スピード違反の取締装置はいろんな国に設置されていますが、カメラの性能もかなり進歩しているようで、5つの違反を1度に検知するカメラがヨーロッパに出来たようです。
5つの違反がいっぺんに取り締まれる脅威のスピードカメラ
ASSETと呼ばれるこのカメラは、なんと車内で運転者がシートベルトを装着しているかどうかまで検知できる優れものだそうです。
さらに前の車との車間距離も検出し、スピード違反はもちろんのこと、ナンバープレートを読んで自動車税の支払い状況、自動車保険に加入しているかなどのデータまでが、即時にわかるとのことです。
トレーラーにマウントされた形のこのデバイスはGPSシステムを介してさまざまな写真を撮り、警察のコンピューターに提出することで、すぐに起訴が出来るようになっています。
710万ポンド（約9.2億円）を投じて作られたこのカメラは現在フィンランドで試験中で、2013年にはヨーロッパ各地に投入される予定です。
車に関わりの大きい団体はこの新しいデバイスに戸惑っているようですが、車間距離をとらない運転は危険だという認識があるため、その違反を取り締まれることは歓迎しているようです。
道路の安全を守るための機械として期待されていますが、検知力の精度や、どれくらい公正に使われるかなど、さまざまな可能性の確認をしていくそうです。
交通規則を守るのは当然の事とは言え、さすがに違反が5つもいっぺんに来るのは応えそうですね。
New camera can catch motorists committing five different offences
