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2010年10月22日 15:19

目も耳も不自由な旅人、世界中をまわる

 

盲目の旅行者00
旅行が大好きだというトニー・ガイルスさん30歳は、今まで旅したその距離は28万キロ、訪問した国は54カ国にものぼります。

旅行好きの人はたくさんいますが、トニーさんが他の人とちょっと違う点は、目も耳も不自由だと言うことです。

盲目の旅行者01
トニーさんは全盲の上に耳も補助をつけないと80%聞こえません。腎疾患のために最近腎臓移植も行ったと言う彼は、ずっと一人旅を続けています。すでにアメリカ50州全て、カナダ10州全てを網羅しており、次のチャレンジは南極大陸だと言います。

旅の記録を本にもしており、ニュージーランドではバンジージャンプを、ニューオーリンズでは飲んだくれるなど魅力ある紀行文として「僕の世界の見方」と言うタイトルで出版されています。

盲目の旅行者02
そこには盲目の男性から見た世界や経験が書かれています。そのチャレンジ精神には感嘆するものがあり、冒険には危険やドラマや発見があり、障害を乗り越えながら限界を超えた夢の叶え方をしています。

全ての国に行くと決めているそうで、3年かけて54カ国をすでに回り、ハンデキャップが人を止める理由にならないことを証明していると述べています。

盲目の旅行者03
彼によると、旅というものは目で美しい景色を見ることだけでなく、人と接し、いろんなものに触れ、知らない食事を食べ、新しい音楽を聴くなど、体中の感覚を使うことでもあるとしています。よその文化に触れることで出発前よりも何かを知って帰ることになると伝えています。

また、自分が盲目ながら旅が出来るのは、次の4つがあるからと語っています。「自信」「旅行をしたいと思うこと」「しっかり動けるということ」「しっかりした計画」。誰でもこれらがあれば旅が出来ると考えています。

健康でいてもなかなか世界中を巡るのは難しいものですが、夢を自分の意思でかなえていくという彼の姿は、とてもまぶしく見えます。

Globe-trotter travels 280,000 miles ? despite being blind and deaf

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