ろに連れて行かれ、お気に入りのサンドイッチの作り方を教えてくれた。そしていつでもパリに引っ越したくなったら彼女の店で働いていいと言った。格別に感動した。パリジャンは最高だ。

・「HAHA!英語は話せるわよ、バカね。ずっとこっそり何ヶ月も盗み聞きをしてやったわ。英語で話したくなんかないから」なんて美しい話だろう!

・そのサンドイッチ女性はスパイなのか。

・女性が君とすごい関係になり、アダルト・ラブストーリーに発展することを期待したのに。

・フランスに1ヶ月住んだが、3日で帰りたくなった。すごい多くのフランス人に怒鳴られた。日本語が話せたので日本人とのネットワークを結べて気が狂わずにすんだ。

・思うところ、ポジティブなコメントをしているのはアメリカ人やカナダ人といった白人で、フランス人と交わりやすい。アジア人はフランスでは目立つのでトラブルになりやすく、フランス語を話せない日本人観光者は詐欺のターゲットになりやすい。

・日本人観光者は世界でも簡単なターゲットだよ。見つけるのが簡単でとてもフレンドリーで騙されやすい。外国に行く前に外国人に失せろと言えるようなレッスンをすべきだと思うね。

・オーストラリア人として、「失せろ」と教えるインストラクターの仕事に就きたい。我々の悪い言葉遣いが、なかなか良い履歴書となると思う。

・ピクサーは映画で、パリはドブネズミではびこってると伝えていたよ。

・パリジャンの私としてはちょっと悲しい。私たちは人と違うだけでフレンドリーなのに。

・100万人中12人だけだぞ。多分その12人の方がおかしいんだ。

なんだって?世界でも驚異的な「なんじゃこりゃ?」と言う文化で満ちあふれた日本の人々がショックを起こすだって?フランスは行かないでおこう。

・フランス語を話すカナダ人だけど、この5月に初めてフランスに行ったら、私が思っていたようなところではなかった。汚くて、夫と私は画家からも嫌がらせされた。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカと旅行をしたけれどパリの通りが一番ひどかったと思う。観光者への嫌がらせや盗み、その他ひどいところを見た。怒鳴ったり触られたりすることのない国から行くとパリが期待はずれだってことは理解できる。

・フランス人でパリに住んでいる。この町は最悪で早く出たい。

・去年パリとローマに言ったが完全に違う2つの世界だった。パリでは英語をよく知っていても話してくれず、ローマじゃ英語をよく知らないのに話してくる。

・そしてエジプトに行くと反応があるまでいろんな言語で話してくる。そしてなんとかその言語でモノを売ろうとする。

・エジプトでの値段交渉はこんな感じだ。
相手:「250」
あなた:「10なら払う」
相手:「わかった、じゃぁ100だ」
あなた:「10」
相手:「OK]

・僕の経験からはこんな感じだった。
相手:「250」
あなた:「150?」
相手:「150の支払いじゃうちの子どもが飢えてしまうよ」
あなた:「じゃ、さよなら」
相手:「待ってくれ、50で3つはどうだ?」

・スイスへ行けばどの言語でもしゃべってくれるよ。

日本以外の国から見たパリの印象もあって興味深いですが、感じることや思うことはそれぞれ違うようです。角度を変えて見るのもまた新鮮ですね。

いずれにせよ日本の感覚のままで海外に行くと、格好のターゲットとなりやすいので気をつけましょう。

TIL that Japanese people who visit Paris

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